日本テレビ「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」一人スポットライトを浴びなかった悲運の男

2020年3月15日、横浜流星さん×清野菜奈さんのアクションシーンが見ものだった

「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」は最終回を迎えました。

その中で、今回は一人悲しみの中で自害した男性にスポットを当てたいと思います。

 

 

コンテンツ

佐島一郎

 

法務大臣「佐島源造」の第一秘書であり、源造の実の息子である一郎です。

源造は男手ひとつで2人の子供を育てながら、日々「政治家」として奮闘していました。

しかし、娘のあずさの心はみたされないままでした。

そこに常に寄り添ってきたのが、兄一郎でした。母のいない家庭のため

末っ子のあずさに寂しさを感じさせないように、兄は妹の為になんでもいうことを聞き

父も、あずさを叱ることは決してありませんでした。

それでもみたされないあずさの気持ちは、あらぬ方向へ行ってしまいました。

 

誘拐事件の自作自演

 

父親の注意を自分に向けたいわがままなあずさは、兄に頼み「自分を誘拐」してもらいました。

そして、監禁生活となったのですが、政治家の娘が誘拐されたと世間は2人が思う以上の騒動へ発展してしまいました。

そのため、あえて「監禁期間」を作ったのですが、普段人がいない建物に明かりがついているのを不審に思った

近所の住民により、楽しそうに夕食をとる兄妹の姿が撮影されたのです。

それは、「誘拐事件」が解決した後に、直輝の父哲也によって源造の知るところとなったのです。

「大切な娘が誘拐」されたはずが、兄妹が悪ふざけで行ったいたずらだとわかったのです。

誘拐事件を捜査し、兄妹の自作自演だったと知った哲也を、一郎はあずさに頼まれて殺してしまいました。

 

佐島源造の偽装

 

直樹は父の死の真相を知りたくて、当時追っていた「コアラ男誘拐事件」と

父の死に何か関係があるのではないか!?と、誘拐された本人のあずさに近づき彼の振りをして探っていました。

そして、父である源造にも近づき真相を探る中で、佐島がミスターノーコンプライアンスとなって、世の中の事件に「シロクロつける」

飼育員とミスパンダを操る中で、直輝が真実に近づいていることに源造は気づきました。

そこで、佐島は偽装を行ったのです。

哲也の「遺書」を偽装し、【コアラ男】は森島哲也だった。とスクープが欲しい神代にリークしたのです。

 

しかし、それが逆に直輝を真実に近づけることになります。

誘拐地点

発見地点

謎の地点

を示した「地図情報」をあずさに握らせ、直輝に謎の地点に向かわせたのです。

その地点に埋められていたのは、「コアラ男誘拐事件」と書かれた茶封筒。

中には佐島が、コアラの覆面を持った男へ金を払う写真が入っていました。

そこで、直輝は「コアラ男誘拐事件」が、佐島が支持率をあげたくて家族思いの父を演じるための

自作自演の誘拐事件をでっち上げた。と考えたのです。

 

 

真相にたどり着いた直輝

 

源造はすべては自分が仕組んだ誘拐事件であり、それに気づいた森島哲也を殺害した。

と、直輝に告白しましたが、直輝が【復讐】に燃えた時、源造が「隠し事」をしていることに気付いたのです。

殺される覚悟で、会いにきた源造は「薬物」を持っていました。

もし、直輝に殺されなければ自殺するつもりだったのでしょう。しかし、その最期を迎える目に「涙」を直輝は見逃がしませんでした。

源造は誰かをかばっている。

 

そう直感した直輝は源造を死なせはしませんでした。

その頃、源造が哲也の遺書捏造について謝罪の動画を流し、「死んでお詫びします」と語っていたのです。

間違った報道をした神代は慌てました。法務大臣という肩書に踊らされ真相を確認せずに誤報を流してしまったのです。

そして同じころ、レンが「コアラの着ぐるみ」により薬物で眠らされ箱に入れ拉致されました。

 

そして、直輝を挑発する動画が、レンの携帯から送られてくるのです。

あずさが監禁された場所

その場所へ行くには、嫌でもあずさの嫌な記憶を借りなくてはいけません。

直輝はあずさに頼み、その場所へ向かいました。

動画でボーガンがレンを狙っていましたが、到着した時には人形に矢は刺さり

間一髪直輝をボーガンの矢が襲ってきたのです。

 

直輝の部屋

次にレンの携帯から送られた動画。

まぎれもなく直輝の部屋でした。しかも、直輝が父の形見として大切にしている

パンダのぬいぐるみを踏みにじるコアラ男。

30分以内に来ないとレンは殺害されてしまいます。

直輝は急いで自宅に向かいますが、その途中あずさが多くのコアラ男に拉致されました。

しかし、直輝が救いたいのはレンです。

でも、すでに自宅にはいませんでした。

 

どこかの建物内部

次にレンの携帯から送られてきた動画には、あずさもしばられ真ん中にコアラ男。

両手に銃がにぎられていました。そして、送られてきた住所。

そこに向かうと、送られてきた動画の光景がありました。

しかし、コアラ男を挑発的に「あんたなんかに負けない!!」と発言するあずさは

あっけなく銃で撃たれ、椅子ごと倒れてしまいました。

 

直輝は気づいていました。本物のコアラ男の正体に。

「佐島一郎」

でした。そして、今回の騒動は妹あずさに頼まれ、直輝の自分への愛情を確かめるための罠だったことに。

あずさはすべてに手を下さず、間接的に直輝の父を殺害しました。

そして、そのきっかけとなる事件を作り上げたのもあずさです。

すべてはあずさが仕組み、兄一郎へお願いしたことでした。

 

正体がバレたことにより一郎は自害し亡くなりました。

そして、あずさに打ち込まれたのは偽物の銃だと見抜いていた直輝は、あずさを責め父に復讐の許可をもらいました。

そして、落ちていたナイフであずさに向かうのですが、直輝のロウソクによりレンからリコに覚醒していたリコが間に入り

あずさは命拾いをしました。そして、父の入院先に向かい「直輝を消して」と懇願するのです。

自分のすべてわがままで周りを振り回しておいて、最後には直輝を消そうとするあずさ。

 

一郎は父から愛情をもらうことはできませんでした。

なぜなら「後継ぎにはなれない」と直接言い渡されたのです。

それはおそらく「誘拐事件を自作自演した」からでしょう。

では、なぜあずさには何の罰も与えず、源造は秘書として働かせながら

一郎の存在を消すような扱いをしていたのでしょうか・・・。

妹のわがままで人生が狂い、自害した佐島一郎。最後まで報われませんでした。

 


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日本テレビドラマ「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」最終回、目覚めないレン

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