日テレ「ハコヅメ」6話自信喪失の川合と過去の言葉が蘇る藤。
川合は藤の言いつけを守り「制服を着ているときは警官の顔」を守り、だんだんとたくましくなっていった。
そして自ら率先して仕事をこなすようになってきた。もちろん書類作成もサクサクと進むようになり、頼もしい存在になってきた。
そんな時不審者がいると言う通報が入り、すぐに現地に向かった。すると本書から源と山田も応援に駆けつけた。
不審者は男性1人と思われた。状況がわかるにつれて、無線で連絡が随時入るようになっていた。
相手は農機具を手にしていると言うことで、万が一のためにパトカーから「さすまた」を山田が持ち出し、
4人で犯人を探すことになった。それぞれがバラバラに探そうとしたが、それはあまりにも非効率的で、
万が一の場合相手が凶器を持っているので、危険だという判断で、4人固まって犯人を探すことになった。
すると川合の背後にチェーンソーを持った男性が現れた。そして源たちが注意する前に、川合は身をかがめて、
3人の元へ走ってきた。そして4人の協力で酔っ払って暴走していた犯人を捕まえることができた。
源たちはなぜ、自分たちが注意する前に、犯人が振りかざしたチェーンソーを避け切ることができたのか不思議に思った。
すると川合は当然のように、「藤さんの視線が下に下がったからです。」ではなぜすぐ3人のもとに走ってきたのか?
それはその直後、藤が自分たちのほうに来るように顔でジェスチャーしたからだった。藤のペアっ子として、頼もしく成長したと、
源と山田は思った。しかし藤は「川合、調子乗ってるといけないよ」と身を引き締めるようにたしなめた。
でも正直川合は、自分が藤の片腕として、ほんの些細な仕草も見逃さず、うまく仕事をこなせていると自信がついてきていた。
しかしそんな自身も、一瞬で打ち砕くような出来事が起きてしまった。それは2人の間に大きな亀裂を生むことになった。
駐在所の勤務は過酷だった。休憩を取りたくても次から次へと、通報が入ったり、人が訪ねてきたり休む暇がなかった。
しかもやっと休憩できると思えば、本書からの呼び出しで、メンタルヘルスの講義に参加しなければいけなかったり、
心身ともにボロボロになりながらも、制服を着ている間は、警官としての顔を保つ努力を川合を惜しまなかった。
しかしそんな努力ではどうにもならなく、自信すら全て打ち砕かれるようなことが起きてしまった。
無線で「単独事故発生」と通報が入り現場に駆けつけた。藤に言われる前に、道を封鎖する川合。うまくできたと思った。
そして目の前にタオルが落ちていた。運転手の意識はあるので、川合はタオルの事は後回しにすることにした。
しかし、藤は運転手の無事を確認すると、真っ先にタオルに向かった。自分は単なるタオルだと思っていたが、その中には赤ちゃんの遺体が入っていた。
おそらく乳幼児のため、おくるみか何かに包み、チャイルドシートを使用せず事故を起こしたため、外にだけ投げ出されれて死亡したのかもしれない。
しかしそれが川合にとって、初めて死亡事故を目にする出来事だった。そして自分はそれを「後回し」にしようとした不手際が悔やまれた。
藤の指示がなくても、大抵の事はできるようになったと、自信を持っていたが、この自信がその瞬間すべて崩れ落ちた。
警察官として、事故の現場を目撃する事は当たり前のことだが、川合とっては人は目の前で死んでいると言う光景は初めてなので気が動転し
しかも、自分はその異変を見過ごそうとしていた。やはり藤のペアっ子として失格の烙印を自分で押してしまい
心を閉ざしてしまった。藤が元気づけようと声をかけても「ほっといてください!」と藤にある過去をまざまざと蘇らせた。
いつも「マウントメスゴリラ」と源たちからからかわれている藤にも、辛い過去があった。その過去を川合が掘り起こした。
「ほっといてください!」過去のペアっ子さくらが、藤に放った言葉。おそらく事故に遭い辛い気持ちを、紛らわしてあげようと
同期として、声をかけたがさくらはそれ以来心を閉し、以後警察官を辞めたのではないだろうか…。
川合には同じようになってほしくない!と思うも、同じ官舎の隣に住みながら、どうやって声をかけたらいいかわからない。
仕事を休み、部屋にこもってしまった川合。自信をつけ始めた時だったから、余計にそのショックは大きかっただろう。
数日して、川合が交番に来た。「しばらく休んで実家に帰る」藤は止められなかったが、川合は自分が引き受けた、子供たちへの紙芝居の仕事を
藤がやりたくない。と言っていたのにやってくれていることや、そこに「交通機動隊長」が、署内の無線電話を借りに来て
「俺たちは嫌と言うほど、人が死ぬ現場を見てきたから慣れちまったけど、普通なら川合のような反応が正しい。俺たちがおかしいだけだ」
と、声をかけられない藤の代わりに、代弁してくれた。その言葉を受け川合は自分の仕事を投げ出していたことや、
その代わりに藤に、迷惑をかけそれでも川合を信じて待っていてくれたことに、気がついたのかもしれない。
藤がやっていた紙芝居作りを引き受けて、実家に帰るのをやめた川合は、自ら子供たちに向けた交通イベントを成功させた。
しかしその後、道路の近くで遊んでいる子供2人に向かって、乗用車が走ってくるのが見えた。「減速しない…!」
川合は慌てて警笛と、警棒で運転手に注意を示したが、車が減速しない。急いで子供の元へ走り、身を呈して守った。
その間わずか数秒だったが、藤には過去の光景が蘇り、同じ出来事が繰り返される恐怖心が芽生えた。
しかし、川合は足を打撲しただけで済んだ。でも藤の気持ちはまたペアっ子を失う恐怖心でいっぱいだった。源は過去を思い出して泣く藤を
さりげなく守った。しかし、川合が現場復帰すると、藤は有休を取りある場所へ向かった。
その視線の先には、必死に車いすから立ち上がり、歩くリハビリをするさくらの姿があった。
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※本ページ情報2021年7月現在です。詳細については「Hulu」HPにてご確認ください。
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