TBSドラマ綾瀬はるか×高橋一生主演「天国と地獄」を見終わって。究極の愛とは?

TBSのオリジナルドラマ「天国と地獄」が最終回を迎えました。公式ホームページには「究極の愛にたどり着く」と書かれていました。

 

しかし、内容的には二卵性の双子の弟が、兄の犯罪を全て被ろうとし、自分が犠牲となろうとしているところに、

 

刑事である彩子と魂が入れ替わったことにより、時代が大きく変わってしまった。

 

 

コンテンツ

日高陽斗と言う男性

日高は一言で言えば「どこまでも優しい男性」しかしそれは、1つ間違うと自分の命をも差し出す自己犠牲愛を持っている。

 

まさにサイコパスな人間だった。そのため、15分の差で生まれた兄が考えた「犯罪」を未然に防ぐため、犯行に及ぶであろう家に前もって侵入し、

 

兄の犯行を止めようとしていた。しかし最初は間に合わなかった。すでに殺害された後であり、そこに清掃用具が置かれたことにより

 

自分が、兄から「試されている」と敏感に感じ取ってしまった。もしこの痕跡を全て消さなければ、弟は兄を見捨てることになる。

 

そして、弟がきれいに痕跡を消してしまえば、兄は次の犯行に及ぶことができる。つまり兄の夢を応援することになる。

 

しかし、弟は自分が開発した洗剤で、兄が犯行を犯した痕跡を全て消してしまった。兄に次の犯行に及ぶように指示したも同然だった。

 

だからこそ、次の犯行からは壁に書かれた数字を見て、リストからそれらしき人物の家に前もって侵入していた。しかし兄の犯罪を止めることができなかった。

 

彼の優しさが間違った方向へ動いた瞬間だった。兄にはもう残された時間がない。自分は15分の違いだけで裕福な家に育ったが、

 

兄は15分の違いで、幼い頃から辛い目に遭い、社会人になってからも理不尽なことをされパワハラに遭いうつ病発症していた。

 

そして、極めつけに余命まで宣告されている。そんな兄の最後の願いを優しい弟が止めることができるだろうか?

 

彼が優しすぎるが故に、兄の犯行を止めることができなかった。そのかわり兄の犯行の痕跡を消すことができた。

 

そして2人は二卵性の双子と言うつながりではなく、「共犯者」と言うつながりでしか絆を確かめることができなくなっていた。

 

しかし最後の現場に、幼い頃交換したお互いの歯が落ちていたことから、弟は兄がいつまでも自分のことを思っていたことを初めて知った。

 

本当はもっと違う出会い方をしていれば、2人の運命は全く違うものになり、弟は兄の命を救うことができたかもしれない。

 

 

彩子と言う女性

彩子は幼い頃に「濡れ衣」を記されたことにより、理不尽な社会を覚えてしまった。そのことにより理不尽な社会を正すため警察官になった。

 

警察官になることこそが、世の中のルールを守る術であったから。そして理不尽なことを行う人を正す場所でもあった。

 

しかし、その正義感の強さゆえに、日高と真っ向から対立し、ハプニングで階段から転げ落ちたことにより2人の魂は入れ替わってしまった

 

警察官になった日高は、兄の犯行を隠すため様々な細工をしていたが、公務員であるため自由に休みを取ることができない。

 

しかし日高になった彩子は、比較的自由に動けるため、今起きている不可解な連続殺人事件について、民間人として調べる事はできた。

 

様々なことを調べるうちに、「日高陽斗」と言う男性が、自分が思い描く男性像とはまるで違うことに気づいていく。

 

そして、彼の優しさにより守られている何かがあると気づく。その優しさのベールに包まれたのは何か?

 

その向こう側にあるものに気づいたとき、本当の日高の姿を目の当たりにすることになる。

 

それは、自分の命をも差し出して、守るべきものを守る究極の優しさが彼にはある。そして知らず知らずにそこに惹かれていく自分がいる。

 

そしていつの間にか、日高であることに違和感もなくなり、彼の魂を愛する自分に気づき始めた頃、再び2人は入れ替わった。

 

その瞬間に、日高は兄と自分を守ろうとしていることに気づく。そんな日高の究極の優しさに、彩子が気づいた。

 

だからこそ、日高が殺人犯でない証拠を一生懸命に探した。1秒でも早く日高を解放したい。それが彩子にできる唯一の優しさ。

 

 

究極の愛の形

朔也の石を袋に戻しすれ違った時、袋がひかりを放ち2人は瞬間に入れ替わった

 

そしてごく自然にお互いを認識し、再び入れ替わり生活がスタートすることになった。

 

そこで見えてくる「究極の愛の形」とは、日高陽斗は彩子のためならば自分の命を差し出すことを惜しまないだろう。

 

そして、彩子はそんな優しさを隠し持ち、自分を強く見せようとする日高を優しく見守り続ける。

 

日高が堂々と命を差し出す太陽ならば、彩子はひっそりとそれを見守る月

 

そして、2人は満月で入れ替わり一緒になることはない。しかし、互いにそばにいなくても魂で愛し合う

 

日高が取調室で、どう答えるか考える時、彩子は日高をどう救うか考え、2人の魂は呼応し合うように、同時に鈴が鳴った。

 

人として愛し合うのではなく、魂がお互いに愛し合う。

 

そんな関係にたどり着いたのではないだろうか!?時としてその愛は2人を、天国にも地獄にも陥れてしまう。

 

 


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日高はすべての犯行を認め、死刑になろうとしている「天国と時刻」最終回

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