「金田一少年の事件簿」4話、白蛇村に伝わる、呪いとは！？

今回の「白蛇村」の殺人事件は、歴代の「金田一少年の事件簿」の中でも、初の映像化作品です。

 

昔、干ばつ地帯の貧しい村に、白蛇が現れ「祠の下を掘るように」と言われ、掘ってみると豊富な水が湧き出てきた。

 

しかし、蛇は「もし、これに私利私欲にまみれて、金儲けをするとたたりが起きる」と言い残していた。

 

白蛇村に紛れ込んだ殺人犯は！？

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一と美雪は家族ぐるみの付き合いで、白蛇村の温泉に旅行に来ていた。温泉を楽しむ一の前になぜか剣持が現れた。

 

すると、隣の女性浴場から美雪の悲鳴が。村で大切にされている「白蛇」が温泉に出たらしい。

 

そして、剣持がなぜここにいるのか気になる2人。どうやら殺人犯が白蛇村に潜伏しているらしい。

 

と、話しているそばから、グレーのマスクをし法被を着た男性が通り過ぎて行った。あまりの怪しさに後をつけていくと、

 

旅館の隣にある「酒造メーカー」へ入っていった。4代続く酒蔵らしく先ほどのマスクの男性の正体を知りたかった。

 

すると、当主である男性は「うちの次男です」と、DNAの鑑定書を見せてくれた。5年前に時期当主となるための

 

儀式を山の中で行っていた次男は、火事に巻き込まれ行方不明となっていたが、つい先日顔に大やけどを負って帰ってきたというのだ。

 

せっかくだから。と蔵の中を最近入った新人の男性が、案内してくれることになった。酒に使うもろみは扱いが繊細なため、

 

中に入るにも、細菌が入らないように細心の注意を払って、一たちも樽の中を見せてもらった。

 

 

消えた長男左紺はどこへ行ったのか！？

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酒蔵から出てきた一たちは、入れ違いに酒蔵に入る次男蓮月を見た。そして入れ替わるように長男の左紺が出てきた。

 

一たちは、蓮月が「殺人犯」だという疑いをまだ捨ててなかった。そこで再び酒蔵に入ると、入口に血の付いた木づちが見つかった。

 

そして、一つの樽に蓮月の遺体が浮いてきた。地元の警察も調べに来る中、翌日からになった樽の中で、行方が分からなくっていた左紺が

 

首つりをした状態で見つかったのだ。父である当主は「白蛇の呪い」だと、取り乱し部屋をめちゃくちゃにしてしまった。

 

一たちが物音に気付き、部屋に行こうとするが、酒蔵を案内してくれた鷹森に従業員以外入れない。と止められるも

 

無理やり中に入り、当主が落ち着きを取り戻したあと、部屋を出て行くと、美雪はどさくさに紛れて家族写真を抱きしめていた。

 

そこには亡くなった妻と、左紺、蓮月、そしてもう一人わからない男性が映っていた。

 

すると古くからの従業員が、それは3男黄月だという。彼は蓮月の火事の時から行方不明だが、蓮月の火事にかかわっているとされていた。

 

その証拠に、事故の時に左紺に、蓮月を殺したようなメールを送っていたのだ。

 

しかし、一は気にかかることがあり、防犯カメラを見せてもらい何かに気づき、従業員や、旅館の女将にトートバッグを持ってもらい写真を撮った。

 

酒蔵に入る左紺と、酒蔵から出てくる左紺の、バッグの持ち方が明らかに違うのだ。

 

そして、酒樽はこの殺人には重要なアイテムだと位置づけた。

 

 

真犯人は整形をした人物

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一は全員にトートバッグを持ってもらったことで、たった一人だけ持ち方が違う人物で、酒蔵から出てきた人物と同じ持ち方の人物を見つけた。

 

それは鷹森だった。彼は家族写真からは似ても似つかぬ顔をしていた。しかし、それを「整形」だと言い切った。

 

なぜなら、左紺は代々長男が当主となってきた酒蔵で、次期当主は自分だと疑っていなかった。

 

しかし、父が次期当主にしたのは、蓮月だったのだ。そのことをよく思わず、次男が当主になるための儀式で山籠もりをしているときに

 

灯油を使い火を放とうとした。それを黄月は止めようとしたが、長男は火をつけて逃走した。

 

そして、黄月は蓮月を助けようとしたが、火の勢いがひどく助けられなかった。そして自分は全身に大やけどを負い、記憶を失った。

 

そして、元気になってから日雇いのような仕事で暮らしていたが、そこで仲良くなった男性がいた。それが逃走中の殺人犯だった。

 

その男性と白蛇酒造のお酒を飲んだ時に、一気に記憶が蘇り、「こんなの白蛇酒造じゃない！！」と立て直しを決意して

 

火傷でただれた顔を綺麗にして、見習いとして2か月前に鷹森として酒蔵に戻ってきた。

 

しかし、そこに「久しぶり！！」とあの殺人犯が現れた。「組を抜けると言ったら、顔を焼かれた」と皮膚は焼けただれていた。

 

そこで、男性の言うままに鷹森は、自分のサンプルを差し出し、親子関係を認めさせ、次男として殺人犯は潜入することができた。

 

しかし、鷹森は左紺が酒蔵を売却しようとしている事実を知ってしまい、自分は次男殺害を実行した犯人にされていた。

 

そこで、大きな酒樽の中に、意識を失った左紺を隠し、上から少し小さい蓋をしてもろみを入れて底上げをした。

 

そして、殺人犯は縁を切るために、酒蔵で2人きりになったときに殺害し、樽の中に沈めた。

 

みんなが蓮月を見つけ大騒ぎしているところに、夜蔵に戻り空の樽に隠しておいた左紺を首つりに見せて殺害した。

 

全ては、酒蔵を守るためだったが、酒蔵に「殺人犯」入らない。と自ら罪を認めて、鷹森は蔵を去って行った。

 

そして、もう一人の殺害犯も逮捕された。資産家の後妻になっては、殺害して大金を手にしていた旅館の女将だった。

 

たまたま当主が、妻を白蛇に噛まれ亡くしていたことから、呪いを恐れた当主は内縁同然だが籍を入れていなかったのが幸いした。

 

 

 

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