「初恋の悪魔」6話、記憶を失くした鏑木と過去とつながる事件、馬淵が気づいたこと

鏑木はもう一人の鏑木になったまま、東京にいた。たまたま仕事で居合わせた鹿浜が声をかけるが、

 

鏑木は初対面のように接してきた。そして、「私の家」と言ってネットカフェへ案内してきた。

 

鹿浜が帰った後も、鏑木はネットカフェで過ごしていたが、時間が来てしまい店員に起こされた。

 

コンテンツ

記憶を失くした鏑木

鏑木は眠りにつく前に、2杯のソーダを用意した。隣には誰もいないが、「おかえりリサ」と乾杯していた。

 

リサとはだれなのだろうか!?そして、記憶を戻した鏑木は馬淵の部屋にいた。警察では鏑木が来ていないことが広がり、

 

鹿浜が昨日会ったばかりなので、探しに出ていた。しかし見つからないまま、小鳥の尾行にも気づかずに

 

探すのをあきらめ、家に帰り「失恋を直す方法」を小鳥に聞いていた。長くて一生。もしくは次の恋。

 

と言われ、その「無現ループ」の恐ろしさにおののいていた。一方で記憶が戻った鏑木がいるとは知らず、

 

鹿浜は帰宅して、真っ暗な部屋にいる鏑木に驚いた。今度は知らないうちにTシャツにシミがついていることや、

 

自分じゃなくなる間隔が短くなっていることを怖がっていた。そして、以前長く記憶がなかった時、

 

手にしていた会社に2人で訪ねることにした。そこは町工場で社長らしき人も、その妻らしき人も鏑木が元気でいることを喜んでいた。

 

しかし、そこに帰宅した女性は鏑木を歓迎していなかった。鏑木のせいで「リサ」という女性は大変な目に遭ったらしいことが分かった。

 

家に帰り、洗濯物を取り入れている途中の馬淵だったが、そのすきにまた鏑木の人格がいれかわり、

 

今度は鹿浜の家に来た。昨日のお礼だと言い、アイスを持ってきたので鹿浜は自宅に招き入れた。

 

■キャスト

 

もう一人の鏑木の過去

もう一人の鏑木は、工場であった女性がなぜ起こっているのか知っていた。そして、それが自分のせいであることも。

 

鹿浜は最初に、自分の見立てとして、「君の中には2人の君がいるのか?」と尋ねると、鏑木は素直に認めた。

 

そして、もう一人の鏑木が胸の内にしまっておきたいことを、話したほうがいいと促した。

 

すると、鏑木が家出をして、東京へ来たとき、だんだんお金が無くなり、最後には80円になった時、

 

一人の女性が手を差し伸べてくれた。それが「リサ」だった。彼女の家は何もなかったが、冷蔵庫だけは食べ物でいっぱいだった。

 

そして、お腹がはちきれるくらいに食べさせてくれた。そのままお礼もできないまま帰ろうとすると、

 

ここではお礼はいらない。ただ「ただいま」「お帰り」が言えればいい。と言って、住まわせてくれた。

 

その後もリサは同じような、境遇の若者を連れてきては、好きなだけいさせて、食べ物を与えてくれた。

 

自分は一生懸命働き、それでも足りない時は、自分の持ち物を売るなどして、お金を工面した。

 

しかし、そんな生活は長く続かず、近所からの通報で、また一人、また一人と親元へと返されたのかいなくなった。

 

そして、お金が工面できなくなった時、ある人のところへ行くようにリサに頼まれた。

 

しかし、そこで鏑木はもう一人に戻ってしまい、自分が持っているメモの意味がわからなかった。

 

そして、次にリサを見たのは3年前、少年の刺殺体の容疑者として、追われるリサの姿だった。

 

それを追っていたのは、朝陽だったのだ。しかし、リサは絶対にやっていないと言える自信があったので、

 

朝陽にそのことを伝えたが、取り合ってもらえなかった。そして、追われるリサに威嚇発砲した朝陽の銃弾が、

 

物陰に隠れていた鏑木の胸の上に当たり、意識を失ってしまった。

 

■キャスト関連ドラマ

 

森園が追う事件と3年前の事件、そして馬淵がきづいたこと

森園は鹿浜に、協力を求めてきた。国選弁護士として最後に担当した、5年前の事件について真実を知りたい。

 

と、言ってきた。少年はアイスクリームを買いに行くとコンビニに行き、行方が分からなくなったが、

 

2日後に水に濡れ、靴がない状態で、背中を何か所も刺されて亡くなっていた。

 

鹿浜は、鏑木の話しを聞き、3年前の事件を調べると、同じように少年が水に濡れた状態で発見され、

 

靴はなく、背中に何か所もの刺し傷があった。いずれも犯人として、ホームレスの男性と、リサが真犯人として服役している。

 

しかし、鹿浜はこの事件には共通点が多く、真犯人はまだ塀の外にいると実感し、森園にそのことを伝えた。

 

そして、馬淵は気づいたことがあった。所長の雪松に会いに行くと、「君の両親と電話で話したよ」

 

と言いながら、警察の事務はつまらないから、他の仕事に転職したらどうか!?と勧めてきた。

 

それが馬淵の確信に変わった。今まで雪松が自分によくしてくれたのは、朝陽の弟だからではない。

 

あの事件の日になくなった朝陽のスマホを見つけるため。そして、スマホを持っているのが鏑木とわかったので、

 

もう馬淵はこの警察に必要なくなったということだったのだ。つまり、そのスマホに事件につながる

 

朝陽と雪松のやり取りが隠されている。それを誰にも知られてはいけないということなのだ。

 

そして、鹿浜たちの推理を裏付けるように、また一人靴のない遺体が発見されたようだ。

 

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