「ゴシップ」3話、覆面JK歌手の真相と、シングルファーザーの苦悩

相変わらず「カンフルNEWS」ではやる気のない社員達ばかり。根津は会社に泊まり込み、

 

特に大きな仕事があるわけでもないのに、瀬古の取材には今回は同行しなかった。

 

その代わりに、遅れて出社してきた椛谷に取材に同行するように頼んだ。彼も少しだけ興味がある内容だった。

 

コンテンツ

シングルファーザーの苦悩の日々

椛谷は元々、「週刊カンフル」のエース記者として、力を発揮していた。しかし、家に帰ることなく

 

家庭を顧みなかったため、8年前に妻は愛想をつかし出て行ってしまった。幼い息子を残して。

 

それから、父子との生活が始まったが、椛谷は「糸が切れた」ようになり、「カンフルNEWS」へ異動となった。

 

そして、息子の夕飯に間に合うように、定時にきっかり帰るのが日課になっていたが、息子は今反抗期真っただ中。

 

食事中もスマホを離さない。注意すれば何も言わずに部屋を出て行ってしまう。そんな息子が今夢中なのが

 

「覆面JKシンガー」と言われている、「AOI」だった。瀬古は「AOI」の真相が知りたくて、椛谷と取材に出た。

 

まずは、動画がアップされているライブハウスへ行ってみた。するとオーナーは「人が入りきらないほど一杯」

 

「すごいオーラを感じた」と話した。しかし、ライブ会場にいたという人物を探し出し、取材をすると、

 

禁じられているが、ライブ映像を密かに録画しており、当日お客は少なく歌もうまくなかった。

 

と、オーナーと正反対の意見を述べた。取材中椛谷は動画についているコメントから、見たことあるアイコンを開いた。

 

息子が描いた絵。そこには「雑誌記事なんてクソ!」などという、父の仕事を批判する書き込みであふれていた。

 

父として頑張っていても、息子は父の仕事を誇りに思うどころか、バカにしていたのだ。その事実をしり、更に親子の溝が深まった気がした。

 

■キャスト関連作品

2人の印象が全く異なる不思議


瀬古は「AOI」が「青野郁」だと突き止めた。彼女が所属していると思われる事務所へ話しを聞きに行くと

 

あっさりとその事実を認めた。瀬古も椛谷も違和感を覚えたが、翌日になりその理由がわかった。

 

ライバル誌が「覆面シンガー、顔出しでライブ配信」という記事を出したのだ。瀬古たちが事務所に行く頃には、

 

この記事が出ることが決まっており、宣伝のために利用されたということになる。しかし、瀬古はまだざわざわすることがあった。

 

オーナーとファンの印象が全く違うということ。そして、ファンが持っていた音源と、公開されている音源の検証の結果、

 

その二つはまったく別物であることが分かった。それを証明するように、生ライブ配信の書き込みに「口パク」とあった。

 

その検証のため、椛谷とカラオケにこもり、椛谷に様々な歌を歌ってもらい、何かリストを塗りつぶしていく瀬古。

 

そして一人の男性シンガーにたどり着いた。もう何年も前に歌手としてデビューし「一発屋」として

 

今では、どこの事務所にも相手にされない男性だった。そして、彼の部屋へ行くと追い返されそうになるが「AOI」の名前を出すと

 

2人を部屋に入れた。そして、瀬古は事実を突きつけることになる。

 

■キャスト

AOIの本当の正体は男性!?

瀬古は男性が過去にヒットさせた曲と、今話題になっている曲の歌詞に注目し共通点を指摘した。

 

そして、それは男性が歌詞に埋め込んだメッセージ。つまり、「AOI」というのは架空の人物である証拠。

 

ファンが聞いた声と、公開された声が「別人」であることも、録音して声だけキーをあげた物であること。

 

など、様々な事実を突きつけた。すると男性はヒット曲に恵まれず、事務所にも相手にされない。

 

そこで、自分で録音した曲の声のキーをあげ、女性にみせかけて動画をネットにアップしたらバズリ出した。

 

すると、手のひらを返したように、見向きもしなかった事務所が連絡をよこしてきた。

 

そこで、「覆面JKシンガー」が誕生した。瀬古はこの事実を書くことを約束したが、椛谷が「自分に書かせてほしい」

 

と、申し出てきた。そして、彼は記事を書き上げ最後に署名した。記事は「素晴らしい曲であることに間違いはない」という言葉でしめられていた。

 

すると、息子のアカウントに「AOI」の曲は素晴らしいとコメントがあがった。やっと父親の記事を認めてくれた。

 

そんな安堵感からか、遠ざかっていた「薬膳料理」のお店に久しぶりに足を運んだ。瀬古が常連だと知らずに。

 

そこで、一緒になった2人。瀬古にはまだまだ理解できないことがある。しかし、店の人たちや常連が優しく包み込んでくれる。

 

その帰り、瀬古は猫を見て「そこにいるんでしょ?」と声をかけた。すると、ずっと前から瀬古を付けていた

 

店の常連でもある、笹目が物陰から出てきた。瀬古に何の目的があり後をつけているのか・・・!?彼にはまだ謎が多い。

 

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