フジテレビ木10「アライブ～がん専門医のカルテ～」薫の再発と、揺れる心の気持ち
2020年3月19日、松下奈緒さん、木村佳乃さん出演の医療ドラマ
「アライブ～がん専門医のカルテ～」が最終回を迎えました。
心は部長から、「国立がん医療センター」へ推薦され、横浜みなと総合病院からの転院をためらっていた。
さらに専門的な知識を高められるのはとても素晴らしい。しかし、それと引き換えに家庭が犠牲になる。
そんな思いを抱えて、薫に相談することにしたが、先に薫から「がん再発」の知らせを受けショックを隠し切れない心。
乳がん術後5年のお祝いに用意した、プレゼントも渡せなかった。
コンテンツ
仕事も続ける薫
薫のガンは「脊髄に転移」見られたが、薫が「仕事は続けたい」と強い意思を示したため
仕事に影響の少ない、抗がん剤治療を始めることになった。
ちょうど、乳がんの佐倉と隣り合わせで抗がん剤投与を受けることとなった。
佐倉は「職場に知られたくないから、入院での治療はできない」と言っていたが
つい最近、職場にすべて話したそうだ。そしてすっきりとした気持ちで治療に臨むことができていた。
そんな佐倉が、フリーペーパー「not alone」の編集をしている小山内静が、
以前にガンを患った経験から、同じガンサバイバーの立場として情報発信しながらも
再び、ガン再発と戦う姿を見て、佐倉も「not alone」の編集に関わるようになっていた。
その一つとして、「梶山薫」を取材したい。と申し出てきた。
もちろん、薫はその申し出を快く承諾し、正直な気持ちを打ち明けるとともに
副作用で抜け始めた髪を、病院の売店でバリカンを購入しそり上げた。
ガン再発を知った須藤
薫は以前、「関東医大中央病院」に勤務していたが、心の夫【恩田匠】が
看板崩落事故に巻き込まれ、その病院に救急搬送された際、自分のミスで匠の意識が戻らない。と罪の意識と
自分自身が父を「医療過誤」で亡くしている経験から、心の力になりたい。と事実を伏せて「横浜みなと総合病院」の消化器外科医として転院してきた。
その時、薫は上司でもある「須藤」と付き合っていたが、薫のやり方に納得のいかない須藤と気持ちのすれ違いから別れてしまった。
しかし、その後の恩田匠は意識が戻らぬまま、この世を去り「医療過誤」だとマスコミが真相を探り始めた。
そこで初めて、薫が匠のオペの助手についていた事実を知った心は、薫を遠ざけてしまった。
その後、マスコミに内部告発により、「医療過誤」は須藤が起こしたことだと判明した。
須藤は自分のオペのミスに気付いていた。しかし、薫の位置からでは確認できないことだった。
それを知らずに、オペの後処置を任された薫は、止血しすぎて匠の心臓が止まってしまったのだ。
須藤は自分のミスだと認め、病院を辞めた。
そこから、父を医療過誤で亡くした薫の気持ちと、自分の夫を医療過誤で亡くした気持ちを重ね合わせ
再び、薫と心は気持ちを通わせて言ったのだったが・・・。
須藤はフリーペーパーにより、薫のガン再発を知り失礼を承知で心に薫に合わせてもらえるように取り計らってもらった。
しかし、薫はなぜか須藤とは会わなかった。きっと会ってしまったら自分の弱さをさらけ出してしまうのが怖かったのかもしれない。
オペを断念した薫
薫が抗がん剤治療を受けている隣で、一人の女性が抗がん剤治療を受けていた。
シングルマザーの彼女は「娘の結婚式があるから、手術はできるだけ伸ばして欲しい」と言っていた。
しかし、娘は結婚が【破談】になっている事実を言い出せないでいた。そして、執刀医が抗がん剤で治療中の薫だと知ると
状態を心配し、他の医師の執刀を求めたが、心が薫の腕を信じてくれるよう説得していた。
しかし、心は薫の病状が良くないことに薄々気づいていた。
そして、「消化器外科医局」へ薫を訪ねると、デスクの椅子は出ているが室内には誰もいない。
心の目に飛び込んできたのは「足」だった。痛みに抗がん剤を弱くしたため、それが効果を発揮することなく
病状が進み、薫は立つことさえできない状態になっていたのだった。
入院し治療に専念する薫。そして、「国立がん医療センター」への異動を先延ばしにする心。
少しでも薫の近くでサポートしたかった。
時は流れ、3年後心は「国立がん医療センター」で働いていた。
そして、薫も現場復帰を果たし、オペを行っていた。
そんな心にうれしい画像が目に入った。おそらく薫の「脊髄」にあったガンの病巣がすべて消えていたのだ。
おそらく、ガンの治験に参加でもしていたのだろうか・・・。
心はいてもたってもいられず、タクシーに乗り込みあの時渡せなかった花よりもっと大きな花束を持って薫と再会をした。
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