Paravオリジナルコンテンツ「テセウスの船」犯行日記から見る犯行計画前半

TBS日曜劇場「テセウスの船」は子供が連続犯罪を起こし、陰で大人があやつっていた。という最終回で幕を閉じました。

ビデオオンデマンド「Paravi」では、全話配信だけでなく、ドラマの全貌が分かる特別コンテンツが配信されています。

まずは主演の竹内涼真さんと、文吾役の鈴木亮介さんの「撮影秘話」なども公開されましたが

その合間に「みきおの犯行日記」が公開されます。そこから見るこのドラマの全貌とは!?

 

 

コンテンツ

始まりは千夏ちゃん死亡1か月前から

 

31年後の心は、妻由紀が残した「音臼村」で起きた様々な事件・事故の小さな記事のスクラップから

父文吾が逮捕された「音臼小無差別殺人事件」は、平成元年1月7日の「千夏ちゃんパラコート誤飲事故」が始まりだと思っていました。

しかし、事件の始まりは千夏ちゃんの事故から約1か月前に始まっていたのです。

 

いつものように「田中元議員」の家で田中さんの詩を書いていたが、どれもつまらないものばかり。

あまりにもつまらないので、ノートに「落書き」をしていた。

それを帰省していた正志が見て笑っていた。そして、あることを教えてくれた。

1年前に転校してきたみきおは、学校になじめず毎日いじめられる日々だったが

正志の妹も毎日いじめに遭っていた。という。その仕返しに正志は「お楽しみ会のジュースに毒を入れればよかった」

と、思い出話をしたのだった。それが【小さな殺人鬼みきお】を誕生させることとなった。

 

 

低能な奴らを排除

 

みきおをいじめる児童は誰もが「低能な奴ばかり」

【この世からいなくなればいい】

正志は意気地なしで、低能なため実行しなかったが、みきおは【計画性】を持って実行する決断をする。

そのためには、まず小さな生き物から実験しないといけない。

そこへ、初詣に来ていた千夏ちゃん一家を見て、自分より小さな千夏ちゃんを【モルモット】に決定する。

その頃、正志がありの大群に農薬をまいたら、バラバラとすべて死んでいったのがたまらなく爽快だったみきお。

徳本が常に使っている軽トラには、農機具がすべて積まれており、その中から簡単に農薬を盗むことができた。

 

 

文吾が千夏ちゃんを連れて歩く謎

 

1話でのシーンでした。それは心が【本当に無差別殺人の犯人は父なのでは!?】と疑う場面となりました。

原作を読むとなんとなくわかるのですが、千夏ちゃんは姉の明音ちゃんと約束をしていました。

森にすむリスに「餌をあげに行く」

しかし、明音ちゃんは学校の友達と宿題をしており、待ちきれない千夏ちゃんは心がパラコートを捨てに行っている間に一人で森に向かいました。

吹雪の中森に入って行く千夏ちゃんを発見した文吾。しかし、文吾が止めても千夏ちゃんは「リスにエサをあげに行く」と言って聞きません。

そのため、ドラマ内では文吾が嫌がる千夏ちゃんを無理やり連れて行ったように見えたのです。

 

そして、文吾のおかげで無事に戻ってきた千夏ちゃんは、あらかじめ「ラムネ」にパラコートを入れた水筒を持ったみきおと会います。

みきおから渡されたジュース。千夏ちゃんは何の疑いもなく飲んでしまい死亡しました。

次なる【実験】をしたくなったみきおは、正志に頼み【毒】を手に入れます。

皆がどんな反応をするかワクワクする

と、学校で飼育されているうさぎが殺されてしまいました。

 

みきおの計画変更

 

最初みきおの犯行は「自分をいじめる邪魔者を排除する」ことが目的でしたが

目的を変更する出来事が起こりました。

いつものようにいじめられるみきおの元に、見るに見かねて鈴がクラスメイトを追い払い

「一緒に帰ろう!」と誘ったのです。

鈴にとっては些細な事でしたが、いじめられている「みきおにとっては大きな出来事」となり

「鈴ちゃんは僕の正義の味方だ!!これからは僕が鈴ちゃんの正義の味方になる!!」

と、「邪魔者排除」から、「鈴ちゃんを自分のものにするための犯行」へと計画を変更していきました。

 

そんな時、現れた時から「不審に思っていた心」の事実を知ることができました。

河原で心が投げた免許証と、由紀のスクラップを見つけたのです。

自分の計画がすべて記事となっていることにみきおは大興奮!!

絶対に「計画を成功させる」

そのために、「低能な奴を排除」する前に「邪魔者」を排除する必要がありました。

そこで、金丸刑事に夜、子どもが出歩く時間ではない時に歩いているみきおは出くわしました。

その時、みきおと金丸は「未来のノートを一緒に探す」約束をして、転落死させたのです。

それを佐々木紀子が、木陰から見ていたのです。

 

翼の自殺

 

もっと大きな【モルモット】が必要となってきたみきおは、新聞配達の「翼」を利用することにします。

婚約者の佐々木紀子から青酸カリを入手し、鈴を泣かせた明音ちゃんを「殺害するように」指示をしましたが

翼はやりきれなかったのです。明音ちゃんを殺しきれなかった翼は、自殺してしまいます。

そして、明音ちゃんは致死量の青酸カリを摂取しなかったので、死に至ることはありませんでした。

 

ドラマでは最終回になり、みきおの犯行に正志が関わっていたことが分かりましたが

いつから関わっていたのかはあきらかにされませんでした。

この「みきおの日記」を見ると、昭和63年12月に正志がみきおに、自分が考えて実行しなかった犯行計画がきっかけとなっており

千夏ちゃんが死亡した時には、すでに正志は関わっていました。

しかし、ところどころで、正志は計画に関わることなく、みきお単独での計画実行であることが分かりました。

 

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