オトナの土ドラ「准教授・高槻高槻彰良の推察」season1第4話深町の風邪と白い服の女性
高槻準教授の民俗学の講義に来なかった深町を心配して、高槻は電話をかけてみた。
すると、とても調子が悪そうな声をしていたので、風邪だと思いゆっくり休むように声をかけた。
しかし深町は、薬を飲みたくても食料も何もなく困っていた。そして何も食べないまま眠っているとあの時の夢にうなされた。
夢にうなされていた深町は、おじいちゃんから飴を食べさせられ、「もう1人は嫌だよ!!」と叫んだところで、祭囃子の音に重なって、
自分が住むアパートのドアをノックする音が聞こえた。ふらふらとドアの所まで行き開けると、高槻が食料を持って立っていた。
「熱があるならやっぱりアイスだよね!」とアイスクリームを出すも「あれ全部溶けちゃった!」と言う高槻に「先生どれだけ道に迷ってたんですか?」と尋ねると、
「2時間位かな」と答える高槻の声が初めて歪んで聞こえた。「じゃぁ先生3時間位道に迷ってたんですね。」と答え、散らかってますがと言いながら先生を家にあげた。
すると高槻はお粥を作りだした。自分の味に納得がいったのか、深町にお粥を食べさしてくれた。深町が食べるまでじっと見つめているので、
深町はなかなか口に入れることができなかった。そこで初めて自分が見ているからと気づいた高槻は、深町に謝って背中を向けた。
改めてお粥を口にして、おいしいですと答えた深町に満足した高槻。翌日には学校に復帰することができた。しかしそんな深町に
初めて難波がフルネームで声をかけてきた。なんでも高槻先生が今度、この学校の卒業生であり女優の更紗との対談をすると言う。
その対談会場に、深町の助手と言う立場で利用して、難波も紛れ込ませて欲しいと言う。講義室で行われたので、紛れ込むのは容易にできた。
彼女は大学在学中にデビューしブレイクしたが、しばらくして作品に恵まれなかったのかこのところぱっとしなかった。しかしバラエティー番組で幽霊を見たことがあると発言したことから
「霊感女優」と世間では騒がれていた。そこで今撮影している映画について、高槻に相談があると言うのだ。なんでも怪奇現象が起きて撮影が進まないと言う。
階段を上るシーンでは、白い服の女性に髪を引っ張られ、階段から転げ落ちたり、セリフの中に女性の笑い声が紛れていたりすると言う。
高槻はその「怪異」に大きな興味を抱き、ぜひその現場を見てみたいと、撮影に同行することをお願いした。そして深町も助手として参加することになった。
しかし風邪をひいてから、なんだか耳の様子がおかしい。いつも歪むはずの母親の声が全く歪まないし、普段歪んで聞こえるので、ヘッドホンが欠かせないのに
ヘッドホンをしない状態でも、周りの声が通常通り聞こえる。本当にみんな嘘を言っていないのか?そんなわけは無い自分の耳がおかしくなったのだ。
そこで深町は助手として同行するのに1人ではなく、院生の瑠衣子も同行してもらうようにお願いした。
撮影現場に到着した時、既に撮影は始まっていた。そして「まわす」と言う言葉が高槻は気になった。
そして撮影の合間を縫って、実際に幽霊の気配を感じたと言うスタッフたちにも話を聞いて回った。
まずは入ったばかりのアシスタントの女性。彼女が見たのは、階段から転げ落ちた際に、横にある鏡を見たとき白い服の女性が通り過ぎるのを見たと言う。
そして音声を担当する男性も「迷惑している」と言いながらも実際に録音された音声を聞かせてくれた。確かにセリフの中に誰かの笑い声が混じっている。
そして大道具などを担当し、最後に撮影所を後にした男性に話を聞くと、電気を消して出ようとすると何か音がしたので振り向くと白い布がふわふわと過ぎていくのを見たと言う。
しかし深町はどんな話を聞いても、声が歪まないことが、自分にとってはとても苦痛に聞こえてきた。今まで歪むことが普通だったのに、これほどまでに歪まないのは初めてのこと。
絶対に誰かが嘘をついているはずなのに、声が誰もないのは絶対におかしい。やっぱり風邪が原因なのか。風邪をこじらせて中耳炎になったのが1番の原因かもしれない。
そんな深町の様子を、高槻はしっかりと見ていた。それでも何も彼を責めなかった。そして深町は瑠衣子に助手を辞めたいと口にした。
しかし、瑠衣子にも何か考えがあるのか、次の撮影にも高槻が行くことを伝えた。深町は自分が何の役にも立たない立場だとわかりながらも、高槻のそばで撮影の様子を見ていた。
すると高槻は、「次のまわすに注意してて」と言った。すると高槻は知っていたかのように、怪奇現象と思われることが起きた。2階に白い服を着た人物が現れたのだ。
急いで2階を確認しに行くスタッフたち。高槻もそれに続いて2階に上がっていくが、そこで全ての謎を解いてしまった。
・通常の怪奇現象なら、誰も怖くて2階に上がってくる事は無い
・先に2階に上がっていった人数と今いる人数が1人増えている
・さっき1階になかったのは大道具を担当した男性
・「霊感女優」と呼ばれたのを利用して、復活を望んでいる
・監督以外で、スタッフの1部がぐるになって怪奇現象を起こしている
はじめは誰もが否定していたが、高槻の謎解きを聞くうちに、更紗がそれを認めた。
「自分はもう31歳になり、どんどん若い子が出てきてお芝居もうまい。過去の自分の作品を超える作品を作りたくて、みんなを巻き込んでしまった。」
と泣きながら真相を話し始めた。「霊感女優」と騒がれたことを利用して、この映画で実際に怪奇現象が起きたことにすれば、
この映画が話題となり、過去の自分のヒット作品を超えることができると思っていた。だから監督以外のスタッフは彼女に協力して、
あたかも幽霊がいるように演技をしていた。高槻がそれに気づいたのは、通常幽霊は固有の名称や容姿などが特定されているが、「白い服を着た長い髪の女性」と言うのはジャパニーズホラーだと言う。
つまり日本のホラー映画によく出てくる幽霊が「白い服を着た髪の長い女性」であることから、幽霊と言えば白い服を着ていると言う固定観念が、今回の謎を解く鍵だった。
深町は高槻の見事な謎解きを聞き、自分は高槻の助手である意味は全くないと思った。なぜなら深町の耳がなくても高槻は嘘を見通せる力を持っている。
そのことを高槻に、助手を辞めることをお願いすると、「僕は深町君がいいの」と言って助手を辞めることを拒否された。
いつも行く幼なじみの古本屋。そこには幼なじみの健ちゃんがいるが、高槻が対談でメディアに露出することを反対していた。
それは高槻が10歳の時に何かに巻き込まれたのか、そのことを身内は公にしたくないと言う思いがあるようで、高槻がメディアに出ることによりそのことを蒸し返しされるのを嫌がるのではないかと心配していた。
しかし、高槻はあれからもう何年も経って顔も変わっているから誰もわからない。と言っていたが、古本屋に高槻の父親の秘書が訪ねてきた。
やはり高槻がメディアに出ることを牽制しに来たのだ。そこで健ちゃんは二度と自分たちの前に姿を現さないように、秘書にくぎをさした。
高槻は10歳の時に、どんなことに巻き込まれたのか。それは公になってはいけないことなのだろうか。そして深町を絶対やめさせないのは、その10歳の時に経験したことが関係しているのだろうか?
フジテレビ運営の「FOD PREMIUM」が一番安心です。
※season2を視聴するには、WOWOWへの加入が必要となります。
申し込み月0円となるので、1日に加入することをお勧めします。
そして、加入者には無料でいつでも自由にWOWOWの番組が楽しめる、「WOWOWオンデマンド」を無料で利用できます。
WOWOWの月額は2,300円となります。
それぞれの断崖 (集英社文庫) [ 小杉健治 ]
その女、ジルバ(1) (ビッグ コミックス) [ 有間 しのぶ ]
フジテレビオトナの土ドラ「#コールドゲーム」放送開始!概要は?
コメントを残す コメントをキャンセル