日本テレビ『私たちはどうかしてる』15年前の真実にたどり着く嘘

横浜流星×浜辺美波主演『私たちはどうかしている』

15年前に起きた老舗和菓子店【光月庵】での若旦那死亡事案。

父と同じ部屋にいたのを見た。という息子『椿』の一言だけで

住み込み職人の大倉百合子は逮捕され、取り調べが進まぬまま故人となった。

そして、娘の七桜（なお）は椿の一言だけで全て失った。

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和菓子を作り続ける七桜

小さい頃から喘息持ちで、病弱な七桜は床に伏していることが多かった。

同い年の和菓子屋の息子椿は、七桜を喜ばせようと、外の風景を写真に収め見せてくれた。

しかし、七桜にはその色は色がなく、1人孤独な世界にとじこもっていることを、さらに強く感じさせるだけだった。

そこで和菓子職人だった母が、七桜に和菓子作りを教えてくれた。

それはまるで、夢のような世界で初めて色を見たような喜びを感じることができた。

母を失い、1人になっても住み込みの和菓子職人として働き続けた。

しかし世の中は、甘くはなかった。

「花岡七桜の母は人殺し」

とお店に頻繁にメールが届くようになり、七桜は住み込みの店を追い出され、修行の場を失った。

そんな時に、茶道の家元の娘で、七桜の作る和菓子を気に入っている真由が、結婚することになった。

真由は大好きな七桜が作る和菓子を引き出物にしたいと考えていた。

しかし結婚相手も贔屓にしている和菓子屋の和菓子を引き出物にしたいと考えていた。

そこで七桜の知らないところで、この2つの和菓子を対決させたらどうだろうかと言う話が持ち上がっていた。

お題は「桜」

七桜はもっと自分の和菓子の世界を広げるため、この対決にかける事にしたが、

対決相手の和菓子屋は『光月庵』

そう、15年前七桜の人生ががらりと変わってしまったあのお店だった。

当然対決相手は椿になるだろう。ギリギリまで迷ったが七桜は対決を受けることにした。

ある朝起きると母、百合子の姿がなく、七桜は探しにいくことにした。

しかし、何かがおかしい。

急に雷が鳴り出し、その光景はますます恐ろしいものに見えた。

血まみれで倒れる若旦那。その側に手を血だらけにした椿がいた。

そして振り向く椿の頬には、血がべっとりとついていた。それが雷の光でますます不気味に七桜には見えた。

そして、犯人を指差す椿の指先。赤く染まった指先は自分の母を指していた。

それ以来七桜は「赤色」を見るとパニックに陥るようになっていた。

つまり「桜の花」の色を出すには赤色が必要だが、その赤色が使えない。

しかし、七桜は見知らぬ男性から母からの手紙を受け取り、勝負に挑むことにした。

『私は何もやってない』

この対決に勝ち母の無念をはらしたい。

しかし赤色が使えない、七桜はどんな和菓子を披露するのだろうか。

3色の桜を表現した椿に対し、七桜は緑の葉桜、中に桜を忍ばせた。

しかし、この対決は最初から勝敗が決まっていた。贔屓にしている『光月庵』の顔を立てるため

評価は七桜の方が良かったが、新参者が入る隙はなかった。

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