「グランマの憂鬱」1話、村の問題とお隣問題、友達は自然にそばにいる
百目鬼の大奥様は村で頼られている、問題解決のベテラン。それを頼り月に1度百目鬼家に人が集まる。
そして、それぞれが抱えている問題を、大奥様にバシッとかいけつしてもらう。それを見ているのは、
孫の亜子。春から東京から越して、もうすぐ父も仕事を終えて完全に田舎に同居する予定だ。
コンテンツ
村の中にある問題
村人たちは月に1回、百目鬼家に来るのを楽しみにしている。それは大奥様がバシッと問題を解決してくれる。
今日も大奥様はお隣同士の「柿の木」「桜の木」問題をバシッと解決した。切ってしまえばいい!!
しかし、それは先祖代々の木だからとどちらも譲らなかった。そして、大奥様は「春には桜、秋には柿とは限らない」
木は1年中そこにあるものだ。その時にだけ綺麗だというものでもない。と言っているところに
東京へ出ていった達也が飛び込んできた。最近村の中で「オレオレ詐欺が流行っている」と話していたところ、
自分の祖母も被害に遭い、50万だまし取られた。だから村の積み立てから50万出してほしい。というのだ。
大奥様はすぐに村長に、お金を出すように言ったが、お金を手にした達也が「だから村の助け合いはいいよな」
と、妙に上機嫌になった。その瞬間「やはり貸し出しは辞めます」とお金を返すように迫った。
それは、村に横行している「オレオレ詐欺について」その情報が、やけに詳しすぎるのだ。
どこに住み、何人家族かなど・・・。そして、皆は「達也の声」とわかっていながらも、小さいころから知っているため
悪いことをする子じゃない。とだまされたふりをして、お金を出していた。達也はどうやら東京で
悪い仲間ができたらしい。そのことを指摘されると、達也は怒って出ていってしまったが、大奥様はそのあとにお金を
「戻ってきたら返してくれればいい」とこっそり渡した。そのころ、亜子は余ったぼたもちが食べたかった。
亜子はぼたもちを食べようと、1皿持って歩き出したが、土間にある凹凸に引っかかり転んでしまった。
その拍子にお皿を落とし、割ってしまったが、それがばれたくなくて木の根元に埋めてしまった。
そのころ、後片付けをしていた亜子の母親由真は、50枚ぞろいのお皿が1枚ないことに気づいた。
そして、もしかして亜子が・・・。と思い家中探したが見当たらず、姑の元へ行くと、
「さっきまで何か言いたげに、くっついていたよ」と言ったが、部屋に亜子はいなかった。
その後、亜子を散歩に誘った祖母は、亜子が自分から「お皿を割って隠したこと」を言えるように導いた。
そして、亜子は自分の罪をちゃんと告白できた。そんな時、夫からの電話で「盲腸で手術のため、3日間入院」と知らせが来た。
亜子のお願いで、一緒に東京に行くことになった祖母。家の前でお隣の沢口さんと会ったが、
「○○くんママ」「○○ちゃんママ」とちゃんと由真には名前があるのに、子供同士の名前で呼び合っているのが気になった。
そして、お隣のなおやくんを見て、亜子が祖母に隠れてしまったのを見逃さなかった。
その翌日、由真がお見舞いへ行っている間、亜子と祖母は買い物へ出かけたが、亜子の足が幼稚園の前で止まった。
「ここでたまっているものを吐き出しちまいな」と言われるままに、亜子はなおやくんに、理由もなく腕をいつもつねられていたことを告白した。
するとなおやが大声をだして、いかにも「話すな!!」と言わんばかりだった。その声を聞いて姑が出てきた。
そして、なおやは今日から新しい塾へ、おばあちゃんと行くからと家の中に連れて行った。
亜子は勇気を出して、なおやのママに本当のことを話した。その後、家に入ると祖母は
「友達は年齢と共に自然にできる。今から焦らなくてもいい。」と亜子にアドバイスをした。
そして、病院から戻ってきた由真が、公園当たりで沢口さんのおばあさんと他の人たちが言い争っているのを見たといった。
亜子たちも行くと、子供たちがうるさいから、公園に「静かに」と張り紙をしたことを言っていたが、
一番うるさいのは、それを話している沢口の祖母だった。そこで嫁も来ていたので、昨日自分が沢口の嫁に「小娘!!」と喝を入れたように
自分も思っていることを、素直に姑に話すべきだと背中を押した。姑はまさか嫁に歯向かわれるとは思っておらず
教育に関しても、それは親子の問題なので金輪際口を出さないでほしい。と言われてしまい、立場がなくなってしまった。
しかし、これで沢口家はなおやのストレスも取り除かれて、平穏になるだろう。そしてなおやは亜子につねったことを謝った。
そして、「友達」として一緒に砂遊びを始めた。それでも亜子も、由真も田舎で暮らしたいと思った。
英語を習っているなおやは、亜子の祖母のことを気に入り「グランマ」と呼んだ。そして亜子もその愛称が気に入り
ばぁばではなく「グランマ」と呼ぶようになった。そして、田舎に帰るころ夫の退院の知らせが届いた。
コメントを残す コメントをキャンセル