北村有起哉主演、ABCテレビ制作実話ドラマ化「ムショぼけ」1話、陣内の出所

ヤクザの構成員だった「陣内宗介」は5千万円の報酬に、目がくらみ舎弟が止めるのも聞かずに、【カチコミ】を決意した。

 

しかし、それは相手に致命傷を負わすこともできず、手に当たるだけという結末。しかも14年の服役がもれなくついてきた。

 

しあわせな家庭生活は、刑務所に入り一変した。妻から送られてきた「離婚届」それ以来家族に会えず14年。やっと会えたのは迎えに来た母親だった。

 

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陣内宗介出所の日

14年の服役を終えて、刑務所から外に出た宗介。そこにいたのは「愛する家族」ではなく、実の母親一人だけ。

 

元ヤクザの構成員だったが、服役中に組は解散し、出迎えも誰も来ない。おもっていたよりあっさりとした出所を迎えた。

 

でも、やっぱり自分の母親は最高に優しかった。すでに「スマホ」の最新機種を用意しており、食卓には宗介の好物ばかりが並ぶ。

 

急いでかき込む宗介に「おかずは逃げんからゆっくり食べえ」と優しく声をかけてくれた。そんな温かさがより身に染みる。

 

しかし、一歩外に出ると自分の知らない世界が広がっていた。

  • いたるところ禁煙
  • レジ袋有料化
  • コンビニでのおしぼりは自己申告
  • 入れ墨に驚く人はいない

 

かるい、カルチャーショック状態だが、昔の仲間に会いにいくと、カタギの仕事で生計を立てて、刑務所では食べられなかっただろう。

 

と、お刺身やビールをごちそうしてくれた。しかしすでに母親が食べさせてくれていたので、あまり感動はなかったが、

 

仲間がいることに安心感を覚えた。しかし、会計の時それは起きた。仲間のさとしが「そこで待っとって」と会計をしていると、

 

つい刑務所の癖で、警護官が後ろからついてきて、誰かとすれ違う時トラブル防止のためか、片方が停止する決まりになっている。

 

しかも「壁を向いて黙とう」をするのが決まりで、宗介は「待て」の合図に反射的に壁に向けて黙とうしていた。

 

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14年の刑務所生活から逃れられない!

さとしと別れた帰り道、宗介は幻聴に悩まされていた。刑務所では常に単独行動はできないため、後ろに刑務官が付く。

 

今も後ろに誰かついてくる。そして宗介が「話す」独り言を禁じる。しかも名前ではなく【番号】で呼ばれる。

 

何をしても、何を言っても刑務官が付いてくる。その幻想に叫びもがいても、またすぐ現れる。そして最後には耳元で・・・

 

【ムショぼけや!】

 

と、つぶやいて行った。それから帰宅してお風呂に入っていても、外からお風呂の窓を開けて覗いてくる刑務官。

 

あまりの騒ぎに母が駆け付けるが誰もいない。宗介だけが「プライバシーの侵害や!!」と騒いでいる。それだけ刑務所では常に

 

警務官の監視の中にあり、常に誰かの視線を感じて生活していた。それが今も抜けないのだ。

 

そして、寝る時でさえ、独り言を言えば刑務官が注意しに来る。それに文句を言うと、母が叱る。通常なら反抗するだろうが

 

「はいっ!!」とまっすぐに布団に潜り込む。独房にいた宗介は話し相手がいなかったので、独り言が多かった。

 

そのため、注意される回数も多かったのだろう。そのため、独り言を言わないように、「日記」を書くようになった。

 

それが、出所してからはスマホで【ブログ】になった。

 

元舎弟HIROの嘘

スマホをだんだん使いこなせるようになった宗介は、動画サイトで昔の舎弟HIROの「動画配信サイト」を見つけた。

 

「元ヤクザの暴露系動画」なのだが、嘘ばかりついている。それに対して文句を言ってしまうが、ひろしはあいつも「再生回数を伸ばすのに必死」だという。

 

と言っても、暴露してみたり、大食いしてみたり、かなり迷走しているようだが、常に相方に女性がいる。

 

まるで2人の会話を覗き見しているような動画となっているが、ある日にアップされた動画に宗介は激怒した。

 

【元舎弟が出所してきた】

 

と、自分の元舎弟が自分のことを【舎弟】扱いし、自分がへまをしたことを軽々しく暴露している。確かに 【カチコミ】はあの時

 

HIROが止めた。しかし、宗介が強引に狙撃したが、大雨のせいかターゲットをうまくとらえることができず、

 

見事に失敗したのに、14年も服役し幸せだった家族も失った。HIROの動画に怒り心頭ながらも、あの【カチコミ】は失敗だったのかもしれない。

 

でも、今更失った「14年」は戻らない。そしてまだまだ幻想や、幻聴に悩まされ、【ムショぼけ】状態が続く。

 

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