豆しば好きな彼女が手放せないスマホ、「着飾る恋には理由があって」1話
真柴くるみはインテリアメーカー「エル・アルコ・イリス」の広報を担当していた。
すべての会社のPRをするために、様々なメディアを使い、インフルエンサーとして活動しているため
四六時中タイマーがなり、一番人がスマホなどを見る時間にアップすることを忘れない。
コンテンツ
バスの出会い
くるみはいつでもスマホや、パソコンが手放せない。たとえバスに乗っていても。
同じ広報の女性と、打ち合わせをしながらもSNSにアップしたり、HPのPRを打ち合わせしたり、
とにかく初めて「路面店」を出店するのに、広報として忙しい日々を送っていた。
そんなくるみのもうひとつの役目は、社長の葉山のスタイリスト。
たまたま偶然が重なり、「スタイリスト」という立場になってしまったが、
自由奔放な社長の居場所を把握するのも彼女の役目。秘書も知らない隠れ家でいつも社長は休んでいる。
そんな社長を見つけ出し、会社に戻し打ち合わせにふさわしいコーディネートに着替えさせる。
そうしながらも、フォロワー数を増やすために、定時のアップは欠かさない。
もちろんお店の新商品を、自ら試着し、自撮りしてアップしたりもする。
そんな忙しそうなくるみを、バスの中で見ていた男性がいた。藤野駿。
気ままにキッチンカーで「カレーバル」をしている彼は、シェアハウスの早乙女から彼女のことを聞き知っていた。
そして、実物を目の当たりにすると、本当に手からスマホが放せない人だと思った。
挙句、スマホに夢中で降りるバス停を間違える上に、よろけて駿の膝に座ってしまった。
急いで下車して、タクシーで戻ろうとするにも、妊婦や、お年寄りにタクシーを譲るくるみ。
そんな彼女を駿はずっとキッチンカーから見ていた。そして、とてもタクシーに乗れそうもない彼女に
「豆しばさん!!」と声をかけ、目的地まで送ってくれた。その間もスマホを手放せず、
挙句充電が足りなくなり、車から充電させてもらう図々しさも・・・。
忘れていた更新
路面店の出店準備に追われ、気づくとマンションの「更新」をすっかりわすれ、後1週間で退去となっていた。
そんなくるみがすがったのが、昔お世話になった早乙女だった。早乙女は数週間後に、
海外へ留学へ行く間、愛犬の世話をしてくれるなら、「家賃5万で住んでもいい」と言ってくれていた。
くるみはすがる思いで早乙女にお願いし、何とか住まいは決まった。
そして、あわただしく引っ越しをしていると、後ろから「人の部屋に勝手に荷物入れるな!!」
と、男性の声がした。駿だった。そこは彼の部屋。くるみはその横の物置がとりあえずの部屋となり
早乙女が留学したら、彼女の部屋に移ることになっていた。駿はミニマリストなので
必要最低限のものしか持ち合わせていないため、部屋に入っても家具もなかったので住んでいるとわからなかったのだ。
聴こえてきた大阪弁
すると、どこからともなく「大阪弁」が聞こえてきた。これも男性。
寺井は駿のはとこで、24時間オンラインカウンセラーをしている。
以前は病院勤務をしていたが、息苦しさを感じ、もっと深く患者と向き合いたいと、病院を辞めここに住んでいる。
くるみは、なぜこの2人がいるのか理解できなかったが、早乙女が一言「あなた、5万でこの広い家に住めると思った?」
と、言われ、そういわれればそうだと納得した。なのでシェアハウスとして、後2人住人がいることが分かった
しかし、翌日の朝になりもう一人住民がいた。女性だった。彩夏はアーティストの卵で
バイトをしながらアート作品を手掛けているが、スーパーのデリバリーの配達先の早乙女に生活苦を知られ
この部屋に誘われた住民だった。ということはくるみは早乙女が留学したら、4人で生活することになる。
果たしてうまくやって行けるのだろうか・・・!?
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