「#コールドゲーム」最終回、裏で進んでいた祥子の計画が明らかになり、如月は犯罪を告白する
政府からの救援は「技術者と子供を優先して8名」と決まっていた。そこで祥子は様々な策を考えていた。
実は黒岩と組んで、2人で計画を実行していたことを、救援隊が来る直前まで大輝も陽菜も隆も同じ部屋にいながら気づくことはなかった。
計画が始まったのは、【班長選】からだという。かなり前の話しになるが、そこから祥子と黒岩は手を組みある『計画』を実行しようとしていた。
コンテンツ
如月の手下となった隆
元天才詐欺師「くにきだるみ」彼女は、誰にも気づかれることなく計画を実行に移すために様々なことに考えを巡らせいていた。
同じ部屋に住む家族すら気づくことはなく。それは通りがかりの黒岩に【メモ】を渡されたことがきっかけだった。
呼び出された祥子は自分が「服役中」の身であることを責められるかと思ったが、彼がこの避難所に来たのには理由があった。
それは国会議員【如月】の悪事を暴き、逮捕に結びつけること。そこで調べて行くうちに祥子と如月の関係を知った。すでに祥子は服役しているのでそのことは問わず
2人で手を組み、今までの如月の悪事を白日の元に告白させる作戦を立てた。それがまずは行動が怪しい福山を班長から降ろす。という名目で
「班長」を再度選挙で選びなおすことだった。そして、黒岩が立候補し独身男性に【賄賂】を配り、票を集め計画は成功した。もちろん如月が男性を班長にし、
自分の味方に付けたい。という気持ちを利用してのこと。思い通りそうなるように、如月は独身男性に【賄賂】を配ることを黒岩に提案したのだ。
ここで第一作戦は成功した。しかし、そこから黒岩が如月の信用を得るために、指示通りに動き、副班長に隆を置いた。そして「偽装家族」を見逃している振りをする代わりに
如月は家族の秘密を探ることを隆に要求してきた。それは避難所で大輝が如月に刃物を向けてきたのが原因だろう。そして、偽装であることも祥子が偽名であることからすでに分かっていた。
如月の信用を得るために大輝を閉じ込めた
実は大輝を閉じ込めたのも2人の作戦の内だった。祥子がわざと大輝が如月の命を狙っているから。と如月に伝えたため、黒岩に命じて大輝を反省室に閉じ込めた。
いつでも服従する従順な部下を演じ、祥子はいつでも如月の見方であることを演じ続けた。そして、大輝は反省室から出されたのは、「始末する」という言葉を聞いたため。
一晩でも外に出せば、手出しはできない。そして大輝が外から戻ってきたことを伝えたのも黒岩。それも計画の内。そうすれば如月は必ず大輝を処分しようと呼び出すだろう。
そして、少し話しは前後するが、個人も含めた「得意芸」や「体力テスト」をした際に、木村家はずいぶん辛口な評価を黒岩から受けていた。
それも如月に協力体制がバレないよう、従順な部下を演じるためだった。ただし技術点はいくら低くしても、身体能力の高い3人が揃う木村家は
「体力テスト」の点数が飛びぬけていたため、優勝してしまった。しかし、まだその頃には「家族ファースト」だったので、如月には好都合な事だった。
最初に助けられる人物が、優秀な家族木村家であることに、目を向けておけば避難所内の不満は木村家に向かう。その事を承知で祥子と黒岩は計画をしていたのだ。
避難の詳細が明らかになる
政府は今後の未来に役立つ人材を優先する方針だった。そのため、子供と技術者が優先されることとなった。そうなると如月は自分が救助される見込みが低くなる。
そこで避難所から優先度の高い人物に、なんらか悪事を働く恐れがある。そのため、電機工事の男性と、大工の男性が唯一、避難所では高い技術力を知られていたので
暴行を受け行方不明になったように装って、地下にかくまった。そしていよいよ隆が大輝を連れて体育館へ行くが、陽菜が異変を感じ祥子を呼びに行った。
そこで、「偽装家族」が揃った。如月はこの家族を排除従っていた。そこで如月に拳銃の使い方を事部長室で教えた黒岩。威嚇発砲で天井に1発打つこと。
実際にやって見せた。如月は一瞬ひるんだが、「わかった」と了承した。そして運のいい事に如月が、大輝を呼んだだけで、家族が揃った。
そこで大輝に銃を向けるが、祥子がかばった。そこで威嚇発砲をした。当然祥子と黒岩は最後の一発と知っていた。そこで黒岩は「まずは理由を聞いたらどうですか？」
と、提案した。「死人に口なし」と思ったのか、素直に従い、なぜ大輝が自分の命を狙うのか理由を聞いた。土地開発をめぐり、大輝の恋人の父から巨額の融資を受けながら
その計画は頓挫し、お金は返金されることなく父はショックで自殺した。そして、元々心臓が弱かった大輝の恋人も、父の死のショックで亡くなった。
間接的に人殺しをしておきながら、のうのうと生きている如月が許せなかったが、如月はしらを切った。しかし、問い詰めると「そんなこともありました」と罪を認め
大輝に向けて発砲した。しかし空砲。そこで黒岩はボイスレコーダーを取り出し、今の如月の告白で逮捕できる。と反省室に閉じ込めた。
そしてすべての種明かしをすると、祥子は放送室で救助に向けて「正確な個人情報を偽りなく申告してください」と呼びかけた。
その情報を政府に無線で伝え、政府が誰を救助するのかを決定した。その中で成績優秀な陽菜が選ばれた。まだ高校生ということも「子供」に入ったのだろう。
そして、意外にも隆も選ばれた。家族は相手にしていなかったが、彼は優秀な海洋研究者で、今後人類が生き延びるための研究に役立つとされた。
そして、祥子の願い通りゆうとも対象になったが、8歳の子供が1人で避難生活は無理と、黒岩に掛け合い「母親」を同行させることを政府に掛け合った。
陽菜は自分が救助されることを、直接祖母に伝えにいったが、眠っているようだったのでそのままにした。しかし、放送で陽菜が救助されると知り、長嶋はそのまま眠るように亡くなったと思われる。
そして、隆が救助されることから、陽菜と隆の親子はつづくこととなった。そして、如月は反省室から出された。それを見た祥子は叫んだ。
「支部長選をやり直します！！」誰でもOKというので、誰もが手を挙げた。公平な避難所にするため、如月以外を支部長に置いて、次の救助を待つつもりだろう。
大輝と祥子は残された。しかし、ゆうとは忘れていなかった。養母と行く姿を見送ると、戻って来たゆうとが「ママは忘れん坊だから」と
【マ】と書かれたマグネットを渡した。ゆうとは保護される際にマグネットを持っていたのだ。ずっと。これでまだまだ祥子は生き延びなくてはいけない理由ができた。
『余談』
政府からの救援隊長が「キャイーンの天野」だったあたり、「隕石家族」の続編のような形になりましたね。
天野さんは羽田さんの夫で、中村さんは羽田さんの昔の憧れの先輩。そして「隕石が落下して地球滅亡するなら」と
一度は家族を捨て、先輩の元に走った妻を、夫は許しますが・・・。
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ファーストサマーウイカ
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挿入歌
神はサイコロを振らない
「徒夢の中で」
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