土曜ドラマ柴崎コウ主演「35歳の少女」妹愛美のジレンマ

愛美は6歳。もう「お遣いデビュー」してもいい年齢だった。

でも、行きたくない!と駄々をこねたことで、望美が代わりに行き事故に遭い

その後家族は崩壊した。特に愛美は望美が事故に遭ってから、両親はほぼ病院で、愛情が欲しいときにはそばにいなかった。

 

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プロジェクトの成功

両親が離婚した後は、親権が多恵に移り「母子家庭」としてそだったが、

それでも多恵が望美につききっきりになり、自分に構うことなどなかった。

望美がいつ目覚めるかも分からないのに、いつも望美のリハビリにつきっきり。

愛美の寂しさは募るばかりだった。しかし、それを「勉強」と言う形に向けたのか

愛美は広告代理店で、バリバリ働くキャリアウーマンとして、仕事を任されていた。

 

ただ、上司である相沢と付き合っていたのに、いつの間にか振られ、相沢は部下の林田と結婚を前提に付き合っていた。

それでも、愛美は相沢にふさわしいのは自分だと疑わなかった。

新規プロジェクトをクライアントに提案する、プレゼンではそつなくこなした相沢だが

クライアントからの質問にしどろもどろになってしまい、愛美の助け舟でなんとかプロジェクトを任されることになった。

 

満たされない愛美

新規プロジェクトの契約が正式に決まり、喜ぶチームだが、すべては愛美が作り上げた計画。

しかし、喜びあう仲間たちからは蚊帳の外扱いをうけ、愛美はひどく傷つき

再び結人に代行業を頼み「愚痴聞き」をしてもらいながら、ビールをガンガン飲んでいった。

 

挙句に相沢のマンションへ行き、外から叫んだ

「コラァッ!相沢出てこい!」

結人が止めるのも聞かず、相沢に向け叫び続け、止める結人ともみ合いのようなかたちになり

酔った愛美は足元がおぼつかず、その勢いのまま塀に顔をぶつけてしまった。

 

自宅に戻った愛美

結人は愛美を送ろうにも、住まいがわからず、仕方なく多恵の元へ送ってきた。

目覚めた愛美は多恵の手当てを受けていた。

そして「あなたは頭がいいんだから…」と、さらにわかったようなことを言われ

ますます居心地が悪くなり、すぐに実家を飛び出した。

 

愛美の中では「あのプレゼンは私がいなければ成功しなかった」と、いう思いが強くなる一方で

林田がインスタにアップした写真に、怒りが治らないでいた。

そんな愛美の姿を見て、望美は何故前はみんな笑っていたのに、

パパとママは喧嘩して、まなちゃんはイライラしているのかさっぱりわからないが

自分が目覚めたことがいけなかったのか…。と自分を責める気持ちもわきはじめていた。

 

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