「うきわ-友達以上、不倫未満-」1話、夫の転勤で広島から東京へ、そこである様々な出会いに窒息感を覚える

中山夫妻は結婚2年目。夫の拓也が広島支社から、東京本社へ異動に伴い、2人で社宅へ引っ越してきた。

 

隣に住む人へあいさつを・・・。と尋ねると、そこは拓也の直属の上司の二葉さん夫妻の部屋だった。少し安心した気持ちになり、

 

挨拶を済ますと、二葉さんのところでは「あの二人はまだ新婚感があっていいわね。」と言いながら、あいさつでもらったお菓子を夫にあげてしまった妻。

 

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新鮮さを感じない生活


聖は引っ越し挨拶のお菓子を食べながら、途中で夫の一に「どうぞ」と不愛想に渡した。初めは気に入らないのかと思ったが

 

これ美味しいよ」というと、「あなたが好きな味だと思った」と聖は返してきた。特にお菓子が気に入らないのではなく、7年という生活の中で

 

得た夫好みの味を熟知していたからだった。つまり、先ほど挨拶に来た2人にみたいに、これからお互いの知らない部分を知っていく「新鮮味」がもうない。

 

ということだったのかもしれない。お互いが仕事を持ち、色々分担しながら仲よく表向きはやっているが、一はどこかぎこちなさを感じていた。

 

妻が自分より早く出勤するのはわかっているが、せっかく淹れたコーヒーを一口だけでも飲んで欲しいし、なんとなく2人でいる時間が少なくなってきている気がする。

 

そして、いつものように妻が出勤した後、自分も出勤するが、麻衣子が玄関掃除しているのに出くわし、いってらっしゃい」と言われ、なんだか新鮮な気持ちを味わった。

 

会社にはもちろん麻衣子の夫が、本社異動の挨拶をしていたが、どうやら大学の同級生がいるらしい。聞きたくもないのにお昼時間に女子社員の梨沙が教えてくれた。

 

ないはずの予定

一が買い物をして帰ると、麻衣子もいくつも袋を抱えて買い物から帰って来た。しかし、夫は「部で飲み会があるからごはんいらないって

 

と、言ってきた。そんな話しはなかった。などと一は言えなかった。おそらく同級生の女性と飲みに行ったのだろうと、察しがついたのか、嘘だと舞衣子を傷つけたくなかったのか。

 

そして、麻衣子は2人分のごはんを作り、明日の朝ごはんに冷蔵庫にしまった。そして引っ越しの段ボールなどを片付けていたが、ふとなかなか崩せない段ボールを

 

ひっくり返して底からたたいたら意外にあっさり畳めた。なんとなくストレス解消みたいにどんどん箱を片付けた。これで荷物もひと段落。

 

でも、なぜか寂しさを感じる。荷物は哲也が大切にしているものを優先して、持ってきたから処分する物はしてきた。その中に自分の物もあった。

 

なんだか寂しい。自分の部屋なのに哲也の思い出ばかりが飾られている。そんな時一が自宅でトイレの水を流した音がきこえた。(こんなに隣の音が聞こえるのか・・・)

 

と、驚いてしまったが、なんとなく壁一枚隔てて、そこに「誰か」がいてくれる安心感はあった。そして、夜中に帰宅した哲也は二日酔いで、結局朝ごはんもろくに食べなかった。

 

そしてその夜も帰りが遅くなる。と言ってきた。でもやっぱり仕事ではなく、大学の同級生福田歩と2人で飲んでいた。前日は梨沙がいたが今日はいない。

 

一方、二葉さんの家で週1回妻が夕食を作っている日。だが、帰宅するとすでに妻はいなかった。「急に仕事が入ったので会社へ戻ります」と料理だけが置かれていた。

 

麻衣子は何となく片付けが終わりベランダにいた。すると一が話していたので【返事】をしてしまったが、実は電話をしていただけだった。舞衣子は一に謝ったが

 

2人で防災壁を隔てて座りなんとなく話し出した。すると一が「今下からそっちへ行きました!!蜘蛛!!」驚く麻衣子、一は蜘蛛を獲り逃してしまい、下のベランダへ行った蜘蛛を見ていた。

 

麻衣子もつられて2人で蜘蛛を見ていた。なんとなく2人の間で程よい空気が流れ、日常の【窒息感】が和らいだ気がした。

 

そしてカレンダーを確認すると、妻は明日陶芸教室。そしてその翌日は結婚記念日。妻が帰ってきて2人で晩酌をしようとして、陶器のグラスを2つ出そうとしたので

 

一はなんとなく、「缶のままでいいよ」とグラスは使わなかった。というより使いたくなかった。妻が作った物だが、使いたくないのだ。なんだか居心地の悪さを感じる。

 

キャスト

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原因の確認

一は仕事が終わっていつもまっすぐ帰るが、「居心地の悪さ」の原因を確かめるため、ある場所に車を止めて待機していた。

 

そこはもうすでに閉店した、妻が陶芸を習っているお店。仕事でいつも帰りが遅い妻が通常の時間に間に合うように来るのか、でもやはり閉店してから妻は現れた。

 

しまった扉をノックすると、先生と思わしき男性が出てきて、妻の肩を抱いて中に招き入れたが、その時の妻のとてもうれしそうな顔。少なくとも自分には見せない。

 

そして、翌朝結婚記念日。洗面所で出勤の準備をしているうちに、妻は先に家を出た。洗面所から戻ると「結婚記念日おめでとう」とうメッセージと共に、箱があった。

 

開けると、妻が作ったらしき夫婦茶碗。しかし、一はうれしさより怒りがどうしようもなくこみあげてきて、1個を今まさにたたきつけて割ろうとした。

 

すると隣から舞衣子の大きな声で「あっ!!忘れ物!!」【いったぁ~~~!!!】と聞こえてきて、そこに気を取られて茶碗を割るのをやめた。

 

しかし、麻衣子は夫が忘れたスマホを取ろうとしたら「車救急110番」というメールが立て続けに入り、最後に「今日もうちにこれる」とハート入りメッセージが来た。

 

夫は仕事で遅くなったんじゃない。誰かの家に行っていた。名前で登録できない。すなわち【女性】の家に・・・。途端に息が詰まる思いで動けなくなった。

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