TBS恋愛ドラマ「この恋あたためますか」渡したいシュークリームと、泣く北川
北川は、樹木に触発され締切すぎて企画を提案した。今まで一岡に却下され、新しいシュークリームを樹木が作り出した。
一岡が異動になったことで、自分にもチャンスがあるように感じた。
しかし、商品は社内では圧勝だったが、配送の問題をクリアできず負けた。
コンテンツ
優しい北川
北川はいつでも優しく、右も左もわからない樹木を助けてくれた。
そして、市場調査にも樹木を同行させ、隠し味を確認したり、食べたかったスイーツを交換しながら食べたり。
スイーツの勝負に負けてしまった北川だったが、配送テスト前と変わらず樹木に優しかった。
逆に、その北川の優しさが樹木には辛かった。
自分は選ばれなかった辛さを知っている。しかも、北川は一度選ばれて落とされた。
自分よりも辛いはずなのに、北川の優しさは変わらない。
シュークリーム発売日
新谷と一緒に、かつてバイトしていたコンビニで発売を待つ2人。
初めて売れた！自分が考えたスイーツが初めて売れた！
樹木は「kikikajiri」として、毎週火曜日に新作コンビニスイーツのレポートを生配信していた。
今度は自分がSNSで評価される立場になった。
緊張の面持ちで新谷と、ハッシュタグをタップすると、ずらりと並ぶ写真。
その一枚一枚に添えられたコメントに、喜ぶ2人。そして、本社では想定外な事が起きていた。
前年度の同じ時期に発売したシュークリームより、樹木のシュークリームは初日に倍以上の売り上げを記録し
その後も販売数はどんどん伸びていった。浅羽は想定内。と平静を装っていたが、
浅羽にとっても想定外のことだった。
全て通じ合う2人
樹木は自分を信じてくれた、浅羽を思って作り上げたシュークリームを、
浅羽に発売日、自分から手渡して食べて欲しかった。
本社に戻り、社長室に向かうも、全ての明かりが消えている。浅羽はもう帰ってしまったのだろうか…
その頃、浅羽は北川のオフィスにいた。
「無理して笑わなくていい」
赤羽は見抜いていた。一度選ばれたシュークリームが、最終的に落ちてしまった。
初めての挑戦が失敗に終わった。それは元カップルだからこそ分かり合えることなのか。
赤羽が肩を引き寄せると、北川は赤羽の胸に顔を埋めて、初めて泣いた。やっぱり悔しかったんだ。
しかし、その光景を樹木は偶然見てしまった。2人の関係性を知らず、ただ、赤羽の胸で泣く北川。
樹木は赤羽に大切にされていると、1人で舞い上がっていたのかもしれない。でも赤羽は誰にでも優しいのかもしれない。
なんだか、気持ちがゆさぶられたのではないだろうか。
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