最終回ドラマイズム「荒ぶる季節の乙女どもよ。」顧問を人質にした部員達

文芸部の部長の曾根崎が、ラブホテル街にいた。という情報と、

和紗のクラスメイトが妊娠し、中退した時期が重なり、学校側は「男女交際禁止」をあらためて打ち出し

その見せしめとして、ラブホテル街にいた曽根崎と天城を「退学処分」にすると発表した。

それに反発したのが、文芸部の部員達。顧問を人質に学校に立て籠ることにした。

 

コンテンツ

告白したい菅原氏

菅原氏は和紗を前に、素直な気持ちを伝えていた。

「私は、泉君に好きという気持ちを伝えたい」

和紗はそれを了承した。しかしその前に「これから何が起こっても味方でいてね。」

と、電話を受けた泉が心配して駆けつけ、たまたま空いていた窓から入ってきたところだった。

 

思わぬ形で、菅原の本心を聞いてしまった泉は戸惑ったがはっきりと断った。

しかし、「和紗のことが好きだけど、抱きたいと思うのは菅原さんだ」

と、訳の分からない展開になり、和紗は戸惑いを隠せなかった。

泉と同様に、騒動を知り曽根崎と、天城も学校へ来ていた。

 

ミロ先生からの提案

ミロ先生は自分が本郷を連れて、ホテルに入るのを曾根崎が止めようとして

あの場所にいた事に気付いていた。つまり、自分の責任で曾根崎が退学になる。

それだけは避けたいと、直談判しに校長室へ行ったが、話しは覆らなかった。

そこで、部員達の計画にのり「人質」となる協力をした。

 

しかし、それらしく見えるようにロープに巻かれ、口をガムテープで塞がれていたが、

何か言いたそうな顧問に、ガムテープを外した。

その口から出たのは意外な提案だった。

 

色鬼

ミロ先生が提案したのは「色鬼」だった。

と、言っても普通に色を言うのではなく、感情を色で表現し、

その色に1番近ければOK、鬼が色とは違うと判断すれば捕まる。

そして、新たな鬼が感情を色で表現し、その色を探す。

 

懐中電灯を持って、部員達は学校中を走り回った。

そして、菅原が鬼になった時、色は「青」

一緒に泉と和紗はいた。ちょうど廊下にいた時、雲に隠れた月が出た。

そして、青の光の中に2人はいた。そこで「この色!」と意見が一致し

「幼い頃から知っているから、和紗を大切にしたいから、性的な感情は今はまだ持てない」

と、自分の気持ちを伝えると、和紗も同じ気持ちだとわかった。

お互いが小さい頃から知りすぎているからこそ、お互いを大切にしたい気持ちを再確認した。

 

去っていく男ども

その話しを聞いていた。でも、自分が性的対象としてでも、泉の気持ちにいたことは嬉しかった。

そして、いつの間にか色鬼が終わり、部員達は「男ども」が結局は混乱の根底にあるのだと、

学校から追い出してしまった。

そして、彼女達は好きな色に染まり続けた。好きなだけ絵具を使い・・・。

 

そして翌朝。校舎を見上げるミロ先生。そして出勤してきた校長達。

そこには紛れもなく、彼女達の「男女交際禁止」に断固反対する強い気持ちが

色とりどりにかかれ、校舎一面に張り巡らされていた。

「男女交際」が禁止され、初めて彼女達は気持ちの中で燻っていた感情を

「荒ぶる」文字と色で表現することができたのだった。

 

 

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