最近のドラマの「喫煙」シーンについて、なぜ増えたのか!?その理由は!?

昭和のドラマと言えば、普通に「喫煙シーン」が登場し、当たり前のように観ていました。

 

しかし、タバコが体に及ぼす『害』を考え、若年層がテレビを見る時間帯の「タバコのCM」が夜10時以降に制限されました。

 

それ以降、ドラマでも「喫煙シーン」が大幅に減ってきたように思いますが、最近になりまた「喫煙シーン」が増加傾向にあると思います。

 

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喫煙シーンのドラマが減った背景

昭和のドラマでは、当たり前のように「喫煙シーン」が描かれてきました。またそれが「かっこいい」という風潮もあったと思います。

 

しかし、平成に入り「喫煙シーン」を盛り込んだドラマの数は激減したように思います。

 

その理由のひとつに、「スポンサー」の問題があると思います。タバコが体に及ぼす『害』を考え

 

10代からの喫煙を避けるためか、夜10時以降にしかタバコのCMは流せなくなりました。

 

それに伴い「JT」いわゆる「日本たばこ産業」がスポンサーにつく、ドラマも激減したこともあり、

 

ドラマの中での喫煙シーンは激減されたと思われます。そしてもう一つの原因は「ドラマの衰退」です。

 

一時はフジテレビの『月9』に代表されるように、「トレンディードラマ」が大流行しましたが、それがバラエティ枠へ変更するテレビ局が増え、

 

地上波のドラマ本数が激減したのも、タバコの喫煙シーンを見なくなった理由の一つに考えられます。

 

最近になり喫煙シーンのドラマが増えた背景

タバコの購入に関しても、以前は自販機ならば誰でも購入できましたが、カードの導入により、年齢確認が厳しくなり

 

誰でも購入できる環境は激減しました。そして、タバコの大幅な値上げもあり、様々な事情から喫煙者数も激減しています。

 

昭和40年の調査開始時は、成人男性の約80%以上が「喫煙者」であり、女性も20%ほどの喫煙者がいました。

 

しかし、現在女性の喫煙率はさほど変化していませんが、男性の喫煙率は40%以下となっています。

 

それに反比例するように、ドラマでは喫煙シーンが増え始めています。代表的なのは西島秀俊さんと香川照之さん出演の「MOZU」

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この中でお二人は奪い合うように、タバコを吸うシーンが連続します。しかし、お二人ともプライベートでは喫煙しないので、

 

いわゆる「ふかし」なのですが、このドラマでは公安のはみ出し者と、刑事のはみ出し者という「アウトロー」な部分があり、

 

その象徴として、頻繁に喫煙シーンが登場するように思われます。そして、現実でも喫煙者の綾野剛さん主演の「アバランチ」

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こちらでも喫煙シーンが登場しますが、このドラマもまた「元公安」という場所からはみ出てしまった

 

アウトローな主人公の「法では裁けない人物に裁きを下す」という役割から、印象的にタバコを使用していると思われます。

 

もう一つのタバコの喫煙シーンが増えた理由

もう一つ喫煙シーンが増えた理由に、「原作のドラマ化」です。原作を発表した時点では喫煙が当たり前の時代だとしたら、

 

小説やコミックにも自然に「喫煙シーン」が描かれます。そして、もしそうでなくても作者の意図で、

 

喫煙シーンを盛り込み、実写化にあたりどうしても喫煙シーンが不可欠になる場合もあります。

 

歌手の森山直太朗さん出演の「うきわ」でもベランダでの喫煙シーンが描かれています。もしこのシーンがなければ、

 

お隣の主婦の「うきわ」になる、ベランダでのひと時はやってきません。

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そのほかにも、今再びバラエティ枠よりも、ドラマ枠が「深夜」に増えていることも原因の一つでしょう。

 

深夜枠であれば、若年層がリアタイして視聴するような時間帯ではない。可能性が非常に高いので

 

深夜枠のドラマでは比較的、喫煙シーンを見かけることがあります。白洲迅さん出演の「どうせもう逃げられない」も

 

基本的に制作局では深夜枠ドラマでした。ここでも時折喫煙シーンが描かれています。

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「うきわ」同様に、こちらも原作のコミックがありますが、そこにも喫煙シーンがあるのかもしれません。

 

男性は愛する人を車に乗せ、禁断の愛する人は事故で亡くなり、自分は生き残ってしまった罪悪感を抱えて生きてきた。

 

そんな部分が、喫煙で「気を紛らわす」ように登場しているように感じます。

 

結果的にドラマでの喫煙シーンが当たり前だったのは、「誰でもタバコを買える時代にあった」ことと、

 

ドラマ全盛期であったことが大きな原因であったと思います。

 

そして、今また喫煙シーンが増えてきたのは、原作に描かれているので盛り込んでいるのと、

 

深夜のドラマ枠が増えたことが、大きな原因の一つだと考えられます。

 

■喫煙シーン関連ドラマ

 


 

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