「ファーストペンギン」1話、片岡との出会いと、寂れた漁港、奇策を思い付く!
のどかは離婚して、旅館の住み込み仲居として働くため、漁港を歩いていた。
しかし、遅れて歩いてくる息子が気になり、よく見ると靴底がはがれて、とても歩きにくそうだった。
その靴を直していたのが、ちょうど漁港の目の前だったため、ある男性が昔を思い出してその光景を見ていた。
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漁師の片岡との出会い
気持ちの良い風が吹く、漁港のそばを通りかかった時、隣にむすこがいないことにきづいたのどか。
振り向くと、うつむいて元気がない息子進がいた。よく見るとその足元の靴底がはがれてしまっていた。
のどかは急いで荷物から、ボンドを取り出し、靴底をつっく付けてあげていた。
その光景をたまたま目にした、片岡という漁師がいた。「さんし船」の船長出もある彼は、
「みやこ」という妻がいたが、突然の病で帰らぬ人となっていた。そのみやことであったのも、
のどかがいた場所であり、彼女もまたシングルマザーで子供を連れていた。そして、みやこと結婚してから、
片岡は漁師として最盛期を迎え、彼女は福の神だと思っていた。そして、都が亡くなると、
漁港全体が衰退してしまったのだ。そんな思い出がよみがえってきたが、気づくとのどかの姿はなかった。
寂れた漁港を立て直す!!
しかし、片岡は漁港の組合の懇親会で、再びのどかと再会することになった。
のどかが働く旅館で、仲居として再会したのだが、彼女はとにかく生活のためのお金が欲しかった。
そこで名刺を作成し、その裏にいろいろな副業を書き込んでいた。片岡は名刺をもらったが、
おなじ「さんし船」の山中と磯田は、片岡がのどかに何か仕掛けるつもりではないかとひやひやしていた。
それは、みやこと出会い方が同じだったため、片岡がのどかに「何らかの運命」を感じている。
と、かすかに感じていたが、さっそく片岡はのどかを呼び出し、進を連れて船に乗せた。
すると、誰もいない漁港に来た。本来はそこが「さんし船」の拠点であるが、漁獲量が減っていくにつれ、
人が離れていき、今は片岡たちだけになってしまった。そして、事務所へ連れていくと、
のどかに1万円を渡し、「この漁港を立て直してほしい」とお願いした。戸惑うのどかに
名刺の裏を見せて「コンサルタント」という文字を刺した。なんでもいいから書いてみたものの、
のどかにコンサルタントの知識はなかった。しかし、仲居として働きだしたのどかを心配して、
『琴平先生』から電話がかかってきた。そこでコンサルタントのことを相談すると、
漁港からスーパーの鮮魚売り場に並ぶまで、「中間マージン」がかかり値段はかなり上がっていた。
この『コスト』を下げ、直接お客様とやり取りすれば、船はもうかるのではないか!?とヒントをもらった。
のどかが思い付いた奇策!
のどかは琴平先生からのアドバイスで、船から直接魚を届ける「おさかなボックス」を思い立った。
しかし、片岡は直接お客と取引するには、組合の許可がいる。とその提案を渋った。
そこで、のどかはどうしたらいいのか組合へ行き、法律についてしらべていた。その姿を組合長の杉浦は見ていた。
しかし、のどかごときに何かできるわけではない。と放っておいたが、のどかは「組合の許可がいる」
という片岡の発言に根拠がないことを知った。昔からそうした慣例になっていたので、
個人で販売するには「組合の許可がいる」と思い込んでいただけで、本来そう言った法律などなかった。
しかし、片岡だけでも組合を通さなくなると、杉浦にマージンが入らなくなる。そのため片岡に釘を刺しに来た。
そして、片岡も杉浦を通さなくなると、ガソリンや道具などが調達できなくなる。と言ったデメリットもあるため
のどかの提案を却下してしまった。そしてのどかも1万円を突き返し、あきらめた。
しかし、学生時代の苦い思い出がよみがえり、このままではいけないと再び立ち上がり、
杉浦が「そんなにやりたいなら、組合の元締めへ行け」と冗談で言うと、その場にいた元締めにいってしまったのどか。
そして、後日資料を作成し、「おさかなボックス」実現のために許可証にサインをもらった。
そして、市役所を訪れ、そこでも許可の判子をもらい、農林水産省まで行き許可の判子をもらって
正式に「おさかなボックス」は認可された。しかし、その報告を片岡にした直後、
杉浦が乗り込んできて、「金輪際燃料も道具もかさねぇ!」と言われ、片岡はのどかが勝手にやったことだと誤った。
すると、のどかは怒りをぶつけた。まず片岡に「くそして流さないやつになりたくなんじゃなかったのかよ!!」
と食って掛かり、杉浦にも「後のことは知らねぇって、たこ坊主が!!」と食って掛かった。
そして、片岡にタンカーを連れれ来るからついてこい!!と啖呵を切った。
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