TBSドラマ「G線上のあなたと私」の也映子が弾きたい「サムワン」とは?

2019年11月19日放送のTBSドラマ「G線上のあなたと私」で、理人と也映子が『3コン』(3人コンサート)の曲目を決める際に

也映子が「サムワンやりたいんだけどあれ眠たくなるんだよね」と言葉を発しました。

サムワン=Someone to Watch Over Me

邦題 誰かが私を見つめている

どのような曲なのか見ていきましょう!

 

コンテンツ

作曲者は?

 

この曲を作曲したのはアメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィン。

1962年に作曲されました。

ミュージカル「Oh, Kay!」のために書かれた曲であり、歌詞は兄であるアイラ・ガーシュウィンが担当しています。

ピアノを勧める母に対して、アイラは興味を示さず、読書をしたり、新聞をかいたり…

その文才がのちに、弟ジョージのパートナーとして欠かせない存在となりました。

この曲は今日もカバーされ続け、ジャズのスタンダードナンバーとして愛されています。

 

ミュージカル「Oh, Kay!」とは?

このミュージカルのタイトルは実在する女性「ケイ・スイフト」(1897-1993)をモデルにしています。

幼少期から音楽の才能を発揮しますが、父親を亡くしてからは、本格的に音楽の道へ進むのをあきらめ、クラブで演奏などをしていました。

そんな時に、ジョージと出会い恋に落ちますが、すでにケイは結婚しており、夫公認で不倫関係を続けながら、作曲のサポートをしていた。

といわれています。

そんなケイ・スイフトをモデルにしたミュージカルですが…

 

あらすじ

1926年アメリカで「禁酒法」が施行され6年後のこと。当然公には酒場を開くことはできません。

しかし、闇の酒場には男女で賑わっていました。もちろん、お酒の密輸も行われていましたが

そんな頃第一次大戦後、ある貴族と妹ケイはお金に困り、最後の財産とも言うべき「船」で、アメリカに渡り、お酒の密輸で財をなそうとします。

しかし、禁酒法取締官に見つかりジミー・ウィンターの広大な屋敷に逃げ込みます。

実はいぜんに、溺れそうになったジミーをケイが助けたことがあったこともあったのです。

あらためて再会したケイはジミーに恋をし、さまざまなドタバタに巻き込まれながらも、ケイとジミーは結ばれます。

 

こぼれ話し

最初、兄弟はミュージカルに挿入するアップテンポナンバーとして「Someone to Watch Over Me」を作りますが

ある時、ふとジョージがテンポを落としてスローにした時、2人は顔をみあわせました。

「Someone to Watch Over Me」はアップテンポではなく、スローな曲でなくてはいけないことに気づいたのです。

それ故に、眠気を誘うようなスローナンバーとして定着していきました。

Someone To Watch Over Me ピアノ伴奏・バイオリンパート付き (バイオリンセレクトライブラリー) [ ガーシュイン ]

TBSドラマ「G線上のあなたと私」近く理人と也映子…。

 

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