フジテレビ系列「悪魔の弁護人」御子柴に罪を償うチャンスはないのか?
次回最終回を迎える、フジテレビ系列放送「悪魔の弁護人」
最終回まで3話にわたり、御子柴は実の母親の再婚相手殺しの弁護を担当します。
しかし、出てくる証拠は御子柴にとって不利なことばかり。
しかも、御子柴が少年院に入った直後、罪の意識から自殺したと思われていた父親は、
今回と同じ死に方をしていた。
コンテンツ
罪を償いたい御子柴
御子柴は14歳の時、虫を殺して解体する気持ちで、5歳のみどりちゃんを殺害し
遺体を損壊。そして袋に入れ、あちこちに放置したことから「死体配達人」と呼ばれた。
当時、被害者だけでなく、加害者の情報も、一般市民が自由に手に入れることができたため
御子柴の家族は「犯罪者の家族」として、30年以上苦しい生活を送ってきた。
しかし、御子柴は「少年法」に守られ、名前を変え、教養を身につけて世にだされた。
成人が犯罪を犯した場合、刑務所に入り罪を償うのが一般的である。しかし、少年はそのチャンスを与えられない。
いくら少年院で反省し、事件の重大性を認識したとしても、罪を償うことができない。
それどころか、名前を変えることが許されているため、加害者家族は悲惨な生活を送ることになるが、
少年たちは、名前を変えるため別人として、違う生活を送ることができる。
母の弁護
ある時妹が訪ねてきた。母親が再婚相手を殺害したとして逮捕されたと言うことだ。
その弁護を兄に依頼してきた。
他の弁護士には頼めない。「死体配達人」の家族を弁護する弁護士などいない。
そんな中、第一回法廷にて、検事が郁美は御子柴の実の母親、園部郁美だとバラしてしまった。
そのため、母親の裁判はますます不利になった。
そんな中、郁美の元夫が自殺した際に、捜査を担当した刑事が、岬検事の元を訪れた。
体内から大量のアルコール
首吊り
足元の遺書
当時は証拠とならなかったが、梁に何かを取り付けた跡
夫の死後、保険金3.000万を受け取ったこと
御子柴と郁美にとっては、不利な情報ばかりが集まってきた。御子柴自身も母の無実を証明することが難しくなってきた。
法廷で、父を侮辱したことから、郁美にに面会を拒否された御子柴。
そして、事務の洋子のルームメイトが書いた新聞の記事により、洋子が階段から突き落とさる事件に発展した。
御子柴は、何かと自分に信頼を寄せてくれる洋子に、心を開きかけていたが、この事故によりますます、自分が生きていくことで、人を傷つけることになると感じてしまった。
送金
御子柴は、法律スレスレの手段で裁判に勝つ、そして法外な報酬を得ていた。
岬検事の秘書が、御子柴の流れを調べてみると、毎月100万円の送金がみどりちゃんの遺族にされていた。
そのお金を元手に、今はすでに痴呆症となってしまった親が、施設で快適な生活を送っていると言う。
岬検事は、御子柴が本来は刑務所に入るべき人間だと責めていたが、少年法に守られ、罪を償えなかった代わりに
毎月高額のお金を送金していたのだった。
御子柴なりの罪の償いだった。しかし世間には公表はされてはいない。御子柴自身も公表する気などはない。
岬検事は、検事生命をかけて郁美の証拠を集めているが、犯行を裏付けるようなものばかりが出てくる。
しかし、郁美は息子の御子柴には「絶対私はやっていない」と言うばかりで、何も話そうとしない。
母の苦労を思うと、弁護士として勝ちたい気持ちもあるが、郁美が何も話そうとしない限りは難しいことだと思う。
きっと母の弁護で、無罪を勝ち取ることで、家族への罪滅ぼしをしたいのだと思う。
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