「佐野先生と土岐くん」2話、中間テストと学校、そして告白イベント
土岐は初めて会った瞬間から、その先生のまっすぐさに惹かれてしまった。放課後勉強を教えてくれる。
と喜んで自習室に向かったが、実際に勉強教えてくれるのは、学年が上の東堂だった。
佐野先生と仲良く話す2人にやきもちを焼く土岐。しかし、東堂にすぐに気持ちを見抜かれてしまった。
コンテンツ
中間テストの結果
土岐は東堂に、自分が佐野先生が好きであることをすぐに見抜かれてしまい、少し照れてしまったが、
「好きで何が悪い!」とすぐに開き直り、逆に藤堂がびっくりした。しかし、その純粋な気持ちに、
藤堂は気持ちがとても和んだ。そして笑顔を見せた藤堂に、土岐は好印象を持ち、
自習室でおとなしく勉強を教えてもらう日々が始まった。そしていよいよ中間テストを迎えて、
気になる結果が返ってきたが、教室で見る勇気がなく、誰もいない校舎の裏に走ってきた。
そして改めて答案用紙を見ると、目標であった赤点回避は目標達成できた。そして藤堂が1番力を入れてくれた、
英語については80点以上取ることができた。そしてそれに喜んでいると、どこから共もなく声が聞こえてきた。
開いた教室の窓から佐野先生が答案用紙を見ていた。それに土岐は気づきびっくりした。
しかし、こうしてみると、去年はほとんど投稿していなかった。学校が「楽しい」と思えてきた。
そこで思い切って自分に声をかけてくれた利瀬に「友達になってくれ!」とおどおどしながら声にすると、
意外にもあっさりと友達になってくれた。利瀬は土岐が友達とつるむのが嫌だと思っていた。
そして、利瀬と一緒に体育館に向かい、中間テストを教えてくれた藤堂に、その結果を報告しに行った。
しかし藤堂はルックスも良く、頭も良く、バスケでも力を発揮している。女子生徒に囲まれてなかなか近づけなかった。
原作
鳥谷コウ
「佐原先生と土岐くん」
佐原先生と土岐くん 1 (ジーンピクシブシリーズ) [ 鳥谷 コウ ]
主題歌
OP
WATWING
「I donʼt care」
ED
土岐の学校生活
土岐はなんとか東堂に、中間テストの結果を報告することができた。しかし、その報告が終わると、
藤堂も利瀬もあっという間に女子生徒に囲まれてしまった。モテ男子の間に挟まれた非モテ男子になってしまった。
それでも佐野先生のおかげで学校が楽しいと思えるようになり、ようやく2年生になり、土岐の学校生活が始まった。
そして迎えたのは体育祭だった。土岐は何とか佐野先生に自分の印象を残したい。と考えていた。
そんな時に体育祭の競技で、「借り物競争」に誰も候補するものがいなかった。ここでアピールすればいいかも。
と思い、思い切って手を挙げたが、利瀬が一瞬それを止めようとした。しかし土岐はそれに気づかなかった。
休み時間になり利瀬と堂々と話していると、体育祭の借り物競争は、別名があり「告白イベント」と言われている。
借り物の中に「好きな人」と言う紙が紛れており、好きな人がいる場合は、この借り物競争の場を借りて、
告白をすると言うことになっている。佐野先生もそのことを知っていた。だからこそみんな土岐が立候補したことに驚いた。
しかし土岐ははじめての体育祭だったので、そのイベントのことを知らなかった。知っていたら立候補しなかった。
そしてたまたま装い、佐野先生と一緒に帰ることができた。そして高校生の時の話を聞いた。
その先生も借り物競争に出る羽目になり、出場したことがあると言ったが、その先は濁してしまった。
土岐はその時どうなったのかとても気になったが、あっという間に体育祭の日がやってきてしまった。
そして借り物競争がやってきた。佐野先生は毎年駐車場の管理をしており、グラウンドにはいなかった。
そして借り物競争をする場合、グラウンドから出たらアウトと言うルールがあった。そして土岐の番になった。
佐野先生は駐車場の警備をしながら、高校時代の借り物競争のことを思い出していた。その時引いた紙は、
「好きな人」と書かれてあった。佐野先生は高校時代から人気があった。しかし好きになる対象は異性ではなく、
同性だった。そのため「好きな人」と言う紙を引いたとき、観客席を見たが、どうしても好きな男子を連れてくることができなかった。
そのため紙をくしゃくしゃに丸めてしまった。そんな思い出が読みえている中、目の前を見ると土岐が倒れていた。
土岐は借り物競争で「好きな人」と言う紙を引いた。まさに告白イベントを行うことになった。
しかしお目当ての佐野先生が見つからず、学校中走り回りやっと見つけて転んでしまった。
そして告白イベントである「好きな人」と言う紙を見せながら、佐野先生に一緒に来て欲しいと言った。
しかし佐野先生は「グラウンドから出たらアウトだぞ。」とルールを伝えた。もうゴールすることはできないが、
倒れたときに足を怪我した土岐を、佐野先生は保健室まで運び、怪我の手手をしてくれた。
そして自分も高校生の時に告白イベントの紙を引いたことを打ち明けた。しかしその時くしゃくしゃに丸めた紙を、
佐野先生は飲み込んでしまったと言う。先生の体育祭の思い出は、告白イベントで恋が実ったのではなく、
告白することができずに、紙を飲み込んだ痛い奴と言う思い出が残っただけだった。
でも土岐の純粋な気持ちは、佐野先生のもしっかりと届いたと思う。まだ返事はもらっていないが、この先2人はどうなるのだろうか?
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