TBS恋愛ドラマ「この恋はあたためますか」自分に足りないものに気づく樹木と、足りないものに気づかない浅羽
樹木は自分に足りないものは何か、気づくことができた。自分には商品を開発する能力はある。
しかしその根底に、商品に関わる知識が足りない。原価計算だったり、材料の細かい知識だったり、足りないことがたくさんある。
企画から外されたなら、それが良いチャンスと捉え、改めて基礎から勉強することにした。
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怯える正社員
樹木が基礎的な知識を身に付けることで、もともとある味覚の才能や、アイディアの宝庫など
知識が加わることで、とんでもないスイーツを開発するモンスターになる。元課長の一岡は
この開発部にとって、とんでもないことが起こると予感をしていた。そんな話を聞いた社員一同は、
もさ勉強始めた樹木を見て、それもあながち嘘ではないと確信した。これからの新しい商品を生むモンスターがここにいる。
一方で、キッチンへの出入りも禁止されたので、仕事中に新谷に会うこともできなくなった。
樹木にとってはさほどダメージはなかったが、新谷にとってはかなりのダメージを受けていた。
仕事でも会える。プライベートでも会える。いつでも彼女に会えることが新谷のモチベーションにつながっていたのだ。
しかし今回のクリスマス企画には、樹木はこない。せっかく楽しく一緒に新商品を開発するはずだった。
それができなくて落ち込んだが、落ち込んでいるのは自分ではなく樹木だと気づいていた。
ロボット掃除機に謝る浅羽
家にいてもなんだかぼーっとしてしまう浅羽。北川と一緒にいても、どこか気持ちが落ち着かない。
あまりにもぼーっとしすぎて、部屋でかけているロボット掃除機が、足にあたっただけで思わず謝ってしまった。
そのくらいに、自分が今何をして何を考えているのかわからない位に、浅羽は少し混乱した状態にあった。
でも不思議と、樹木に会うと笑ってられる自分がいる。でもそれはまだ浅羽気づいていなかった。
しかしコンビニの仲間たちは、すでに浅羽の気持ちと、樹木の気持ちが一致している事は気づいていた。
そこで品出しをしていることを隠して、樹木が店に来た時、わざと浅羽の下に連れて行き、
2人を引き合わせた。お互いどうしたらいいかわからないが、店長命令で、移動販売車に2人で商品を積み込むように命令された。
そこで、企画から外されたことや、新谷と付き合いだしたことなど、たわいもない話をする2人だったが
それを見ていた人物がいた。樹木が忘れていた販促物を届けに来た北川だった。
2人の姿を見て北川は、浅羽の気持ちが自分にはないことを、悲しいけれど確信してしまった。
自分に正直な北川
以前浅羽と付き合っていた頃は、大人の女性に見られたくて、かなり無理をしていた自分を反省していた。
そして、浅羽の気持ちを試したくて「別れよう」と言ったら、それが現実になってしまったことを今でも悔やんでいた。
しかし、またこうして付き合うことができて本当は嬉しいはずなのに、どこか気持ちに穴が開いたままだった。
それは浅羽の気持ちの中に自分がいないと言う思いが、大きな穴を開けていることに北川は気づいていた。
そして、その浅羽の気持ちがどこにあるかと言うことも北川は既に気づいていた。
自分に向けられるはずの気持ちは、知らず知らずのうちに樹木に向けられている。しかし本人が気づいていなかった。
珍しく北川がディナーを予約した。都心でもバーベキューができるお店だった。2人はとても楽しい時間を過ごした。
浅羽はそこで初めて、以前に別れたときの北側の心境を聞くことができ、驚きを隠せなかった。
しかしその後の言葉に、もっと驚くことになった。北川がまた「わかれよう」といったのだった。
でもこれは、さっきの話からすれば自分の気持ちを試していると思う浅羽だったが、
北川は的確に、今のあなたには樹木ちゃんしかいない。と言われた途端に、この別れは本物だと気付いた。
せっかく再び巡り会えた2人は、また同じ別れを繰り返してしまった。
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