「准教授・高槻高槻彰良の推察」season1第5話【髪切り女】【不幸の手紙】引越し先での様々な怪異
いつに増してご機嫌な難波。学食でお気に入りの定食を食べようとしたところ、人にぶつかり荷物がカバンからこぼれ落ちた。
その中に見覚えのない封筒があった。「不幸の手紙」3日の間に5人に届けなければ不幸が訪れる。
深町に相談するも、ならば高槻教授に相談したほうがいいと勧めた。新しい街に興奮する高槻。しかしその他にも今回は怪異はあった。
難波はいつもに増してご機嫌だった。しかも頼んだ定食がとても美味しそうで、喜んで食べようとした。
しかしその時他の生徒がぶつかってきたため、食べようとしていた唐揚げが落ちてしまった。それを拾うとした時にカバンが落ち
カバンの荷物が全て外に出てきてしまった。それを片付けようとした時見覚えのない封筒が目に入った。
確かに自分宛の封筒だが、独特な文字で書かれていた。恐る恐る中を確認すると「不幸の手紙」だった。
この手紙を3日以内に、同じ内容で5人に送らないと不幸に見舞われる。
難波には思い当たる節があり、怖くなって深町に相談した。しかし深町は自分よりも高槻準教授に相談した方が良いとアドバイスした。
その成り行きで、顔が合わせづらい深町は、高槻準教授の部屋へ行くことになってしまった。しかしいとも簡単に解決策を編み出してくれた。
人は古来より、災いが起きると「人型」にその不幸を肩代わりしてもらい、難を逃れてきた。
そのため今回も、5人に手紙を送るよりも、人型を作りその人宛に手紙を送ると良いとアドバイスされた。しかし用意された人型は4人分。
それぞれに名前を書き込み、難波にその人宛に同じ内容の手紙を書くように指示した。しかし残る1人は誰なのか?
それは高槻準教授が、「不幸の手紙の怪異を味わいたい」と言うことで残る1枚は高槻準教授宛に送るように言われた。
申し訳ないと思いながらも、難波は指示通り、人型に書かれた名前宛に手紙を書いて、最後に高槻準教授に手紙を渡した。
そして最終的に全てが終わった後、「不幸の手紙」の由来について話しがあった。もともと不幸の手紙ではなく「幸運の手紙」だった。
このハガキとを同じ内容で9人の人に5日以内にハガキに書いて送ると、その人たちに幸運が訪れる。
といった内容だったため、今後訪れる幸運ならばみんな9人にはがきを書く。すると1人が9人に出す。次の9人が9人に出す。
あっという間にはがきの数は増えていく。そこでこれは問題視された。そして時が経つにつれ、「この葉書を受け取ったものに幸運が訪れる」と言う部分が抜け落ち
それが「不幸の手紙」の由来と言われている。だから不幸の手紙を受け取っても実際に不幸が起きるわけではない。
それを受け取り、警戒している場合、何かいつもと違うことが起きると「不幸」に結びつけてしまうため、不幸の手紙が信じられてきた。
難波が帰った後にすぐ女性が相談に来た。もともとは九州で働いていたが、「声優」になる夢が諦めきれず、反対する父親の意見を無視し
半ば強引に上京してきたばかりだと言う。すでに他の学生たちとは、年齢的にも差があり、焦る気持ちはあるが、いちどは夢に挑戦してみたかった。
しかし九州から出てきて、1番驚いたのはアパートの家賃の高さだった。そこで母親の紹介から、「山口不動産」へ行き、一件のアパートを紹介してもらった。
そしてその時に、ここのアパートの家賃が安いのは「黒髪切り女の怪異」があるからだと説明された。
朝起きると、女性の髪の毛が布団の上に散らばっていたこともあると言う。しかし家賃の安さから、女性はこの部屋に住むことに決めた。
しかしその時から今まで体験したことのない「金縛り」に合うことが多くなり、怖くなってまた山口不動産で違う物件を紹介してもらった。
しかし次の物件でも、不可解な現象が起きるようになり、また山口不動産に行き違う物件を紹介してもらい、結局1年のうちに5回引っ越しをしている。
そして今住んでいる部屋でも、知らないうちに鏡の場所が移動しているなど、おかしなことが起きるので、高槻準教授に相談に来たと言う。
高槻準教授は「黒髪切り女の怪異」は、各地で報告されているが、東京では下町にあたる台東区だと言う。その通りであり、実際に物件を見に行くことになった。
しかし案内してくれた山口不動産の長男は、このアパートに住む住人から、不可解な出来事が起きたと言う事は聞いたことがないと言う。
ただ壁が薄いため、隣の音がよく聞こえてうるさいと言う苦情が来ると言う。そして高槻准教授が次に出た行動は、
実際に今住む女性の部屋に泊まり、女性が体験したと言う不可解な現象が起きるかを、実際に検証すると言う。
しかし助手の瑠衣子は反対した。そこで深町に相談してきたが、今の深町では先生の役には立てないと、一緒にアパートに泊まることを拒否した。
しかし瑠衣子が恐れていたことが起きてしまった。もしかしたら高槻准教授が「怪異」にこだわるあまり
本物の怪異を引き寄せてしまったかもしれない。予定通り部屋に泊まった高槻は、夜おそくになるにつれ、物音がするようになった。
そして玄関から物音が聞こえてきたので、外に出てみると黒い髪が落ちていた。しかし何かに気づいて走り出した。
それを心配して見に来た瑠衣子は、目撃していた。確かに人の気配は感じたが、階段の上から準教授が転がり落ちた時は誰もいなかった。
病院に連れて行こうとしたが、それを拒否したため準教授の部屋へ連れて休ませることにし、そのことを深町に報告した。すぐに深町は駆けつけてきた。
自分がいればこんなことに、ならなかったかもしれない。そんな気持ちにさいなまれる中、健ちゃんがやってきた。
健ちゃんは高槻に昔何があったか聞きたいのか深町に尋ねてきた。しかし深町は先生が話したくなるのを待ちます。と返事をして、
自分が昔不思議な体験をして、それ以来「人の嘘がわかるようになった」と打ち明けた。以前高槻は健ちゃんに「本物の怪異の経験者」と話していたが、
詳細については、本人が話したくなるまで、待ってほしいと言われていた。実際に深町が自分から話してきた。嘘をついた人の声が歪む。
しかし前もって高槻から話を聞いていたので、健ちゃんは深町の話を信じてくれた。高槻は夢にうなされている。それは過去に関係があるのだろうか。
深町はこれ以上先生に危険な思いはさせたくない。と思い何気なく瑠衣子の取材メモを見ていた。
しかしその中に違和感を覚えることがあった。女性は山口不動産のオーナーが、母親の同級生であると説明していたが、
難波に客を装って、女性の友達で同じ学校に通っていると説明し、部屋を紹介してもらうことにした。しかしその時オーナーからは
女性の父親と仲が良く、よく電話をしていると話を聞いたと言う。父親は上京に反対しているはず。となると、オーナーが最初に「黒髪切り女の怪異」を話したのは
女性が恐怖を感じて、地元に帰るかもしれないと言う思いからではないかと推測した。そこで山口不動産へ行き真相を確かめようとしたが、
高槻准教授がそれを聞きつけ、女性とともに山口不動産を訪れた。そして最初に深町は、「本当は母親の知り合いではなく、父親の知り合いですよね?」と尋ねると
オーナーの声が歪んで聞こえた。そこで小さな声で「戻った!」と先生にだけその意味が聞こえるようにつぶやいた。それを安堵の表情で見ていた。
そしてそこから先は高槻から直接説明していった。すべての怪異現象は息子によるものだと言う。自分は夢をあきらめて、父親の会社を手伝っているが、
夢に向けて頑張る女性を応援したい気持ちがあり、実際に紹介した物件が、どんどん声優としての練習がしやすい環境に変わっている。
そして女性が金縛りにあったと言うのは、自分が周りより年齢が行っていることや、焦りなどから極度の緊張状態にあり、それが睡眠に障害をもたらしたこと。それが金縛りの正体。
そして引っ越し先で起きる怪異については、女性を影で見守り応援していた、社長の息子が部屋の中の危険を取り除くため、黙って合鍵で部屋に入り鏡の位置などを変えていた。
そして高槻が泊まったあの日、女性と親しげに話しているの息子は見てしまった。だから高槻を女性から遠ざけたいと思い、嫌がらせのつもりで髪の毛を玄関に置いた。
最初は、女性の父親に協力してオーナーがわざと怪奇現象が起きることを女性に伝えた。しかしその後は、女性を応援したい息子が、留守中に部屋に入り不思議な現象を思わせていた。
その真実を知ると、女性は怒るところが息子に感謝した。自分の為により良い物件を探し、たまたま他の部屋の掃除をしていた時に、
彼女の部屋の異変に気づき、マスターキーで入り、その危険から回避するため物の位置を変えていたことを感謝していた。
そして改めて夢に向かって頑張りたいと言う気持ちが湧いてきた。この怪異はまたもや人為的なものだったが、無事に解決した。
そして深町の耳はまた元に戻ることができた。それは何が原因だったんだろうか?
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