すべての点が線で結ばれていく「東朔也」別人の猟奇殺人「天国と地獄」第7話
日高は久米の殺人が行われなかったことで、「東朔也」を一生懸命探し出していた。
その頃、彩子は日高の父親から電話を受けていた。記憶を失ったなら家にいちど来てみないか。
「東朔也」について何かわかるかもしれないと思い、福岡の実家へと向かうことになった。
コンテンツ
東朔也の死亡届
新月の晩に、久米と言う男性が殺害されるはずだった。日高はその後の清掃を行うため、その自宅に潜んでいたが
夫婦ともに変わった様子もなく、東が来たと言う痕跡もなかった。東が肝臓癌を患っていると言うことを知っているので、
もしかしたら容体が急変して、殺害を取りやめたのではないか？！急いで急いで、警察のデータにアクセスし「死亡届け」を調べていた。
しかし、該当するものはおらず、東朔也との連絡も途絶えてしまった。もし、彼が生きているならば、次に何をやるのだろうか？
急いで彼を探し出す必要があった。そこで、身元不明の死体の身元を確認する業者に、該当するものがいないか調べてもらうことにした。
特徴といっても、右手の手のひらにほくろがある位だった。最後に「9」を依頼された人物は、クウシュウゴウにあっている。
彩子達は独自に、「東朔也」について調べることにした。そして、9のペイントをしていた男性に特徴を聞いたとき
「右手にほくろがあった」それ以外の特徴を聞き出すことができなかった。なぜなら彼も右手にほくろがあったので、同じだと言う気持ちが強く残っていたからだった。
そして彩子は、なぜいつも落書きの消去依頼が陸に来るのか疑問に思っていた。そしてどこで確認して、依頼料を支払っているのか？
陸に確認すると、実際にクウシュウゴウに会った事は無い。しかし落書きが消えると振り込みましたと連絡が来る。
落書き消しの仕事をもらっておきながら、その正体はわからなかった。しかし1つ思い当たる点があった。
4の落書き
陸には1つ疑問に思うことがあった。「4」の落書きを消している時に、仕事の仲間である「師匠」が通り掛かり、声をかけてきたのだった。
もし、あれが本当に陸が落書きを消しているかどうかの「確認」だったとすると師匠はクウシュウゴウなのだろうか？
それを確認するには、右手を確認するしかない。そこで師匠の家を訪ねたが、「火傷した」と言って右手は包帯でぐるぐるに巻いてあった。
そして同業者たちと飲むことになったが、どうしても右手が気になる。そして師匠の人生も気になってきた。
しかし質問しても、「どうしようもない人生さ」と言ってはぐらかされてしまう。どうにかして道を確認する方法は無いだろうか。
そして仲間たちと別れ、帰ることになったが、その瞬間に師匠が倒れてしまい、救急搬送されてしまった。
病院に付き添う陸だが、どうしても右手が気になる。意識がない間に、右手の包帯をとって手のひらを確認したい。
そんな衝動に駆られていたが、もう1人師匠が倒れたと連絡を受けた人物がいた。日高だった。
急いで病院に向かうとするが、猟奇殺人がまた起きたと言うことで、仕事で呼び出されてしまった。
しかし、被害者の家は久米の息子。日高ぎ東がルール違反を犯したと憤っていた。リストにない人物を殺害する事はルール違反だ。
しかも現場に入ってみると、靴底の跡や指の跡がそこら中に残っている。これがもし東と一致すれば、彼は犯罪者となり捕まってしまう。
そして今までの凶悪犯についても、清掃した日高も共犯として逮捕されることになる。
陸はまだこの時知らないが、殺害された人物には大量の氷のついたタバコが口に押し込められていた。
もしかして、師匠はこの時にやけどを負ったではないだろうか。
河原の動き
河原は、捜査の第一線から外されたといっても、黙っている男ではなかった。部下を連れて独自の調査をしていた。
そこで彼も「東」にたどり着いた。そしてクウシュウゴウを名乗っていた、十和田元の部屋を清掃した特殊業者に辿り着き
東と言う男性が、亡くなった人物が書いたと思われる漫画を持って帰ったと言っていた。「まるで自分のようだ」と言っていたと言う。
しかし、仕事仲間でありながら東としかかわからず下の名前はわからなかった。
そして、「東」の足取りを求めて、様々なところを訪れたが、最終的に訪れた居酒屋で、最後に現れたのは日高と一緒だったと言うことがわかった。
そんな頃、居酒屋から搬送される男性を見て、寒くなるとこういう奴が多くなるなとつぶやく河原だったが、それがもしかしたら東朔也だったかもしれない。
そして、身元不明の遺体の連絡先で、急いで呼び出しを受けた日高は、パソコンの画面をそのままにして部屋を飛び出したため、河原の部下画面を見られてしまった。
日高が検索していたのは「あずまさくや」まだエンターキーを押していなかったので、漢字がわからないが、誰もが東を探していることがわかった。
日高は結局、猟奇殺人の現場に呼び出されてしまったが、東は生きているのだろうか。
日高がロッカーに荷物を受け取りに行くと、すでに取り出された後だった。そのため自分のマンションへ行き、ロッカーから取り出された荷物を回収していた。
日高には、ロッカーから誰か荷物を持ちだしたのかすぐにわかったのだ。そして陸をこれ以上巻き込んで、騒ぎを大きくさせないため、キスをしてその場をごまかした。
感想
東朔也と言う人物と、日高は深く関わっているとわかってきた。そして東の命が短いことも。
その命が尽きるまでに、復讐を全て終わらせるつもりなのだろうか。何のための復讐なんだろうか。
そしてなぜいつも、落書きを消すのは陸なのか。どこで犯人は確認をしているのか。疑問が点在する中、徐々に線として見えてきた。
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