日テレ「美食探偵明智五郎」最期の晩餐会の始まりは裏切りの始まり。
マリアからの招待状が明智の元に届いた。
その頃、桃子は苺の行方が分からないと上遠野の元を訪れていた。
しかし、連絡が取れなかった明智から連絡が入り、警察をひっそりと去って行った。
コンテンツ
れいぞう子の思い
れいぞう子は明智たちの目の前で「ゴミ粉砕機」に飛び込み自殺した。
しかし、寸前に伊藤が機械のスイッチを切っており、れいぞう子は助かった。
マリアが最後の晩餐の前に「入浴」をしていた。その間に伊藤が料理をしていた。
ほほ肉の煮込み料理を作る姿を見て、れいぞう子は「伊藤への確かな思い」を確信した。
そして、伊藤に助けてくれたお礼を言ったのだが、伊藤の気持ちはマリアにしかないこともわかっていた。
林檎は青森の祖父に電話をかけた。しかし、出たのは叔母。
「どうして泣いているの?」
祖父は亡くなった。その場にいられなかった悔しさも入り混じり泣き崩れる林檎。
しかし、みんなの前では気丈に振る舞うのだった。
苺はマリアに指定されたドレスを着て、3人の晩餐会が始まろうとしていた。
美しい悪に憎悪する明智
今回の「無差別殺人ルーレット」に明智は【美しい悪】と命名し
激しく心の中に【憎悪】を抱いていた。
最後の晩餐のサーブが始まった。林檎、伊藤、れいぞう子が3人にサーブする。
苺は、伊藤への思いを口にした。「自分が作った料理に【毒は入っていないですよ】というなんて、同じ料理人として悲しすぎる」
確かにおいしい料理だった。しかし、苺は伊藤に「おいしくない」と逆らった。
これが最後の晩餐ならもっと料理人として、美味しい心のこもった料理を食べさせて!!
その瞬間、マリアが苺に注射器を突き付けた。トリカブトの毒入り注射器。
その瞬間気を失ったかのような苺、しかし伊藤は「もう遅い!トリカブトの毒だ!」
苺はその場で亡くなったのか・・・!?絶望に絶叫する明智を見て高笑いをするマリア。
マリアは【本物の絶望】を見たかった。それが今目の前にある。喜びに歓喜するマリア。
絶望の人生だった明智
明智は「扇屋」の長男であり跡取り、しかし母親は忙しく愛情に恵まれなかった。
いつも自分の人生に【絶望】をしていた明智は、【希望】を感じた時があった。
それは「苺が作るちくわの磯部揚げ」その料理を食べた時に「生きていてもいい」と感じた。
ソファーに寝かされた苺。しかし、明智は「まだ希望」がある。という。
その時、桃子の異変に気付き尾行してきた上遠野たちが別荘に着いた。
刃物を手に上遠野に向かうマリア、一番嫌いな「希望」という言葉で狂気に狂ったマリア。
上遠野に刃物を向け、警察に手を下そうとした時、高橋の銃弾によりその最期を迎えようとしていた。
しかし、その銃弾はマリアを抱きしめた伊藤の背中に命中した。
裏切った伊藤
明智が言っていた「希望」とは・・・。
いつもマリアに忠実だったマリア。奈落に落ちた時もマリアにワイヤーをつけていた。
しかし、伊藤が注射器の中身をすり替えていた。明智は直感的にトリカブトの毒の効き方と違うことにきづいていた。
そして、おそらく伊藤がその中身を別の毒「ミタゾラムもしくはアゼパム」にすり替えていた。
伊藤は最期に【苺のムース】を用意してれいぞう子たちに見守られなくなった。
逃走したマリア。
伊藤に助けられ、警察の隙をつき逃走したマリアは「あの日の岸壁」にいた。
桃子の運転で駆け付けた明智は、マリアと話すことができた。
「ここから飛び降りて、奇跡が起きたら私を愛して」
警察の到着を桃子が導く間に、マリアは消えた。苺も駆け付けたが言葉なく立去る明智。
その後マリアの行方は分からない。マリアは自ら落ちたのか・・・。
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