「グランマの憂鬱」4話、地獄の話と、出戻りの女性、そして嫁たちへの影響

グランマはいつものように、「総領」として村の問題の解決に尽力していた。そこに村人がある女性を見かけた。

 

たちまち噂は広まったが、それよりも子供がある程度の年齢になると、お寺で「天国と地獄」の話を聞かされる。

 

そのことで、ミキにママたちから相談が寄せられていたが、その話題とぴったりな人物がその女性だった。

 

コンテンツ

天国と地獄の話

百目鬼村では、亜子くらいの年齢になるとお寺に集められ、和尚さんからある話を聞くことになる。

 

それは「死んだ後の世界の話」そして、よい子であれば天国へ行けるが、何か罪を犯せば地獄へ行くことになり、

 

焼けた鉄を素手で数えたり、焼けた針の上を歩かされるなど、想像しただけも怖い世界が待ち受けている。

 

という話を聞き、翌日グランマのところへ、話を聞きに行った子供たちの母親が相談に来た。

 

あのお寺あの話が怖くて、子供が眠れなくってしまったから、どうにかしてほしい。というものだった、

 

グランマは「地獄はあるさ。罪が一番重いのは殺人。その次に不倫。そして、地獄では体をmm単位で薄切りにされる」

 

「そして、すべて切り終えると不思議と元通り。また薄切りにされていく。」と話をした。そんなに不倫が罪になるのか!?

 

と、話しているところに、裏で噂になり始めた人物がいた。酪農を営む勝二と結婚した律子だった。

 

村人が彼女のことを次々と目撃して、噂になりだした。というのも彼女は夫と娘を捨て、初恋の男性と駆け落ちして村を出ていった。

 

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原作

高口里純

主題歌

「鋼の騎士Q」
THE ALFEE

 

問題なのは、勝二とちゃんと話をすることだが、律子の出現で村の嫁たちが騒ぎ始めた。

 

色が白くて若々しい。そんな秘訣を知りたい。と近づいてきた。そして、農業するにもサングラスや

 

日よけの帽子を欠かさず、出歩くときは日傘が必要となり、村の様子が変わり始めた。そんな時、

 

村の「五穀豊穣」を願う祭りごとが行われるということで、百目鬼家に村人が集まった。最後にミキが質問を受け付けたが、

 

一人の老婆が「若い嫁たちが、シミやしわだと騒いでいるので、それが悪いことのように思えて、素直な気持ちで祭りごとに参加できない」

 

と、言ってきたのだ。確かにその女性には年齢相応のしわや、シミが刻まれており、それだけの経験をうかがわせるものだった。

 

そのころ、幼馴染のナミの家に身を寄せている律子は、勝二のところへ出向いた。しかし、勝二は「話すことはない」

 

と、相手にしなかった。この村に置いて行った娘の幸も、勝二が立派に育て上げて嫁に出し、今はこの村にいなかった。

 

そして、幸も母とは連絡を取りたくない。と言ってきた。そして、律子は由真と話しをしていると、

 

「悔いはあるのよ」というと、亜子が知らない言葉に反応した。「くい」って何だろう!?と思っても、

 

律子は「そう。悔い」と答えるだけで、意味は教えてくれなかった。そして、ミキの心配はどんどん現実味を帯びてきた。

 

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自分たちは室内で、お茶を飲んでいた。そこまでして、「老いていくのが怖いのかい?」とグランマは尋ねた。

 

確かに老いていくのは誰にとっても怖い。でもそれは必ずしも訪れる。それならば今の時間を大切にすべきだ。

 

と一喝したのだ。自分の日焼けの心配をして、大切な子供の成長を他人に任せるなど言語道断!ということだろう。

 

そして、律子は勝二のところへ行った。実際、律子は家族を捨てて幸せに暮らしていた。

 

しかし、彼が病気で亡くなり、そのあと一人で生きていくのが不安になり、気づくと百目鬼村に来ていた。

 

そして、勝二にちゃんとあの時のことを叱ってほしかったのかもしれない。それでも勝二は声を荒げて叱ることはなかった。

 

勝二はそのあとグランマのところへ来て、「本当はあの時律子を引き留めるべきだった」と後悔を口にした。

 

しかし、勝二の静かな本心を聞いた律子は、もうその時には村にいなかった。そして勝二はまた平穏な生活に戻った。

 


 

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