日テレドラマ「35歳の少女」父進次の家族には絶対言えない秘密。
進次は会社から早期退職を求められていた。会社としてはアナログなやり方ではなく、もっとAIを駆使した営業方法にシフトしたかった。
しかし進次は、顧客に寄り添い、何か問題が起きればすぐに駆けつける。そんな人間味のある営業方針を曲げなかった。
そして、その事はどちらの家族にも言えないことだった。良い夫、良い父でいたかった。
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早期退職を断る
進次は、どうしても早期退職には納得がいかなかった。そこで会社に懇願すると、東京にいる保証は無い。
と言われてしまったが、雇用については考えてくれると言う。期待を持っていたが、現実は甘くはなかった。
会社に張り出された紙に書かれたのは、「今村進次は秋田営業所に異動を命ずる」
もう東京にいられないと言うことだった。いわゆる左遷した形で、会社には残れることになった。
しかしそんなことを、家族に言えるわけがなかった。
再婚した妻の子供である達也は、就職に失敗しそれからヒキコモったわ。
少し話をすることができたが、部屋から出てくる条件として「100万円を現金で渡す。」
その用途は、顔の全整形だという。しかも先日望美が遊びに来た時、達也が部屋に来るからと
隠れた親に対し、「そんなことおかしい!」と言って達也の前に出て行ってしまった。
そして望美はっきりと、「どこも整形する必要なんかないじゃない。いい男だと思う」と言い放ってしまったが
それ以来達也はより一層荒れるようになった。
達也の誕生日
翌日は達也の誕生日だった。妻は誕生日プレゼントとして、お金を渡すつもりでいた。
しかし、進次は自分も早く帰ってくるから、お金を渡すことだけを待ってほしいとお願いしていた。
しかしよりによって、その日に人事異動が発表されたため、進次は家に帰りづらくなってしまった。
ちょうどタイミングよく、望美から電話が来たのか、いつものレストランで食事をすることになった。
しかし望美から見ても、いつもの優しいパパではなかった。ビールを飲んでばかりで荒れている。
全然楽しくなかった。そんなパパは見たくなかった。パパも現実から逃げている。望美の目にはそう映った。
どうして大人たちは、自分たちの生きたいように生きないのか?生きたいように生きれないことに、なぜ言い訳をするのか?
望美の疑問は深まるばかりだった。
帰宅した進次
帰宅した進次は、妻の異変にすぐ気がついた。妻も夫がお酒を飲んで帰ってきたことにすぐ気づいた。
妻は自分に顔を見せない。無理矢理振り向かせると頬に大きなアザがあった。達也が殴ったに違いない。
しかし、進次が帰宅するのを待ちを渡すはずだったお金を、妻はすでに渡してしまった。
進次がなかなか帰宅せず、達也もひどく暴れたのだろう。
すると妻の様子が一変した。
「財布を見せて」進次は何を言ってるのかわからなかったが「中に前の家族の写真が入っているの知っている」
進次が、離婚した家にまだ未練があることを、妻はとっくに悟っていた。そして本来ならば見合い相手だった妻。
しかし、多恵からのアプローチに負け、お見合いを断る形になった。
いざ離婚して、以前の見合い相手がシングルマザーだとわかると、再び付き合うようになった。
妻にとっては、同情で結婚してくれたのだと、ずっと自分たちを見下している進次の態度が気に入らない。
と、いつもおとなしい妻加奈は、初めて進次の前で猛烈に暴れた。手当たり次第にものを投げ、
物音にびっくりして達也が部屋から出てくるほどだった。
そして翌日進次が目を覚ましたのは、引き渡し予定の新居だった。
進次には、もう行く場所などどこにもなかった。そしておそらくこれで仕事も失うだろう。
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