日テレ柴崎浩主演ドラマ「35歳の少女」結人の恋人になりたい望美

10歳から眠り続けた望美。そして25年の眠りから目覚め、急速に成長していった望美だが

所々、成長段階で学ぶことが抜けているため、恋人と言うことがよくわからない。

それでも自分は、結人と付き合っていると公言してしまっている。見た目は35歳なのに、付き合うと言うことがどういうことなのかわからないまま。

 

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付き合うと言う事

結人と自分を付き合っていると周りに言っている。しかし、周りは顔をしかめるばかり。

望美にとって、付き合うと言う事は、一緒にいるということが前提だと言うことだ。

しかし一般的に付き合うと言う事は、デートしたり、性的関係を持ったりすることを言う。

しかし望美にとっては、それは未知の領域であり、経験がないため付き合うと言う観念からは抜け落ちている。

 

結人はあまりにも望美が「私たち付き合っている」と言うため、現実を知らせるため望美をベッドに押し倒した。

全力で抵抗する望美。しかし結人も望美の腕を離さなかった。

付き合う者同士が、自然にすることを教えようと言うことだ。結局キスすることもできなかった。

そして望美は、恋人同士がどんなことをするのかが少し気になりだした。

 

結人が仕事を辞めた

事あるごとに望美から「先生に戻ればいいのに」と言われる結人。

そして先日、望美が言ったことが結人の心の中で引っかかってしまった。

「男の子は結人が教師を辞めることを望んでない」

亡くなった男の子は学くん。10歳でマンションから飛び降りて亡くなった。

学くんは本当に、自分が死ぬことによって、結人が教室を辞めることを望んだのだろうか?

 

その答えを見つけるため、望美を連れて長い間来ることができなかった、学くんのお墓に行った。

ちょうど母親がお参りに来ていた。そして断りを入れ、結人も墓前で手を合わせた。

その途端涙があふれた。あの時いじめを見て見ぬふりした自分を責めた。

そして背後から、望美が学君に語りかけた。「学くん、結人君、先生続けてもいいよね?」

答えは返ってこないが、墓前に手を合わせることにより、結人の気持ちも少し軽くなった気がする。

そしてその帰り代行業の会社に電話し、すぐやめることを伝えた。結人は、再び教師になろうと思い始めた。

 

多恵に報告

望美が男女交際について何も知らない分、結人は一つ一つ段階を踏んで、付き合うことを改めて教えなくてはいけなかった。

そして一番の問題である、母多恵へ望美と付き合うことを伝えること。

そのためお墓参りの帰りに、もう一件寄りたいところがあると望美を連れて行った。

 

意外にも自宅だった。ちょうど多恵はリビングで仕事をしていた。結人はきちんと多恵と向き合い

「望美さんとお付き合いをさせてください」

と申し出たが、多恵からは予想外の言葉が返ってきた「結人君か、ママか選びなさい」

望美は少し迷ったが、結人を選んだ。しかし現実を甘くはなかった。結人を選ぶなら家には置いておけない。

すなわち、望美に家を出ろと言う事だった。望美は戸惑ったが、すぐに荷物をまとめ戻ってきた。

25年もの間支えてくれたママを置いて、この家を出ることになった。多恵は結人から以前言われた「子離れ」を考えていたのだろうか。

 

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