「金田一少年の事件簿」2話全編、海の精霊『セイレーン』の声の正体とは！？

一は後輩の佐木と釣り堀に来ていた。のほほんとした時間を過ごす一のもとに、美雪がきて勉強をするように迫っていると、

 

帰り際に剣持刑事に出会った。釣りは好きだという剣持は、今度の非番に2泊3日の釣りツアーに行くという。

 

一も誘われ、佐木も誘われ、一人誘われない美雪。一の勉強も忘れ自分の存在をアピール。4人で参加することになった。

 

聖恋ツアーに参加し、魚釣りを楽しみしていたメンバー

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今は一人しか暮らしていない離島の「精恋島」へ釣りのツアーが組まれていた。当日ガイドが風邪を引いたため、

 

臨時のガイドがついたが、参加者とは顔見知りの仲らしい。しかしあまりいい顔はしていない。

 

そして、病院関係の参加者と、一たち以外に1人で参加した女性がいた。ジャーナリストのあかねがいたが

 

彼女だけが釣り目的ではなく、聖恋島の秘密を探るための取材だった。

 

島にはコテージが1軒あり、霧声という女性が切り盛りをしていたが、それ以外に「住んでいる人」はいなかった。

 

さっそくコテージに着くと、妙な声が聞こえた。あかね曰く「海の精霊セイレーンの声」らしい。

 

 

呼び出されたツアー参加者たちが見たものは！？

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夕飯が終わり、翌日の釣り船は6時にでるということで、早めに寝ようとしているところに、ドアの下に手紙を見つけた一。

 

ツアー参加者の医師の「美火」からだった。「10時にダイニングにお集まりください。話したいことがあります」

 

と、書かれていたが、全員がそれぞれのドアを開けて同じ手紙を見ていた。その少し前、上司に連れてこられた美火は

 

彼に不満を漏らしていた。そして、ビールを飲んでいたが電話を切ると、力なくグラスを落として意識を失くしていた。

 

しかし、そんな美火がみんなに「話したい事」とは！？一が時計を確認して、22時にダイニングのドアを開けると、

 

みんなに背を向けて座っている美火。何を打ち明けるのか・・・！？と思っていると、外から矢が飛んできて

 

美火の額に命中し、彼女は絶命してしまった。剣持は身分を明かして、遺体を食糧庫に保管することにした。

 

外は暗く誰が何のために美火を狙ったのか・・・。一たちはボートらしきものを見たが、セイレーンの鳴き声が昼間とは違っていた。

 

 

第二の犠牲者と、セイレーンの声の正体

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翌日、ダイニングに降りて行った剣持たちは、医師の影尾たちが騒いでいた。食糧庫の食品がすべて食い荒らされ、

 

朝食が何もないのだという。しかも、今日から3日は海が荒れて漁には出られないという。しかし、影尾に契約を切られたくない

 

取引先の伊豆丸は、霧声が「今は釣れません」という言葉を無視して、釣りに出掛けたが、ほどなくして戻ってくると

 

やはりなにもつれなかった。そこで剣持と一と潮が、釣りポイントを変えて釣りをしに行くことにした。

 

すると、潮に大きなあたりが来たが、彼はそのまま海に引きずり込まれてしまった。一が「竿を放して」と、言っても彼は離さなかった。

 

しばらく時間がたち、霧声が「魚をとってきます」と出かけて行った。セイレーンの声が変わっていた。

 

剣持は近所を散策しに出たが、そこで旧日本軍の基地を見つけたが、そこからセイレーンの声が近い。

 

一たちも合流して、セイレーンの声に近づいていくと、そこには旧日本軍の魚雷があった。霧声によると、戦時中は特攻隊の基地だったらしい。

 

その半分水につかった魚雷に、空気と水が入り込むことにより、鳴き声のような音を出しており、潮の満ち引きにより、声が変わっていた。

 

だから、霧声はセイレーンの声を合図に魚を獲りに行くなどしていたのだ。一は戻ってから潮の遺体を見て気づいた。

 

彼は脱げにくい手袋をしていたはずだが、遺体には手袋がなかった。もしかして、竿を放さなかったのは、

 

「竿が手から離れなかった」のではないのだろうか！？となると、この島にいるメンバーの中に二人を殺害した犯人がいるはずだ。

 

 

 

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