テレビ東京赤楚衛ニ主演胸キュンドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」

忘れてはいけないもう1人の魔法使い「柘植」

小説家でもある彼は、昔の偉人の言葉を引用し「人は恋をすると愚かになる」と1人思い悩む日々が続いた。

気づくと、通販で様々なものを購入し、時間指定で1時間おきに配達されるようになっていた。

 

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完全に恋に落ちた柘植

柘植は職業柄、家の中で仕事をすることが多い。そのため通販を多用している。

しかし最近、配達する若者が変わった。金髪でチャラチャラして柘植のタイプでは全くなかった。

しかし、柘植が誕生日を迎えたその日に、彼が荷物を持ってきた。その時に彼も柘植のことをよく思ってないことを知った。

しかし同じ時間に、2個荷物が配達されるはずが1つしか配達されなかった。しかし青年はすぐに営業所に戻り、もう一つの荷物を持ってきた。

 

その時彼に対する印象と、彼が柘植に対する印象が全く異なってしまった。

なぜなら彼が心配していた、公園にいた捨て猫が、しばらく様子を見なくなり心配していたところ、

柘植の部屋で元気に暮らしていることを知ったのだ。そして猫を抱いてみせる柘植は

猫を介して青年の気持ちが、とても優しいことに気づき心がときめいてしまった。

その瞬間信じられないことに、柘植は青年に恋をしてしまったのだった。

 

1人もだえる日々


柘植は安達の唯一の友人でもあるが、たちが魔法使いになったことを知っている唯一の人間でもある。

しかし安達にこの状況をどう説明しようか悩む柘植。しかしこれには高いハードルがある。

柘植は数々の恋愛小説を書き「恋愛マスター」と呼ばれるほどに、安達から尊敬されているのだ。

もし魔法使いになったことを、安達に相談すれば、自分が童貞でありそれを隠して恋愛小説を書いていたとばれてしまう。

だから安達にも相談できず、どうしたらいいのか1人思い悩む日々だった。

 

しかし安達にはマメにメールをしていた。肝心なことにメールの内容が文学的すぎて安達に理解できなかったこと。

それゆえに、安達も返信する事に困り、柘植の悩みは解決されないまま、時が過ぎていった。

しかし、柘植は青年のことを思うほどに、通販にのめり込んでいった。宅配する荷物が多ければ多いほど彼に会えると思った。

しかしそんな日に限って、どの荷物もからではない違う人物が運んできた。

青年のことが気になり、思わず営業所まで来てしまった柘植。オペラグラスで青年の姿を探す。

 

聞こえてきた音楽

柘植の耳に軽快なダンス音楽が聞こえてきた。柘植は以前青年のことを知る前、「パーティー野郎」だと思っていた。

その思いもあってか、柘植は音楽のする方へ向かっていった。すると音楽に合わせて踊っていたのは紛れもなくあの青年だった。

それをオペラグラスで必死に見守る柘植。本当に恋してしまった乙女のようだった。

 

しかしこの青年と、六角が仲間同士である事はまだ誰も知らない。

六角がダンサーになる夢を諦めたとき、仲間の1人は夢をあきらめずに今も頑張っている。

と、語ったのはこの青年の事だったのだ。六角が安達に見せた写真に彼が写っていた。

 

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