TBS人気ドラマコンビニを舞台にした「この恋あたたためますか」動き出したひとつの恋

新谷は真剣に樹木に、気持ちを伝えた。樹木に出会ってから、嬉しい事はとても嬉しい、悔しい事はとても悔しい。

今まで自分が押さえ込んでいたような感情が、溢れ出るように、一緒にいるととても楽しいんだと自分の気持ちを素直に伝えた。

しかし、樹木の浅羽への気持ちにも気づいているので、「いつでもいいから」と樹木の気持ちが自分で振り向くのを待つと言ってくれた。

 

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週末のデート

週末新谷と樹木は、なぜか遊園地にいた。新谷のリサーチによると、この遊園地にあるキッチンカーのスイーツがとても評判が高いと言うことらしい。

すなわち「市場リサーチ」と称して樹木を誘い、遊園地デートを楽しむつもりだ。

しかし不運な事に、列に並びスイーツ買えるのを待っていたところ、樹木達のところで「ガスの故障」でしばらく作らなくなってしまった。

 

すると後から、「私たち見つかったのでよかったらひとつどうぞ」と声がかかってきた。

振り向くと、樹木がバイトしていた店舗の常連の、「炭酸子」だった。もちろん炭酸子さん。とは言えないが、

樹木のスイーツを1番に買ってくれたお客さんでもある。ありがたく1つスイーツをもらい2人で分けて食べた。

 

帰ろうとする樹木

樹木はスイーツを食べたら、用事は済んだと思い帰ろうとした。しかし新谷が止めた。

新谷の狙いはここからだった。樹木と遊園地デートを楽しむこと。その思惑通り、樹木は遊園地を思いっきり楽しんでくれた。

そして新谷も、樹木といる時間がこんなに楽しいのかと言う位に、思いっきりはしゃいだ。

 

しかし一方で、もう1組のカップルもデートを楽しんでいた。浅羽と北川だ。

北川から誘い、お団子を食べたり、神社を巡ったりゆったりとしたデートを楽しんでいた。

そして最後にはもんじゃ焼きを食べて、2人の時間を楽しんでいた。帰り際北川は本心を打ち明けた。

あの時は良い彼女になりたくて、我慢をいっぱいしていたけど、もう我慢はしたくない。

と浅羽の手を取り「何も感じない?」と尋ねると浅羽は北川を抱き寄せて抱きしめてくれた。それはOKと言うことに間違いはなかった。

そして改めて、クリスマスデートの約束をして別れた。

 

浅羽がスイーツを嫌いになった日

浅羽は普段甘いものは嫌いと言っていた。しかしインタビューでは「甘いものは大好きです」と答えていた。

そのインタビューを聞いていた新谷は、「小さい頃は大好きだったんだよ」と樹木と北川に教えてくれた。

だから別々の場所で、北川と樹木にそれぞれ「なぜスイーツが嫌いになったのか」と聞かれることになってしまった。

北川には「小さい頃に甘いものが好きすぎて食べ過ぎたから嫌いになった」と答えた。北川はそれで満足した。

 

一方で樹木は、インタビュー記事のチェックの時に、浅羽に質問を投げかけた。

しかし同じ答えでは納得しなかった。自分だったら、好きなものをどんなに食べても嫌いにはなれない。

それが樹木の持論だった。根負けしたのか浅羽はの出来事を話し始めた。スイーツを食べると人は幸せになるのは嘘だ。

あるクリスマスの日、新谷の実家の厨房を借りて、浅羽は家族にクリスマスケーキを作った。喜び帰ると、両親は喧嘩をしていた。

自分が作ったケーキなど目に入らず、喧嘩をしていた拍子に、ケーキの箱が飛びせっかく作ったケーキがぐちゃぐちゃになってしまった。

そんな思い出があるから、甘いものを嫌いになったと言う。逆に言えば甘いものを見ると、両親の不仲を思い出すのだろう。

しかし、樹木は私だったら食べる!全部食べる丸ごと食べる!浅羽を元気付けるつもりもなかったが、スイーツを無駄にした思い出を、少しでも楽にしたかったのだろうか。

だから、浅羽は今でもクリスマスが好きではないと言う。しかし、北川とクリスマスの約束をしているがどうなるのだろうか?

 

 

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