スミレの結婚式後倒れたクジラママ「その女、ジルバ」9話

スミレと石動さんが出会ったのは「ジャック&ローズ」その思い出の場所で2人は、手作りの結婚式を挙げていた。

 

お互いに口下手なので、元気よく歌いだした。みんな盛り上がってきていた。しかしクジラママは、静かに倒れていた。

 

いつも皆の先頭に立ち、元気付けてきたクジラママが倒れた。アララが病院に付き添い、年齢のこともあるので精密検査が行われた。

 

 

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寝込んだクジラママ

検査の結果、倒れたときに頭などを打ってはいたが、異常はなかった。しかしそれよりも腰を強打しており、そちらの心配があった。

 

しかしさすがにダンスで鍛えた体だったのか、骨年齢は40歳!と言うことで打撲だけで済んだ。しかししばらくは安静が必要だと言うことになり

 

クジラママはそのまま、ジルバのベッドでしばらく休息することになった。しかし長いこと思い出すこともなかった過去が、夢となってよみがえってきた

 

夜な夜な夢に苦しめられ、叫び続けクジラママ。それは戦後まもなくのことだった。たった1人の家族である父親を待ち続け

 

今にも崩れそうなバラック小屋に住んでいた頃の話。戦後の混乱の中、今で言うヤクザが暗躍しており、クジラママもその犠牲となっていた。

 

 

その光景が夢となり、クジラママを苦しめている。思い出したくもない過去だった。しかしアララがママのためにとバラの花束を買ってきた。

 

するとマスターが「花売り娘」の歌を歌いだした。それとクジラママの表情が一変するのがアララにはわかった。

 

マスターが花売り娘について詳しくアララに教えるほど、クジラママは辛い気持ちになっていく。

 

それは思い出したくもない過去だった。クジラママも、戦後まもなく流行になり「花売り娘」をやっていた時があった。

 

しかしそれは、ヤクザたちに騙され無理矢理花を持たされて、街頭で花を売っていた。しかし花は売れない。でも売り上げは持っていかれてしまう

 

それだけではなかった。ヤクザたちはクジラママを売ることで金を得ていた。つまりクジラ者は売春させられていたのだ

 

そんな辛い過去が、一気によみがえってくる。そして夢の中でも彼女を責めてくる。

 

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ドミノ倒し

クジラママが倒れると、ナマコや、エリー、ひな菊までそれぞれが神経痛や、やぎっくり腰なのでお店に出られなくなってしまった

 

ナマコ以外は一人暮らしなので、マスターが孫を連れて様子を見に行くことにした。アララにクジラママを任せて。

 

そして一足先に戻ってきたマスターは、開店の準備をしていた。この店は何があっても開ける。それがこの店の決まりだった。

 

すると、エリーたちのところに行っていた孫が帰ってきた。一緒にチーママもやってきた。昨晩夢にジルバが出てきたため、心配になり店に来たと言う。

 

そしてマスターの孫から、みんなが倒れたと言うことを聞き、急遽チーママがお店に出ることになった。そしてクジラママを愛するJOZOも手伝うことになった。

 

マスターの孫もお店に立ち、賑やかな開店となった。それを2階の部屋で聞いているくクジラママは悔しくて仕方なかった

 

チーママとは、何かと気が合わないようだが、あの女が店を乗っ取ってしまう。と言う妄想に駆られてしまい、店が賑わうほどクジラママの怒りは大きくなっていった

 

しかしチーママには作戦があった。寝込むことになり落ち込んでしまったクジラママを、わざと元気付けるために店をにぎやかにし、早く自分が戻らないとと思わせるため

 

天照大神が機嫌を損ね、岩穴に閉じこもってしまった時、地上を照らす太陽がなくなってしまった。そこで人々は岩穴の前で踊り歌いにぎやかに過ごした。

 

それに例えて岩穴作戦していたのだったクジラママは負けず嫌いと言う性格を熟知しているチーママもだからこそ、早くくじらママを店に戻すため、わざと賑やかにしていたのだ。

 

その作戦は成功し、クジラママは思ったよりも早くお店に復帰することができた。そしてチーママはもう一つすべてのホステスに出勤を禁じていた

 

クジラママが戻ってきたときのためのサプライズに、ホステス達にも休養を与え、チーママはずっとお店に出ていた。

 

チーママは、執筆があるので帰ろうとすると、クジラママは「あなたの勝ちね」と言ってを送り出した。2人は分かっていたのだった。

 

お互いに刺激しあって、お互いが元気になると言う事を。その勝負にクジラママ負けたのだ。でも負けても店に早く出てきたので勝ったと思言うかもしれない。

 

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クジラママの懺悔

クジラママは、いつもに増してひどく夢のようなされていた。隣の部屋に引っ越していたアララは気づいてクジラママの元に行った

 

長年自分自身で抱え込んできた、戦後の混乱の中での出来事を、誰にも話さずにずっときた。それが今になり誰かに話したくなった

 

夫にも息子にも話すことなかった戦後の出来事。もちろんマスターにもジルバにも話したことがないこと。

 

話すことで、自分の過去から解き放たれたい。と強く思ったのだ。それでアララに話を聞いてもらうことにした。

 

 

バラック小屋に住み、ヤクザに売春させられ、自分はもう人間ではなくなってしまう。そんな危機感が自分を襲ってきた。

 

死ぬことも考えたが、それもできなかった。そこで男たちが寝付いた時に、家に火を放ち逃げた。

 

おそらくその火事で男性たちは亡くなったんだろう。だからこそクジラママの心にずっとわだかまりが残っていたかもしれない。

 

そして、ジルバに出会った「2人で一緒にやり直しましょう」と言ってジルバとともに人生をやり直すことにした。

 

アララはなんて声をかけたらいいかわからなかったが、全てを告白してくれたクジラママに対して、これからも生きてください。ママは何も悪くない。

 

としか言えなかった。それ以外言葉が見つからなかった。そしてその言葉は正しいかどうかもわからなかった。

 

 

感想

原作を読んでいて、戦後の混乱をどのように表すのかを注目していたが、なかなかドラマの中には登場しなかった。

しかし今回、クジラママの告白により、寸劇として戦後の混乱が描かれた。それはとても気迫に満ちたもの

いかに、戦後に辛い思いをしたのかよく表現されていたと思う。原作では何冊にもわたり描かれたことが数分でわかるようになっていた。

そしてバングルについて、チーママが真相をしっていた。やはりマスターが亡くなった後バングルとともに、ブラジルの地に葬ってほしい。と。

でも、本当に池脇千鶴さんの役作りうまいですね。1話目は本当に疲れ切った表情と体。そして無力感。役の為に生活習慣を変えて、わざと老けたと言いますが

今、9話ではあの「への字口」も猫背もなくなって、表情がとても明るくなっています。女優魂ですね。

 

 

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