日本テレビドラマ2つの家族の物語「35歳の少女」やっと本心を打ち明けた達也
望美が事故に遭い、4年が経った頃、望美が肺炎にかかり生死の境をさまよった。そこで人工呼吸器を外すかどうかの選択に迫られた。
多恵は望美の生命力にかけて絶対に外さない方針だった。しかし、すでに介護と仕事に疲れていた進次は
早く人工呼吸器を外し、望美を楽にしてあげたいと言う気持ちが強かった。そこで2人の溝が深まり、離婚することになった。
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別の家庭を持った進次
離婚してしばらくすると、多恵とは恋愛結婚で結ばれたが、その前にお見合い話があった。
その相手が加奈だった。加奈は夫の暴力から逃れ、男の子を出産したが、シングルマザーとなり生活していることを知り、
加奈と新しい家族を築くことにした。そして本当の父として、達也と接する毎日が続いた。
達也も進次が本当の父だと思い、順調に育ったが、ある時歯車が狂い今の引きこもり生活が始まった。
引きこもったきっかけは、就職した職場で営業の仕事がうまくいかず、上司から叱られる毎日に疲れ
仕事を辞め、引きこもるようになってしまった。そして部屋から出ると、家族の顔を見ては暴力を振るう日々が始まった。
そのため部屋から出るときは、あらかじめ携帯で部屋から出ることを伝え、進次と加奈は隠れると言う生活がずっと続いていた。
しかし、進次は義理の父親だからが強く言うこともできず、仕事ではリストラにあい加奈は、前の家族の写真は今でも大事に持っていることが気に入らなかった。
そこで、ある日達也の目の前で加奈が暴れた。その日以来加奈も部屋から出る事はなくなった。そして離婚届を突きつけてきた。
逆に強くなった絆
加奈が引きこもるようになったことがきっかけで、達也が何か取りにリビングに来た時
進次と達也は言葉を交わすようになっていた。そして先日加奈があげた100万の使い道についても問いただすようになった。
しかし達也は、一向に使い道については話そうとしなかった。ただ「でかいことをやってやる」と言うのみだった。
しかし、それは競馬で大穴を当てることだった。そのため進次は力づくで止め、100万はそのまま残った。
そして、進次は加奈の一番の望みならと離婚届にサインをした。すると加奈は離婚届を破り捨て、食事を作るようになったが、相変わらず引きこもりの生活が続いた。
多恵が倒れ、家族の大切さを改めて思い知った進次は、達也とどうしても本気で話さないといけないと思った。
帰るとちょうど加奈が、自分の食事を持って部屋に戻ろうとしていた。それを引き止め、達也の部屋のドアに体当たりした。
ドア開けた達也
本当にドアを壊されては困ると、達也は3度目ぐらいの進次のアタックで、素直たなドアを開けた。
そして、進次が100万を加奈に返すように言うと、殴りかかってきた。しかし私返すこともなく、進次は殴られるまま耐えていた。
そしてなぜ引きこもっているのか、本気で話をしたいと思い、達也に語りかけていた。すると達也も徐々に心を開いてきた。
小さい頃本当の父親だと思っていた。そして小学生の頃は勉強もでき、バレンタインデーにはチョコレートがたくさんもらえた。
しかし中学に入り、父が本当の父親ではないと知り、勉強もついていけなくなった。それに加えていじめもあり、
達也の人生はどんどん狂っていった。それでも何とか大学まで行き、頑張って就職をしたが、営業がうまくいかず叱責される日々が続いた。
それで心が折れてしまった。何をやっても中途半端で、自分の1番輝いていた時が小学校で終わってしまい、何をやったらいいのかわからないと言う。
すると横から加奈が四葉のクローバーの話をした。2人で四葉のクローバーを探していた時、進次が達也に見つけたと言ったクローバーは
進次が一枚葉っぱをくっつけて作った物だった。それでも達也は喜んだ。本当は偽物だと知っていて喜んでいた。
進次を傷つけないように、達也なりにそうしたのだ。進次は達也が喜ぶために偽物を作った。
そんな2人は、「優しい」ところがそっくりな本当の親子だと加奈は言った。やっと本心で話をすることができた。
達也もこれからは変わっていくのではないだろうか…。
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