TBSドラマ「病室で念仏を唱えないでください」オペができなくなった濱田を救った松本の方法

美咲ちゃんの死により、自分のオペに絶対的な自信を持っていた濱田は

もろくも崩れ、メスを握ると手の震えが止まらなくなってしまった。

公開オペの映像でその異変にいち早く気付いたのが松本だった。

ハートセンターの設立よりも、濱田がオペができなくなった失態を公開してしまう方が

濱田はより傷つくと判断したのだろう。「急患だ!!」と嘘をつき公開オペを中止させた松本だった。

 

コンテンツ

絶対的な自信

 

子どもの心臓は大人より組織がもろい。

その分手術はとても難しく、国内でも手術できる病院が限られており

手術を待って亡くなっていく命も少なくない。

その現状を誰よりも一番理解しているのが、幼少期に「運よく」心臓手術を受け

今こうして医師をしている濱田だった。

だからこそ、「運がよく」手術が受けられたのではなく、手術を必要とする子供の誰もが手術を受けられるようにしたい。

そのために、元々不器用な自分の腕を磨いた。どの医師よりも時間をかけオペの技術を磨いた。

雑誌でも取り上げられるほどの名医となった自分がいた。

 

しかし、「こどもハートセンター」設立目前で、一人の女の子の命を救えなかった。

絶対的な自信をもって終えたオペ。成功したオペだった。

しかし、数日後、そのオペが失敗だったとわかった。大動脈瘤を傷つけていたのだ。

それにより、美咲ちゃんは短い生涯を閉じた。

 

白紙になったハートセンター設立

 

オペの失敗から「こどもハートセンター」への投資話も、後ろ盾もなくなった。

最後のチャンスの「公開オペ」では、美咲ちゃんの事が蘇り

メスを最後まで握ることができなくなってしまった。「絶対的にあった自信」はもろくも崩れ

濱田はよりどころを失っていた。それを誰よりも早く気付き、救おうとしたのが松本だった。

 

美咲ちゃんの葬儀を終え、お礼に訪れた母親の姿を見て、濱田は逃げてしまった。

その後、救命救急センターへ来た母親が語った。

美咲ちゃんは「砂場遊び」がしたかった。そして、濱田が作ったパンダのぬいぐるみが好きだった。

松本は、濱田を外へ連れ出した。雨の中公園へ来た2人。

訳の分からない濱田を置いて、松本は砂場で「美咲ちゃんは砂遊びしたかったんだよな・・・。女の子だから何作ろう・・・。」

と、砂をかき集め始めた。飽きれて見ていた濱田だったがいつしか松本の横にしゃがみ

一緒に砂を集める大人2人。通りかかる人が笑おうとも、必死に大きな砂の山を作っていた。

そして、様々な思いが込み上げてきた濱田は、泣きながら砂山を作り続け

静に2人は作業を続けていた。そして出来上がったのは完ぺきな「砂のパンダ」

あまりのすばらしさに、子供たちが集まってきた。

 

倒れた若者

 

「砂の城」ならぬ、「砂のパンダ」が出来上がったころ、近くの路上で女性の叫び声が・・・。

突然すれ違った男性が倒れたらしい。

携帯を借り、病院へ連絡する松本と、男性の容態を確認する濱田。

濱田はすぐに「オペが必要」だと診断を下した。

濱田が嫌っていた「救急救命センター」に松本と2人で現れたことに驚くメンバー。

 

そして、松本は濱田にすべてをゆだねた。

「僕が助手を務めます」という松本だったが、濱田の手が震えはじめたら・・・

念仏・・・

救急センターに響き渡る念仏。

手の震えが治まるのを待つスタッフ。何とか震えは止まり緊急手術も成功した。

心臓の血管がもろくなっており、人工血管に切り替えたのだ。

途端に自信を取り戻した濱田。いつもの生意気な濱田に念仏が邪魔だ。

と、言われ、怒り心頭の松本。でも、まぁ濱田先生が自信を取り戻したなら結果OK!?

 

 

「病室で念仏を唱えないでください」は次回が最終回です。

 

 

TBSドラマ「病室で念仏を唱えないでください」少年時代の罪悪感から解放された松本

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