日本テレビドラマ柴咲コウ主演「35歳の少女」目の前にある現実

望美は家を出て結人の部屋で暮らすことになった。でも頭の中にはママの顔が離れない。

何故なんだろう。大好きな結人の部屋で暮らすことができ嬉しいはずなのに。

朝ごはんはトースト1枚のみ。望美は今までママが当たり前に作ってくれた、目玉焼きやウィンナーはもうないと実感した。

 

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就活する2人

結人は約束通り教師に戻るといい、いくつもの面接を受け始めた。しかし以前に教師を辞めた経緯や

これからの教育に対しての思いを語る度、何の面接を受けても受かる事はなかった。

一方で望美は「アナウンサー」になる夢をまだ諦めていなかった。それを知った結人は就活用にスーツを買い与えた。

 

しかし望美は履歴書を書きながら思った。「自分は小学校卒業していない」その現実がどれだけ重いことか…。

そして実際に面接に行ってみると、すでに年齢が35歳と言うことで、どこも断られてしまった。

そんな現実を目の当たりにしても、望美はあきらめることはなかった。

結人は「無理」と言う言葉がどうしても言えなかった。

 

他の就活中の2人

父の進次は、職場に残るために左遷されることを、妻の加奈に言えずにいた。しかもそれは、義理の息子である達也を祝う日に辞令が出た。

そのため進次は、加奈が初めて本気で怒った姿を見ることになる。手当たり次第ものを投げつけ

財布の中に、前の家族の写真があることを指摘された。自分のことなど愛してないと言われた。

そして挙句に家を追い出され、あろうことか新築の引き渡し予定の家の中で眠ってしまった。

 

それが引き金となり、解雇となってしまった。それを誰にも言えずに悩む進次はまだ建築関係で働きたい気持ちが強くあった。

一方で、愛美も泥酔動画や林田を殴ったことにより会社に居づらくなったが、結人の励ましで、

デザイナーとして1から仕事を探すことに決めた。しかしあの動画が拡散されており、それがネックとなりどこも断られてしまった。

そして2人は職安で出会うことになった。お互いに無職で職を探している状態。

2人でレストランに行くが、結局は愛美の反発的な態度により、昔のように話すことがなく別れた。

 

彼氏代行

愛美は、思うように就職活動ができず、おまけに父に会い、余計に気分がむしゃくしゃした。

そこでいつものように「彼氏代行」をお願いするも、既に結人は辞めており彼氏の代わりをお願いすることができなかった。

そこで結人に直接電話すると、「今から家に来ないか?」と言われ、結人の部屋を訪ねた。

 

そこには望美がいた。今一緒に暮らしている。とうれしそうな望美。

そして望美は愛美にある提案をした。「今ママは1人で寂しいから、愛ちゃんが家に帰ればいいよ。」

愛美には納得できない言葉だった。望美には愛美が母、多恵の一方的な態度が気に入らず家を出たことが理解できないのだ。

だからこそ今更そんな家に帰れと言われても、愛美も余計にイライラしてきた。そして挙句、まだアナウンサーを目指していることを知り、現実を見ない望美がかわいそうだと思うようになった。

 

 

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