TBSドラマ「この恋あたためますか」残された新谷と北川の思い
新谷の電話が鳴った。父からの電話だった。めったに電話を寄越さないのか、急いで電話に出た新谷。
どうやら父は倒れたらしい。そして入院が必要になり、商店街のお祭りがあるのに、店が開けられない状態だった。
そこで息子にピンチヒッターをお願いする電話だったのだ。
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店を開ける新谷
ちょうど週末で仕事も休みだったので、新谷は実家の洋菓子店の手伝いをしていた。
父親が作り出したケーキのレシピは頭に入っているのか、ほとんどのケーキを作り店頭に並べた。
ほぼ作り終えた頃に、北川が店にやってきた。そして手慣れたように厨房に入りエプロンをした。
以前にもこの店を手伝ったことがあり、新谷のお願いもあり、まだ作っていない3つのケーキを作ることから手伝いが始まった。
やっとすべてのケーキが揃った頃、北川は新谷に聞いてみた。「なぜ樹木ちゃんにお願いしないの?せっかく2人きりになれるのに」
すると新谷には、本当の気持ちを北川に明かすことになった。
新谷の劣等感
新谷は洋菓子店の息子として育ち、父が厨房でケーキを作るのを間近で見てきた。
もちろん、跡継ぎとして覚悟していたのだろうが、父がつがなくていいと言うので、今はスイーツ部の厨房で働いている。
と言うのも、樹木が新谷の弱点を既に見抜いていた。新谷は自分から提案することができないのだ。
ここをこうしたらもっと良くなるとか、こういう飾り付けにしたら目を引くとか、そういった提案ができないのだ。
だからこそ、自分自身の気持ちで作っていく洋菓子店を継ぐよりも、言われたレシピをその通りに作る、コンビのパティシエの方が自分に合っていると思った。
しかし、樹木が現れたことにより、見事にその弱点を見抜かれ、どんどん新しい提案をする樹木に対して
多少なりとも劣等感があり、今回の手伝いを樹木にお願いすることができなかったのだ。
電話に出ない浅羽
時をみては北川は浅羽に電話をかけているが、一向に電話に出ることがなかった。そしてかけ直してくることもなかった。
恋人同士でありながら、お互いに週末の行動を特に報告しあってなかったので、北川は浅羽が旅行に行っていることを知らなかった。
しかし、新谷の携帯が鳴り樹木から楽しそうな夕食の写真が送られてきた。それを見た北川は唖然とした。
楽しそうに夕食を囲む中に、浅羽の姿があったのだ。なぜそこに彼がいるのかはわからない。動揺する北川に
「僕たちも週末の予定を、お互い報告してないのだから、おあいこと言うことで」と北川を励ました。
しかし、おそらく北川は互いの行動を知らなかっただけではなく、その写真に写る浅羽の表情が、自分といる時よりも心底楽しそうに映っていたことがショックだったのだろう。
新谷も浅羽と樹木が、一緒にいることにショックを受けたが、それはそれで仕方ないと諦めた。
いったい4人の恋は、どんな方向へ向かっていくのだろうか?
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