新人弁護士が自分の仕事の悲しい事情を初めて知る「コタローは一人暮らし」3話

コタローは朝から美月の部屋へ来ていた。どうやら幼稚園の宿題なのか「お弁当」をつくるらしい。

 

狩野では役不足と判断されたのか、飛び越えて美月と一緒に「とのさまん」のお弁当を作った。

 

美月は、たまにはお弁当を持ってピクニック行きたいな。とつぶやいた。

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コタローの恩返し

コタローの幼稚園の送迎は、いつの間にか狩野がかってでていた。でもいつも一番最後。

 

それでも嬉しそうに、狩野と一緒にアパートに帰るコタロー。しかし、狩野の顔色がさえない。漫画がダメ出しされることが嫌なのだ。

 

「今日は担当者が来る日だ」と、落ち込む狩野。担当者はいつもの人ではなく、新人がやって来た。

 

そして、【原稿】を見ようとしたとき、コタローが我が家のように入ってきて、狩野の横に座った。

 

そして、新人でも担当者と同じように「絵のヘタさ」を指摘され、その他にもいろいろと・・・。

 

 

だんだんと狩野のお腹の調子が悪くなっていく。2人を残してトイレに駆け込む狩野。

 

そこで、コタローはこの絵のどこがいけないのか!?とてもよいとおもう。と感想を述べると

 

担当者も実は狩野の「ストーリー性」を高く評価しているのだが、そこに絵が付いてこないことが原因だという。

 

その原因が分かったところで、狩野がトイレから出てくるが、さきほどよりちょっと和やかな雰囲気。

 

編集者が帰った後、持ってきた水筒でお茶を飲むコタロー。

 

「わらわにできる恩返しはこれくらいしかできぬ!!」一瞬意味が分からなかったが、狩野が毎日送迎してくれることに感謝し

 

編集者と話しをしてくれた。これがコタローの【恩返し】なのだろう。すると「次は美月殿だな」とつぶやいた。

3人で公園

なぜか狩野も付き合わされ、美月が言っていた「ピクニック」が公園で行われていた。

 

久々に外でお弁当を食べたことに満足した美月。嬉しそうな彼女をみてコタローは安心したが、

 

歩いていると、自分より大きな男の子が泣いている。どうやら迷子になったらしい。

 

そこで、3人で男の子の名前と、服装をさけびながら「迷子探し」をした。幸いにもすぐ見つかったが

 

コタローがいなくなってしまった。見渡すと、公園のベンチの横にあるベビーカーを見ていた。

 

 

「赤ん坊の迷子ぞよ」と言うが、【赤ちゃんは自分で迷子にならないの!!】と2人に言われてしまったが

 

近くで遊んでいた小学生くらいの女の子2人が、「さっきからそこにベビーカーがあって、私たちも気になっているんです」

 

と、言いに来たので、ベビーカーの特徴と、赤ちゃんの動物柄の服を叫びながら、親探しが始まった。

 

しかし、これは【迷子】ではなく、【置き去り】なので、警察に届けるべきでは!?と大人が話し合っていると

 

コタローがベビーカーを押して、迷子探しを始めた。すると、子供の声に【最悪感】が生まれたのか

 

母親が走って来た。かなり疲れた様子だったが、無事に赤ちゃんは家に帰ることができた。

新人弁護士の仕事

コタローに会おうとしているが、なかなか会えない女性がいる。弁護士事務所の新人弁護士小林だった。

 

彼女に与えられた仕事は、コタローに毎月「お金を届けること」、しかしそれは弁護士としての仕事ではない。

 

と、彼女は上司に反発したが、【そのお金は彼の母親の保険金だ】この言葉で彼女はすべてを察した。

 

コタローはすでに親を亡くし、身寄りがいないためこうして一人暮らしをしているのだが、

 

それを見守るためにも、週に1度訪問してお金を届けることが彼女の仕事となった。

 

そして、上司から「めちゃくちゃ歓迎されるから」と、星形のタンバリンを持たされた。

 

 

恐る恐る挨拶をすると、コタローは何も言わずに部屋に入ってしまった。しかしすぐに出てきて、歓迎のクラッカーを鳴らした。

 

ちょびひげに三角帽で「客人をもてなす」コタローは、一曲歌った。なるほど確かにめちゃくちゃ歓迎されている。

 

一緒にもりあがり、「わらわからできる贈り物はこれしかない」と小林に紙袋を渡した。

 

そして、事務所に戻ると、上司が心配で待っていた。そして紙袋の中身を見るように言った。

 

「身長、体重、足のサイズなど、その日にあったことなど」1週間分の彼の日記が入っていた。

 

彼がどこまで理解しているのかはわからないが、コタローの家族はもうここにはいないのだ。

「コタローは1人暮らし」


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