フジテレビ「悪魔の弁護人」母の無実を証明した御子柴。そして、罪を償い続ける。

フジテレビ系列で放送されていた「悪魔の弁護人」が最終回を迎えました。

3回にわたり、御子柴が実の母親の無実を弁護する。

と言った内容でしたが、事件について何も語らない母親。

そして、岬検事が出す証拠は不利なことばかりで、御子柴は行き詰りました。

そして、「弁護士廃業」という選択をしました。

 

コンテンツ

出社する洋子に退職金

 

階段から転落死、軽傷を負った事務員の洋子。

事務所に出社すると封筒に入りきらないほどの「退職金」

と、「弁護士を廃業する」という御子柴のメモがありました。

 

しかし、洋子は御子柴を信じていたのです。だからこそ実の母の弁護を最後までやり遂げてほしかったのでしょう。

宝来事務所の宝来弁護士が「それ相応の報酬を受け取ったから、後の案件は私が引き受ける」

と、御子柴の事務所にきましたが、御子柴の復帰を信じ、洋子は宝来に案件を絶対に渡しませんでした。

御子柴の母が「無実である」証拠などどこにもないのに、勢いで言ってしまったのです。

 

検事岬

 

岬検事には許せない人物がいました。

実の父親

法を犯して、罪を償わない弁護士だった父を今でも許せずにいます。

そのため、より「法を守る」ことに正義感を持っているのですが、

実の息子が「法の世界」ではなく、「音楽の世界」で生きていくことを選び

リサイタルへ父と祖父を招待しました。

 

許せない父との再会。

そして、許せない自分がもう一人。「少年法」に守られた御子柴でした。

しかし、御子柴も「罪の償い方を教えてほしい・・・」と

少年法に守られて、「罪を償えなかった苦しみ」と今も向き合っていることを知りました。

岬検事は御子柴に連絡し、法廷へ戻るように促しました。

 

証拠がそろった最終弁論

 

洋子が怪我をしたのは、ルームメイトの新聞記者あすみが書いた記事がきっかけでした。

しかし、あすみ自身も罪悪感にかられていたのでしょう。

いくら、仕事だからと言って、友人を追い詰めるような記事を書いてしまったこと。

そして、憎むべき「死体配達人」を、心から信頼している洋子のひたむきな姿。

 

そこにあすみは心を動かされ、まだ見つかっていない「証拠」を洋子と一緒に探しました。

 

郁美は本当に再婚相手の夫を殺害したのか?

郁美が「ごめんなさい」とつぶやきながらロープを引っ張っていたのは?

 

洋子とあすみは意外な事実にたどり着きます。

郁美の再婚相手は、妻を殺されていました。しかも「精神薄弱状態」のため

犯人は罪に問われませんでした。そこで亡くなった成沢が目を付けたのは

「法で裁かれなかった事件」

それらを調べたサイトに頻繁にアクセスしていたのです。

そして、その中に「死体配達人の母郁美」の顔写真もさらされていました。

 

成沢は最初から郁美を「殺人犯」に仕立て上げるために、熟年お見合いパーティーで近づいたのです。

そして、郁美が殺したように見せかける、数々の偽装工作をして、自殺を遂げました。

何度から証拠品として見つかった「滑車」、成沢と同じくらいの体重の岬検事すら持ち上げることができませんでした。

そして、ロープについた郁美の皮膚片も、成沢がわざと数日前に、郁美にロープで廃材をきつく縛るように指示をしていたのです。

 

すべては、愛する妻を失った成沢が、「裁かれない罪人家族に罪」を着せるためにすべて仕組んだことでした。

そして、郁美が思い出す「ロープを使って人を引き上げるシーン」

は、御子柴の父が8千万という、慰謝料を支払うため、息子のためにできることは

自分の死亡保険金を使うことだけだ。

と、郁美に自分の「自殺を手伝わせていた」過去の事実でした。

 

すべてが終わった御子柴は、みどりちゃんに花を手向けに行きました。

本来は廃業するつもりでしたが、1回目の放送で弁護した亜希子。

亜希子はみどりちゃんの姉でした。

そこに亜希子もやってきて、「罪を償うなら、無実の罪を着せられた人たちを救い続けてほしい」

と、御子柴に言葉を残しました。

御子柴にとって、弁護士を続けることがみどりちゃんへの「罪滅ぼしになった」瞬間でした。

 

 

フジテレビ系列「悪魔の弁護人」御子柴に罪を償うチャンスはないのか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です