「婚姻届に判を押しただけですが」3話、勘違いと誤解と和解

明葉は柊の妻だと言う自覚が少しずつ出てきたのかもしれない。柊のことをもっと知りたいと思うようになってきた。

 

しかしそれが大きなおせっかいとなり、柊は完全に明葉に対して心を閉ざしてしまった。

 

そして意外なことに柊の4人たちが、結婚記念パーティーを開いてくれると言う話が、美晴からきた。

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お互いのプライバシーを尊重する生活

偽装結婚の第一条件として、「お互いのプライバシーには立ち入らない」と決めていた。

 

しかし明葉は柊が好きなのは美晴だと知り、兄嫁を好きになる気持ちが知りたくなった。

 

そして、兄弟のうちどちらが先に美晴を好きになり、そして付き合いをしだしたのか、気になり出すと眠れなかった。

 

そこで1階に降りて、水を飲もうとすると、電気をつけた途端テーブルに座っている柊に気づいた。

 

「この方が落ち着いて考えることができるので」と言う柊。美晴から柊が結婚したことを聞きつけた同級生が、ささやかながらのパーティーを開いてくれると言う。

 

それに参加するべきか、断るべきか悩んでいた。2人の意見はいずれ別れる前提なので、あまりことを大きくしないように、

 

このパーティーの際は断ったほうがいいかもしれない、と言う結論に至った。しかし明葉はそこで思いついてしまった。

 

パーティーに参加すると言う事は、柊と美晴の同級生に会って、過去の2人の様子がわかると考えてしまった。

 

そこで、明葉は「やはり断るのはやめましょう。こういった少しずつの積み重ねが疑いを生みかねません」と言ってパーティーに参加すると言うことになった。

 

柊もよくよく考えれば、あまり夫婦で参加するイベントのようなものを、断り続ければ、周囲にこの結婚を疑われるかもしれないと、承諾した。

 

明葉はこれで、柊の過去や美晴とのことを聞き出せると、心の中でガッツポーズをした。

 

仕事では、結婚のきっかけとなった、柊の上司である舛田が、明葉の職場に仕事の関係で来た。その時に明葉がデザインしたポスターを原案を見た。

 

そこで、今度埼玉であるイベントの、コンペにプレゼンをするときに、明葉にそのイメージをポスター化してほしいと、思ってもみない依頼が来た。

 

舛田は百瀬と、同じ家に住むから、困ったことがあれば相談して、良いものができると思っていた。

 

しかし、明葉は仕事を家に持ち帰り、柊に相談しながら、仕上げていこうと思ったが、柊は仕事の邪魔をしてはいけないと自室に戻ってしまった。

■キャスト

思いがけない偶然で、飛び入り参加の女性

柊の同級生たちがパーティーを開いてくれた。公園でバーベキューが始まった。キャンピングカーを用意して、本格的だった。

 

柊は無駄な事は聞かれないように、お肉を焼くことに集中していた。するとトイプードル連れた女性が、匂いにつられて走ってきた。

 

するとその飼い主は、柊の会社の受付嬢であり、偽装結婚を唯一知っている麻宮だった。明葉は思わず話しかけてしまったが、

 

柊に2人が知り合いであることに、疑問を持たれてしまい、先日お手伝いに行った時にお弁当を買いに来てくれたんです。

 

と伝えると、案外すんなり受け入れてくれた。そして彼女は飛び入り参加で、席に着いたが、まるで彼女が主役のように、いろいろなことを話し出した。

 

偽装結婚と言うことを知っているので、それとなく何かを聞こうとしているが、それは明葉も知りたいことだった。

 

柊と兄嫁である、美晴が同級生であり、今日はその集まりであることがわかると、麻宮はなぜ美晴は、同級生である柊ではなく

 

兄である旭と結婚したのか。明葉が聞きたかった質問の核心をついた。すると美晴が1番最初に付き合ったのが、兄であり気づいたら結婚していた。

 

つまり明葉は、どちらが最初に美晴と付き合い出したかと言う疑問に、答えが出てしまった。柊は自分の気持ちを美晴に伝えたことがない。

 

そして、バーベキューも終わりを迎え片付けを手伝っていると、美晴は酔いつぶれて眠ってしまった。そこで明葉は学生時代に、足をくじいた美晴を

 

柊がおんぶしたエピソードを引っ張ってきて、家までおんぶして帰ってあげればいいじゃん。と2人が接近するようなことをプッシュしてきた。

 

すると柊は、そっけなく「兄に電話をする」と言って、旭が会場まで迎えに来てくれた。そしてみんなにお礼を言っておんぶをして帰っていった。

 

帰宅すると、柊は静かに怒りをこらえているようだった。明葉がわざと美晴と柊が距離を詰めるように、おんぶを提案したことに、怒っているようだった。

 

柊は美晴への思いは誰にも触れられたくないし、誰にも知られたくない。そこに明葉は足を踏み入れてしまったため、心のシャッターを完全におろされてしまった。

 

そのため、今度の埼玉であるコンペのデザインについて、相談したくてもできない状況になってしまった。

■キャスト出演作品

2人の誤解と、わかりあえた和解の時。

明葉が会社で仕事をしていると、「お客さんが見えました」と言って、予定にはなかったが、誰かと思ったら、

 

先日動物病院に猫の「おもち」を連れていった時に、大切な書類を忘れていったらしく、牧原が届けてくれた。

 

ついでに頼み事がしたいと言ってきたので、会議室に入って話を聞こうとすると、独身のばかりの会社は牧原にざわついていた。

 

ガラス張りの会議室。中の様子が丸見えで落ち着かないので、明葉は咳払いをして、みんなが去っていくように合図をした。

 

しかし、牧原はそんな様子を気にすることなく、動物病院の院長に頼まれたと言う、ポスターを作る相談をしてきた。

 

動物病院と言えば、飼い主が見つからない犬猫を保護している場合もある。そんな存在を知ってもらうために、ポスターを作ることにしたが、

 

牧原は経験がなくて困っていた。そこで明葉は、以前に自分が作った参考になりそうなポスターを見せた。牧原は気に入り詳しい説明を求めてきた。

 

そして、その流れで一緒に帰ることになったが、前に4人が偽装結婚した。と相談していた件について、その友人とは明葉のことではないかと核心をついてしまった。

 

いろいろな話をしているうちに、その流れで一緒に帰ることになったが、結婚したのか「偽装」なので、牧原は明葉を思わず道端でハグしていた。

 

すると、明葉が固まった。そして近づいてきた男性「夫です」まさかこんなところで出くわすと思わず、牧原は謝罪した。

 

しかし家に帰ると、明らかに柊は不機嫌だったが、お互いのプライベートには立ち入らないと言う約束があるので、離婚した後の下準備と言うことで、

 

他の男性と付き合っていても何とも思わないと言ってきた。しかしなぜか明葉は、一生懸命ハグの理由を説明していた。

 

友人と喜び合う時のハグみたいな感じ。と言っても伝わらず、「サッカー観戦して、応援していたチームが勝ったときに思わずハグをする」といっても、まるで関心がなかった。

 

会社でも、結婚すれば相手が不倫しないか気になるのではないか?と聞かれたりするが、柊は一切そんな気すら起こらない。と答えていた。

 

そしていよいよコンペの日がやってきたが、舛田がこない。ようやく電話が鳴って出てみると、本人ではなく部下だった。

 

舛田がお腹に激痛が走り、今救急車で運ばれるところだと言う。明葉はエントリー自体を断ろうとしたが、受付の人が多く断るのに躊躇していた。

 

そして1人でコンぺに参加してみよう。と決意するも、いざ本番となると頭が真っ白になり何も言うことができなかった。

 

すると遅れて柊が会場に入ってきて、今回プレゼンするものが急病になり、急遽代役を私が務めます。と、見事なプレゼンをしてくれた。

 

2人は帰宅して、無事にコンペが終わったことに乾杯した。しかし明葉は何度もコンペのことを言いそびれて、柊は知らないと思っていた。

 

しかし、柊は上司から聞いており、企画書に目を通し、ポスターをしっかりと見ていたので、ポスターがお気に入りプレゼンを急遽かって出てくれた。

 

打ち合わせもしないのに、完璧なプレゼンだったことに改めて驚いた。そして柊が自分のデザインが気にいったことで、プレゼンをしてくれたことが嬉しかった。

 

そして先日家に女性が来ていたこと。それはマンションに住んでいた時に、出張の時におもちを預かってくれた女性が、様子を見に来てくれたことを伝えてくれた。

 

明葉は牧原とのことを、勘違いされたままだったが、柊はしっかりと女性のことについては説明してくれた。やっと誤解が解けた。

 

驚いたことに柊が、自ら「お互いのプライバシーに、立ち入らないと決めましたが、少しだけなら質問に答えます。」と言ってくれた。

 

明葉は「百瀬さんが話したいことを話してください」と言うと、柊は美晴はいつもお弁当を買いに来ていたが、そのうち家族とご飯を食べるようになった。

 

学校でのことを話さない柊。そして過去の出来事を話してくれる美晴。そんな対照的な2人。そして気がついたら兄と結婚していた。

 

美晴はおそらく、自分と価値観の似ている兄を選んだのだろう。兄と自分は正反対と言う事は認識しているので、この思いは一生変わらない。そしてずっと胸の中に秘めておきたい。

 

すると明葉は、突然柊をハグしたくなり、「ハグしてもいいですか?」と聞いて、抱き寄せた。「これが友情のハグですか?」と聞いてくる柊。

 

しかしハグをしながら、明葉はその答えを探していた。このハグに理由は無い。心の中で美晴への思いを大切にしている柊が愛おしい。

 

ただそれだけだった。これは友情なんかじゃない。でも夫婦でもない。そうなると自分は恋し始めているのかもしれない。

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