青天の霹靂第9話は別の脚本家、圭佑が書けない「書けないッ!!」最終話
予定していた脚本家が急遽降板してしまい、助監督が探してきた脚本家が圭祐だった。
しかし彼は今まで単発ドラマ数本しか書いたことがなく、連ドラ10話を書くなんて全く自信がなかった。
そしてさらにプロデューサーや、俳優から無理難題を押し付けられて、何度も脚本を変更しなくてはいけなかった。
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それでも何とかやった
脚本を書こうとしても、ストーリーのあらすじが決まったとしても、主人公の八神隼人から却下されてしまい、またストーリーを練り直した。
それが学園ものであり、吸血鬼ものだった。しかしそれをどのように表現していったらいいのか圭佑には全くアイデアが浮かばなかった。
考えれば考えるほどに、自分の分身としてつるつる頭をした男が出てきてしまい、全く文字すら書くことができなかった。
そこで妻の奈美が提案した通り「口述筆記」をすることで何とか乗り切ってきた。そして視聴率も初めて連ドラを描いたにしては上々だった。
しかしプロデューサーは不安を抱えたままだった。このまま圭祐に任せていたら視聴率が落ちてしまう。そこで9話だけ人気脚本家に依頼することにした。
全ストーリーを自分で考えて書き上げた脚本でドラマが終了すると思っていた圭佑は大きなショックを受けた。
しかも打ち合わせにやってきた脚本家は、今までのストーリーを全て読み、最終回をどのように持っていきたいかを聞いてきたが、
圭祐の中ではまだそこまで出来上がっていなかった。そこで最終回はどんな方向にでも持っていけるように変えていきますと宣言して帰っていった。
そして約束通り、翌日には脚本が出来上がり、既にその脚本で撮影することが決まっていた。
しかしその夜、家族全員が驚くことが起きた。主役を務めている八神隼人が圭祐を訪ねてきたのだった。
あまりの出来事で驚いたが、八神の要求はすべてを圭祐に書いてほしいと言うことだった。9話の脚本読んで納得がいかないと言う。
ストーリーはあまりにもありがちで、どこかで見たようなストーリーばかりかき集めたような脚本だった。それでは面白くないと八神は思った。
だからこそわざわざ家まで訪ねてきたのだった。そこで圭祐にすぐにプロデューサーに電話するように指示をした。
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思いがけない告白
圭佑が電話している間、隼人は全く口をきかない空のことが気になっていた。そして自分から話しかけて行ったが、空が口にしたのは思いもよらないことだった。
- お父さんは別の女の人と会っています
- お姉ちゃんは実のお父さんと会おうとしています
- お母さんは吸血鬼の本を書いています
八神には何のことか分からなかったが、それはそのことが誰にも言えなくて苦しんでいた。そしてつい聞かれたから言ってしまった。
しかし女の人は、「脳冷却法」をやっている女性であり、怪しい関係では無いことを仙川が証言した。
そして絵里花が実の父親と会いたがっていること、そして会おうしたこと、それは空が自ら尾行して、実の父には会っていないことを証言した。
そしてなぜ合わなかったかと言うことについては、仙川が「実のお父さんは今のお父さんだから」と直前になり会うことをやめたと証言した。
そして脚本については、プロデューサーに電話をして、全て自分で書かせてほしいと懇願した圭祐だったが、
プロデューサーは意外にもあっさりと了承してくれた。そうなると急いで9話を書き上げなきゃいけない。
朝5時までかかり、9話を書き上げることができた。そしてプロデューサーたちに原稿を見てもらった。そしてOKをもらったが、
意外にも先に八神隼人が台本を読んでおりすでに気にいって、この脚本で撮影に入るつもりでいることがわかった。
となるとすぐに、10話の原稿書き上げなきゃぐらいはいけない。どうしたら良いのか一生懸命考えたがアイディアが浮かばない。
するとつるつる頭が出てきてしまった。そして「お前は俺の分身だから。お前が考えている事は俺が考えている事だ」と言って握手を求めた。
仙川には見えない相手と圭祐が話してると思っているが、圭佑はちゃんとつるつる頭と和解することにした。
最後まで「スキンヘッド」と呼ばれることなく、自分の存在を認められたつるつる頭は少し寂しそうだった。
しかし最終話についてのアイデアがどんどん浮かんできた。ハッピーエンドでもなく残念な終わり方でもなく圭祐らしい終わり方になった。
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富豪教師Q最終回
なんと最終回放送日、八神隼人が一緒に最終回を楽しみたい!と圭祐の家に来た!よっぽど気に入ったドラマだったのだろう。
いよいよ最終回の放送が開始された。神宮寺は財閥の御曹司だが、「吸血鬼」としてうまれてしまった。
しかし、生き延びるにはB型の女性の血が必要であった。そのため女子校の教師となり、血を吸っていた。
しかし、一部の教師が異変に気づく。B型の生徒だけ、成績がアップしている。そんな時、他の教師が大怪我をして輸血が必要になった。
神宮寺は惜しげもなく、ストックしてあった血液を提供したが、新たに赴任してきた教師はB型以外の血しか吸わない吸血鬼。
しかし、逆に吸われた生徒は成績がガタ落ち…。2人は対立するようになるが、神宮寺は自らの危険を顧みず、ライバルの血を吸うことで消滅させた。
そして、成績が下がった生徒の血を吸い、神宮寺は永遠の眠りにつき、生徒達の危機を救った。
視聴率は14%台。初めて一人で担当したには、圭祐の奮闘は認められるべきだろう。
そして奈美が、執筆していた「ブラッディーミュージック」は大ベストセラーとなり、ドラマ化したいと、東海林プロデューサーのライバル
涌元プロデューサーがドラマ化を申し出てきた。奈美はひとつ条件をのんでくれるなら。と答え、
圭祐は再びドラマの脚本を書くことになった。しかし、奈美の書いた小説そのものを表現したい。登場人物のセリフを変えたくない!
またもや、圭祐の「書けないッ!!」日々が始まった。
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