日テレ新ドラマ「35歳の少女」望美が初めて話した言葉と初恋

望美は目覚めることはできたが、心に思うことを「言葉」にすることはできなかった。

しかし、病院に家族が駆けつけた時、唇が動いたが、愛美にしかわからなかった。

「もも」

とりあえず多恵は果物の桃を買ってきた。

 

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退院を迎えた望美

多恵は望美が目覚めると信じ、毎日体中の関節を動かし続けた。

そして、望美は目覚めてから、リハビリになんとかついて行くことが出来た。

そこで、多恵は少しでも早く望美に日常を取り戻させるため、早々に退院を決めて、帰ってきた。

何も変わらないはずの「我が家」だが、姿見には知らない【女性】が映っていた。

 

気づいた多恵は、急いであの時のままの望美の部屋へ連れて行くと

机の本棚から「モモ」という本を取り出した。感想文の宿題が出た時、同級生に借りたらしい

最後のページには「広瀬結人」と書かれていた。

病院で最初に言った「もも」はこの本だったのだ。多恵はおそらく自分で返したいだろう。

と、その同級生を探して、事情を説明し、家族の食卓に呼んでいた。

 

初恋の結人

結人も25年経ち、望美の知る結人ではなかった。しかし、自分の手から本を返すことが出来た。

それから、一緒に夕食を食べるが、結人以外は食べない。事故のきっかけになった「すき焼き」を

進次も愛美も避けているようだった。

 

何気なく進次が、結人に今何をしているのか聞いた。

小学校4年生を受け持つ教員

望美の目が一瞬輝いたが、結人の話しを聞きながらだんだんと曇り始めた。

結人は「思い描いた夢」を現実のように話していたが、突然「そんな訳がない」と怒りにも似た感情をあらわにした。

教師になったのは事実だが、モンスターペアレンツや、子供が教師をなめているなど

現実を目の当たりにして、すでに教員を辞めて「代行業」で生活していた。

そして、それが引き金になったのか、愛美がすでに家族は崩壊していることを打ち明けてしまった。

 

いなくなった望美

翌朝早く電話がなり、目が覚めた結人。相手は多恵だった。

朝部屋へいくと、すでに多恵は家中何処にもいなかった。

結人はあてがあるのか、ある場所へ向かうと望美に声をかけた。

「ここだけは変わってないと思ったか?でも残念!数年前に建て替えたらしいよ」

望美は小学校に来ていた。そして結人の言葉をきくと、どこかに向けて歩き出した。

 

仕方なく後を追う結人

「ここは変わってないなぁ」

そこは図書館だった。結人が望美に本を貸したり、勉強したり一緒に過ごした思い出があった。

結人は懐かしさで、望美と一緒に図書館に入って行った。

 

初恋の思い出


望美は前日の夜、ラジカセで25年前の自分の声を聞いていた。

多恵にインタビューしながらも、最後は初恋の「結人くん」に告白するかしないかで終わっていた。

それを知ってか知らずか、結人は図書館にはいると、懐かしさから当時の感情が蘇り

「望美は俺の初恋だった」

と、告げた。その瞬間堰を切ったように望美の口から言葉があふれ出た

  • この声も嫌い
  • この顔も嫌い
  • この体も嫌い

自分が存在しなかった25年をみんなは生きていた。

そして結人は、望美に「教え方上手だから先生に向いてるね」と言われ

教師になったことを明かした。25年という歳月は、何もかもを変え望美は、一気に進んだ歳月に戸惑いを隠せなかった。

 

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