「病室で念仏を唱えないでください」アナザーストリー研修医田中玲一の物語

TBSで2020年1月クールに、毎週金曜日放送中の「病室で念仏を唱えないでください」

伊藤英明さん主演の救命救急センターが舞台となった、医療ドラマですが、

見逃し配信についてはParaviがあります。その中に特別編のショートドラマが視聴できるようになっています。

 

 

コンテンツ

サトリ世代田中玲一

 

あおば台病院の、救命救急センターで「後期研修医」として働く田中玲一。

実家は病院を経営しているらしく、いずれはそこを継ぐため日々研修を重ねています。

なぜドラマのタイトルに「サトリ研修医・田中玲一」とついているのか・・・。

それは、掃除のおばちゃんが松本先生の事を指して、「サトリ先生」(仏門に入っているので)といったところ

田中玲一は、一般的に言われる「さとり世代」のため、自分の事を言われたと勘違いし、反論しますが

すぐに自分の間違いだと気づきます。しかし、そこからおばちゃんからは「サトリ先生」とよばれるようになりました。

 

研修が始まる日、気合を入れて救命救急センターへ駆け込みますが、

すでに患者が搬送されてきていて、大騒ぎな状態。

そこへ、スニーカーを履いて、袈裟姿の松本医師が猛ダッシュで入ってきます。

そして、たすき掛けをするとテキパキと指示をし、処置がどんどん進んでいきます。

何が何だか訳が分からない田中玲一ですが、「靴」について注意を受けました。

紐のスニーカーを履いていたのです。それでは紐がほどけてしまい、医師が転倒しては大事故になりかねません。

納得がいきませんが、白いマジックテープのスニーカーに替える田中医師。

その後、松本の異常なまでの「熱量」にすくなくとも感化されていく様子が

Paraviオリジナルストーリーでは描かれています。

 

松本医師の不在

ある日突然「当直を代って欲しい」と言われました。

当直は松本でしたが、田中は初めての当直でもOKなら。と了解しました。

その時、頭から血を流した男性が運ばれてくるのですが、患部を探しても見当たりません。

男性は小声で「下。もっと下の方」・・・かつらだったのです。

遠慮なくかつらを取る田中医師に、嘆く患者。同棲している彼女は知らないのに・・・。

そこへ彼女が駆けつけますが、彼の姿をカウンター越しにみてさっと隠れてしましました。

男性は、かつらがバレたからだ。と嘆きますが、実は女性も男性に隠れて「つけまつげ」をしていたので

素顔を見られたくなかったのです。

 

また、ある時は松本先生不在を嘆く、緩和病棟の松尾さん。

最初は松本に悪態をついていましたが、だんだんと心を開いていたのです。

しかし、病状が悪化する中、松本先生に会えないのはなぜだ!?

と、そうじのおばちゃんに聞きますが、答えられません。実は松尾はよく笑う人物だそうで

奥さんはしばらく「笑う姿」を見ていない。と悲しい顔を見せた。と田中が聞くと

「自分が笑わせる!!」

と、鼻メガネでジョークを言ってみたり、しますが男性は笑うどころかあきれてしまいます。

 

もう、先も長くない松尾に、掃除のおばちゃんは真相を話しました。

そうすると大笑いする松尾「坊主らしい!」と大笑い。

松本はいなくても患者を笑わせる力を持っていることを知ります。

でも、掃除のおばちゃんが「笑わせるんじゃなくて、あれは笑われてるよね」

というと、翌日、児島医師と掃除のおばちゃんが手を引いて止めるのも聞かず

松尾の部屋にいく田中玲一。

 

その姿を見て、しばらくして笑いだす奥さん。それにつられるように大笑いする松尾。

そして、同日の患者たちもみんな笑いだしました。

田中玲一はネットで「笑われる」を調べ、ピエロのように白塗りに大きな口を書いて、

水色の眉毛、赤い鼻をしていたのです。

松尾は「名前は?」と、聞くと「ジョーカーです」

 

再び笑い出す松尾。本名を聞いているのに、そんな答えはない。と笑われてしまいました。

しかし、松尾は珍しく「田中先生ありがとう」とお礼を言うのです。

奥さんは「ありがとうなんて珍しい」と口にすると、「お前が笑う顔を久しぶりに魅せてくれたから」

奥さんは、泣き笑い、なぜか田中も泣き笑い・・・。

きっと、その後容態が急変し松尾は亡くなりました。

 

言い出せない本心

田中には親に言えない気持ちがあります。

親は脳外科の研修を受けるように、他の医師に依頼しているのですが

なかなか、息子が研修に行かないことに、すこしいらだっているようです。

 

しかし、松本の元で働くうちに、様々なことに感化され、

もっと松本と働きたい!と思うようになっていたのです。

そのため、脳外の研修話をのらりくらりとかわしているのですが・・・。

いずれ、松本医師のようにあつい医師となって田中玲一は巣立っていくのでしょうか!?

 

 

 

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