「部長と社畜の恋はもどかしい」2話、大人の関係!進歩したまるちゃんの恋
今日も様々な見積もりや、契約書の作成を頼まれ、「喜んで!!」と引き受けるまるちゃん。
どんどん付箋がデスクに増えていくが、引き出しの中の秘密兵器【フラック・ボンバー】で召喚!!
周囲が話しかけても気づかないくらいに、仕事に没頭している。そのくらい彼女にとっては必須アイテムなのだ。
コンテンツ
大人なんだから・・・
新年会の後、定時部長と二次会をして、酔いつぶれた挙句に体の関係を持ってしまった。
でも、それはまるちゃんが今まで知らない「優しい手」をした、定時部長に触れることでもあった。
仕事はとても厳しいのに、ベッドではとても優しくて、とろけるような時間を過ごしたこと。
酔っていてもしっかりと覚えている。そんな余韻を引きずり出勤していると、定時部長に遭遇。
「昨日のこと、大人なんだからわかるよな・・・?」
と、言われ、わかっていてもわかりたくない。大人だからと【割り切った関係】でも、まるちゃんは「わかってます」
と、うなづくしかなかった。心機一転「割り切った関係を乗り越えた大人の女性に成長」したまるちゃん。
仕事に没頭することで忘れるまるちゃん
定時部長のベッドでの優しさは、油断をすると仕事中でも思い出してしまう。だからいつもより余計に仕事を引き受け
【召喚】して、全集中して甘い夜を忘れたいまるちゃん。でも、油断するとあの甘さが蘇る。
そんな時、隣のデスクの三森さんが、「1つ目の契約書はできましたが、2つ目がわからなくて・・・。」
と、話しかけてきたが、まるちゃんは「じゃあ、私がやっておく」三森さんは「そうじゃなくて」
と、言っても、まるちゃんは彼女が「契約書の作成を教えて欲しい」ことに気付かずコーヒーを取りに行ってしまった。
その間に、三森さんは「今日中に見積書の作成をお願いね。」と上司から依頼されたが、今日中に彼女がこなせるものではない。
そこで、戻って来たまるちゃんに「実は今日実家から両親が上京して来ていて、夕食の約束をしているので、外せないんです」
と、頼まれた見積書をまるちゃんに投げてしまった。引き受けたまるちゃんもわかっていた。その本心を。
でも、問い詰めないまま、定時で上がる全社員を見送り、人事の諌山にバレないうちに残業を済ませて、
帰ろうとすると諌山がやって来て、ちょうど帰るところだったのでセーフ!と思いふと片付けながら、
三森の作成した1つ目の契約書を見ると、ミスだらけでこれを提出したらトラブルになりかねない。
こっそりとカバンに忍ばせ、持ち出し禁止の書類を持ち帰り直すことにした。しかし、部署を出たところで
定時部長が自販機を使用した音に驚いて、荷物を落としてしまった。「それは何だ?」と持ち出し禁止の書類を注意されたが
そこに諫早が来た。実は定時部長と同期同士。話しているうちにカバンの荷物を片付けたところで話しが終った。
定時部長は「うちに来るように」というと、まるちゃんを自宅に連れ帰った。もしかして・・・。と期待するまるちゃんだが、
さっき見つかった契約書の件で、仕事を手伝ってくれるのだった。そして、総務部権限で書類の持ち出し申請をしてくれた。
仕事をしていると、見積もりからSNSが来た。ライブにはしゃぐ写真。しかしすぐに【削除】された。
やっぱり彼女は嘘をついていた。まるちゃんは知っていて、彼女の仕事を全部引き受けた。
仕事が終わると、部長が「ミネストローネ」を用意してくれていた。食べているとまるちゃんは涙が止まらなかった。
「わかっていたんです。彼女はライブに行くのが好きだから・・・。でも、なんだか悲しいです」
と、泣くまるちゃんに部長は「丸山は優しいな。ふつうは悲しいではなく、怒るところだ。」と頭を撫でてくれた。
「もう電車はないな」と部長が言ったところで、現実に戻ったまるちゃん、時計は12時をとっくに回っていた。
色々妄想が膨らむまるちゃん
部長から着替えを借りて、部長のベッドで一緒に眠ることになったが、まるちゃんの妄想が止まらない。
「一人暮らしなのに、こんなに広いベッドで・・・もしかして夜な夜な【大人なんだから】・・・」
と、妄想していると、部長に声をかけられたが「さすがに今日は疲れているか」と部長はあきらめた。
まるちゃんはこれを超えたら「大人の関係と割り切れなくなる」と自制していたが、再び部長の優しさに触れたくなり
「私、こう見えても中高バレー部で体力だけは自信があります!!」と宣言し、部長と再び体を重ねることになった。
もう戻れない、大人の道ではない、恋の道へあるきだしたかもしれないまるちゃん。
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