テレビ東京山里亮太原作「あのコの夢を見たんです」最終回で明かされるタイトルの意味

山里は今日も喫茶店で、「妄想ノート」を開いていたが、ある時を思い出し涙を流していた。

それは初めて「妄想のノート」を始めたときの話だった。常葉高校時代に遡っていく。

学校1かわいいと評判の女子生徒がいた。その後主役にして演劇をしようと言う話になったが、山里は空気のように扱われその場にいづらくなり教室から逃げ出した。

 

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はじめての妄想ノート

そして山里は初めて妄想ノートを書くことにした。ヒロインは学校1の美人ともてはやされている「愛」だった。

題材は「海賊」だった。海賊をやっつけるため海に出た船長愛、そしてそれをサポートするガンマン山里。

2人の冒険は、様々な困難を乗り越え、敵を倒し進んでいく。最終的な大きな敵に立ち向かうため。

 

しかし山里は、驚くことになる。妄想ノートを途中で書くのをやめ、次に開くと物語が進んでいる。

それは1度だけではなく、何度かあった。確かに自分の文字なのに、書いた記憶は無い。

しかし物語が進んでいる。なぜだろうか!?不思議な気持ちにとらわれていると、目の前に愛が現れた。

 

山里の妄想

学校1の美人だと思っていた愛。しかしそれは山里の妄想だった。現実は「自分が1番かわいいと思ってる厄介な奴」とクラスメートから差別されていた愛。

そしてクラスの中で、1番存在感のない山里は、声を発するだけで嫌がられる存在だった。

2人は同じようにクラスから、仲間として扱われる事はなかった。山里はそのことを妄想の中で忘れていた。

本当は愛も、クラスから仲間外れにされることが悔しくて、悲しかったのだ。

 

だから、山里が居眠りしている隙に、ノートを見て自分が主人公になり、敵を倒していくストーリーに好感を覚えた。

だから山里に物語をどんどん進めて、悪者をどんどんやっつけていく2人を描いて欲しかった。

そしてある日、帰ろうとする山里の前に愛が立った。そしてしまったカバンの中から妄想ノートを取り上げた。

 

2人の妄想ノート

そこから2人で一気に妄想が進んでき、敵を倒しながら、史上最強の敵へと立ち向かっていく。

しかしいくら腕利きのガンマン山里といえども、その敵へと立ち向かう勇気がない。

しかし、愛が言葉をかけ山里奮い立たせた。その瞬間山里が持っていたガンは重みを増し、

本物のガンマンとして、覚醒したのだった。そして2人は見事、最大の敵を倒すことができた。

 

その喜びに浸るなか、2人は現実世界で、自分たちを仲間外れにする者たちを水鉄砲で攻撃していた。

次々にびしょ濡れになっていく、学校の仲間たち。自分たちを仲間外れにした者たちに水を浴びせることはとても楽しかった。

クラスの仲間にだけでなく、廊下にいる人たちにも、そしていつも自分たちが隠れてお昼ご飯を食べている場所にやってくるカップルにも。

そしてついには、喫茶店にやってきて、横柄な態度を取るウェイトレスや、山里の仕事を邪魔してくるマネージャーなど

様々な人間に水鉄砲を浴びせた。それは2人にとってとても快感な出来事だった。

 

山里は眠りから目覚めた。そう「愛」と言う存在があったからこそ、この妄想ノートが生まれ、

愛が初めてのヒロインだった。そしてあの日初めて彼女の涙を見て、自分も涙した。

そして夢で、あの時の光景を見て、妄想ノートの始まりを思い出した。久しぶりに「あのコ」の夢を見たんです。

あのコ=愛。これが山里亮太の原点だった。

 

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