「ハコヅメ」４話、設置された特捜本部と捕まらない暴行犯人
隣の街でも女子高生を狙った暴行事件が6件起きていた。そこで町山で起こった女子高生の暴行事件と関連付け、特捜本部が置かれた。
しかし似顔絵を描いた川合は、捜査から外されてしまった。それは似顔絵があまりにも単純すぎて、参考にならないと言う理由だった。
そして隣町の事件と、今回の事件は違いがあった。隣街では2人組の犯行。そして今回は1人での犯行
今回指揮を取るのは、町山署ではなかった。そのためかなり町山署には不利になったが、まずこの事件の関連性を説明する必要があった。
そこで川合が描いた似顔絵を見せた。すると誰が書いたか知らない、隣街の刑事たちは皆笑いものにした。しかし以前にも連続暴行犯で逮捕されている
「安田」の顔写真を並べると、誰もがそっくりだと驚いた。さっきまであんなに笑いものにしていたのに、写真を並べると実物とそっくりとなった。
そしてこの似顔絵をもとに、源たちは安田の家を張り込み、洗濯物に隣町で起きた犯罪の証言に出てきた、特徴的なTシャツが干されていること
そして、ターゲットとなるのか小柄な女子高生と言う特徴が一致していると言うことで、この事件を関連付けだと言う。
そこで、グループ分けがされ24時間体制で、安田を見張る係、黒い車両を探す係、防犯カメラの映像を確認する係が決められた。
しかし、川合たちは捜査から外されたため交番に戻ってきた。そして交番の前に立ち、2人で街行く人々を見守っていた。
そんな時川合に診療所の場所を聞きに初老の女性が近づいた。しかし藤はそれを遮り、すぐに「その病院なら最近移転してこの道をまっすぐ行って上がったところです」と案内をした。
そこで藤は、管轄の地理ぐらいしっかり頭に入れておくように。と歩いて管轄内を全てくまなく回ってくるように指示した。
川合は何とか歩き出したものの、暑くてたまらない、そしてすべて歩き終わるのに夕方までかかると思うと気が重かった。
でも目に入ってくるのは食べ物屋さんばかり。しかし今は公務中。と自分に言い聞かせて全てくまなく歩き交番に戻ってきた。
そして数日後伊賀崎ハコ長が、川合のデスクを見ると不思議な地図があった。その理由を聞いてみると、「ただ覚えようとすると頭に入らないので…」
その地図はまるでグルメ地図のようだった。おいしそうなお店には四つ星や、あまりおいしそうなお店ではない所には2つ星など、川合なりの評価が書かれていた。
しかし伊賀崎は自分がお気に入りの和菓子屋が星2つ半というのが納得いかなかった。川合は和菓子はあまり好きではないと言った。それだけで星が下げられてしまったのだ。
特捜本部が置かれて、捜査が始まっても進展がないまま、時間だけが流れていった。そして交番で使う資料を使い終わったため、
新しいものを取りに町山署に、藤が行こうとして川合を誘った。密かに捜査に加わろうと言う魂胆だったが、伊賀崎が先回りしており、
全ての責任は伊賀崎が取ることとして、2人を捜査に加えることをもう既に決められていた。そこで藤は改めて川合に被害者の彩菜と話をさせてほしいと直談判した。
今回の事件で、単独で犯行に及んだ安田。その被害者となった彩菜が唯一口を聞いたのが川合だった。だからこそもう一度チャンスをくださいと頭を下げた。
そして2人で自宅に向かい、母親に了解を得て2階へ上がった。そして彩菜ちゃんに語りかけた。
「彩菜ちゃんごめんね。ちゃんと話を聞けなくてごめんね。辛かったよね、怖かったよね、食事はちゃんと食べてる?ちゃんと眠れてる?」
と、川合は自らの調書と、隣町の調書の違いを見比べ、自分がいかに彩菜ちゃんの話を真剣に聞いていなかったかを謝った。
しかし一向に部屋から出てくる気配がなかったので、藤が「では今日のところはこれで失礼します。また出直してきます」と言って階段を降りかけた。
その時彩菜が部屋から出てきてくれた。そして改めて詳しく彩菜ちゃんの気持ちに寄り添った調書を作成した。
町山署では全員が、川合の似顔絵を信じていた。だからこそ安田が絶対に犯人だと張り込みをあきらめなかった。たとえ1週間家に帰れなくても、
誰が仮眠したかわからないふとんでも、1週間粘っても安田の動きはなかった。しかし源が単独で張り込みをしているときに、安田が黒いワゴン車に乗り込むのを見た。
そこで源は単独で追跡を始めたが、途中で捜査本部から「あまり長距離追跡すると気づかれる可能性があるから離脱しろ」と不本意なことを言われてしまったが、
仕方なく源は追跡を止めた。そしてその無線のやりとりを聞いていた山田は、こっそりと車の鍵を持ち、藤に手で合図をした。そして川合も連れて車に乗り込んだ。
左には車に乗り込み、捜査本部の指示とは違うことをやろうとしていた。川合は大丈夫なのか不安になったが、指揮する者が、町山署ではないことから
3人いなくなった位で上にはわからない。と言ってとりあえず車を発進させた。しかし安田が出かけた時間が夜の9時過ぎ。
今までの犯行時間は全て下校を狙った夕方だった。今までと違う時間に出かけたと言う事はどこに犯人を向かったのか?
そこで川合は「かき氷屋さん!」と叫んだ。2人は意味がわからなかったが、その向かいにこの地域で一番夜遅くまでやっている学習塾があると言う。
それならば1人で帰る女子高生を狙うことができる。かき氷屋の前に行くと、ほとんどの子供たちが親の送り迎えの中、1人の女子高生が歩いて行くのが見えた。
川合は後から付けた、藤は左、山田は右。女子高生が気づかないように、3人でガードした。そして思った通り女子高生が近づくとワンボックスのドアが開いた。
安田が刃物を持っていた。そして女子高生を襲おうとしたが、仲間が山田に取り押さえられた。そして逃げる安田。川合は気づくと無我夢中で追いかけていた。
藤が川合を探すと、安田をぴったりマークして走っていた。藤もそれに続き走った。しかし川合は疲れて転んでしまった。
そこに藤から叱咤激励が飛んできた。立ち上がって再び走り出した。そして川合のことを信じていた源も応援に駆けつけ、安田を無事に逮捕することができた。
このことがきっかけで、川合は「似顔絵捜査官」としての指導を正式に受けるように上から言われた。1歩前進した。
すべては川合の似顔絵を信じた仲間たちのおかげだった。そして犯人逮捕の報告を兼ねて、彩菜か警察署に来たときに、バックの中から紙の束を出した。
「いつもパトロールしてくれていたんですね。ありがとうございます。」と川合にお礼を言った。藤は知らなかった。
そして知らないうちに川合が成長していることも嬉しかった。事件も一段落して交番の藤のロッカーから、1枚の写真が落ちた。
藤の隣に写っている女性。この話を藤自ら川合にしてあげたほうがいいとハコ長は言った。それが藤が交番勤務になった最大の理由だろうか。
そして、そろそろ話した方がいいと言っていたので、川合と同じ勤続期間の頃になんらか事件に巻き込まれたのだろうか！？
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※本ページ情報2021年7月現在です。詳細については「Hulu」HPにてご確認ください。
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