『BL』だけど美しいフランス映画のよう「ポルノグラファー」書籍も映像もオススメ!
竹財輝之助さん主演で、FOD premium限定で配信されていた「ポルノグラファー」
「歳の差婚」で優しい旦那様晴海を演じる竹財さんが「BL」に主演となるとどうなるか気になりますが
FOD premium に加入していないので、視聴することができませんでした。しかしあまりの人気ぶりにTVerでも配信されています。
コンテンツ
限定配信だからこそみたい!
どんなストーリーなのか見てみたくて、TVerで配信されるのを毎週楽しみにしています。
自転車で走っていた大学生が、小説家の男性にぶつかり怪我をさせたことから始まる物語。
しかしそれは、「こじらせてしまった成人男性の孤独」を軸に描かれているのではないでしょうか。
そして、ストーリーに余分なものは一切ありません。登場人物と、「口述筆記」のために話す主人公木島の声。
そして時々木島が聴くアナログレコードの音楽。一切のものを排除し、登場人物も最小限に抑えられ、
なおかつ背景音楽が効果的に使われていることにより、「フランス映画」を思わせるようなドラマとなっています。
個人的な感じ方なので、また違う感想を持つ人もいると思いますが、この静かなストーリー展開が、ある日突然崩れます。
そして、こじらせてしまった男性は見つけた光を再び見失ってしまいます。
木島という人物
この物語は最初からボーイズラブを描いたものではありません。
木島と言う人物像が、流されるままに生きた結果ボーイズラブにたどり着いたと言うことです。
それゆえに木島は流されるまま、誰とでも体の関係を結び、そして別れを切り出されればあらがうことなく従います。
そこには木島の言い表せない「秘めたる孤独」が存在しており、その孤独を埋めるのが言い寄ってきた人たちです。
それがたまたま女性であったり、男性であったりします。だから結果的に、事故の被害者と加害者で出会った2人ですが
木島の人柄に惹かれていく大学生の久住が、結果的に彼を愛しボーイズラブとなるのです。
久住もまた、もともと同姓愛者ではありません。木島に出会ったことにより、彼のそばにいたいと思うようになった結果ボーイズラブとなったのです。
読めないなら原作本を
ドラマを見ていくと、どんどん先が気になりますが、このドラマには原作のコミックが存在します。
「ポルノグラファー」は序章であり、その前の物語「インディゴの気分」とその後の物語続編があります。
インディゴは、木島は本来純文学を目指し、小説家になろうとしましたが、初めて執筆した本のタイトルが「インディゴの気分」です。
そしてそれに絡めて、なぜ彼が官能小説を執筆するようになったのか、そしてなぜ男性と体の関係を持つになったのか
そういった謎がこの中で解決します。またこの話は映像化されています。やはり映像化され竹財さんだからこそ美しいのかもしれません。
そして続編も発行されていますが、こちらは2年後になります。大学生の久住が就職し、その後の物語となります。
今インターネットが主流の時代で、2人は「文通」と言う形で愛を育んでいきます。
どこか、小説家らしい愛し形が表れていると思います。そしてこじらせた大人が、1人の青年の力によって立ち直っていく。そんな姿が描かれていると思います。
どこか、小説家らしい愛し方が表れていると思います。そしてこじらせた大人が、1人の青年の力によって立ち直っていく。そんな姿が描かれていると思います。
映像作品と合わせてぜひ原作本も読んでみて下さい。
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