フジテレビ系列「探偵由利麟太郎」最終回後編。殺人犯の愛情とは!?

劇団の看板女優【原さくら】が土屋マネージャーの手により殺害された。

なぜ彼は、自分を助けてくれた恩人夫妻を殺害しなくてはいけなかったのか!?

そこには彼なりの「深い愛情と憎しみ」が入り乱れていた。

 

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元歌手だった土屋

土屋も元「オペラ歌手」として活動をしていたが、【喉頭がん】になり歌うことができなくなった。

そのため、原夫妻が手を差し伸べ、さくらのマネージャーとして雇ったのだった。

しかし、いつも近くで見ている「さくら」は日々妄想と現実を行き来し、

徐々に壊れていくのを目の当たりにしていたのも事実。

そして、「自分の息子」と思い込んでいた藤本を殺害してしまったさくら。

 

【もう、さくらの限界は近い】

と、感じた土屋はさくらは【華】のあるうちに終わらせたい

みじめな姿をさらして欲しくない。と強く思うようになった。

ちょうどそのころ、「がんの再発」がわかり、自分の余命が幾ばくも無いとわかり

自分がいなくなった後、さくらが崩壊していくのは時間の問題だとひしひしと感じていた。

だからこそ、「人気オペラ歌手原さくら」であるうちに、その【命】を終わらせて輝かしい物にしたかった。

だからこそ、さくらに一番ふさわしい【最期】を演出したのだった。

 

総一郎を狙った理由は?

相良が行方不明になった時、雨宮と手分けをして探すことにし、自ら3階を志願した。

それは、停電を利用し「総一郎を殺害する」ため。

しかし、4階を見回っていた雨宮が総一郎の部屋になぜかいたため、暗がりで確認できないまま殺害してしまった。

4階の見回りを頼まれた雨宮は、4階へ行ったのだが「さくらの亡霊に会った」と総一郎に伝えるため部屋を訪れ

それを聞いた総一郎は、慌てて【確認】をしに部屋を出た直後だったのだ。

 

土屋は「さくら」という華のある妻がいる身でありながら、自身の権力を使い劇団の女性を食い物にする総一郎が許せなかった。

だからこそ、総一郎はこの世にいるべきではない。

こちらは少々身勝手な言い分に聞こえるかもしれない。トラウマにより夫婦生活にない物を外に求めた結果だった。

さくらもそれを【黙認】し、自身も違う男性と「恋人遊び」を楽しんでいた。

それが総一郎の言う、「夫婦それぞれの形」という物だったのだろう。

 

その先を見抜いていた由利

藤本を失い、壊れていくさくらは「子どもを欲しがった」

そこで、藤本と年齢も近い雨宮をマネージャーアシスタントとして迎え入れた。

しかし、由利は雨宮こそがこの事件の核心にあるとにらんでいた。

数々の女性と交際を重ねてきた総一郎。

雨宮は総一郎の「実の息子」すなわち、不倫の間にできた子供

自分の子供をそばに置いておきたかった。しかし、その【ポンコツ】ぶりに土屋のストレスは限界に達し

いつも、叱責される日々が続いていたが、総一郎は自分の息子が近くにいることを喜んでいた。

 

きっと、土屋も気づいていたのだろう。

だからこそ、総一郎への憎悪が増し「人違い殺人」を犯し、総一郎は一瞬で妻と息子を失うことになった。

その憔悴しきった姿は、もう何年も部屋にこもっているようだった。

事件も解決したかに思えたが、総一郎はその後【本物のさくらの亡霊】に出会い

階段を踏み外し、転落死することとなった。

【黙認】していたさくらだったが、「子ども」をつくったことはやはり許せなかったのだろうか。

 

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