霧島の動きを阻止したい2人の【竜】が本格的に動き出す「竜の道」

晃を代表取締役に昇格させ、自由に動けないようにした父霧島。

そして、竜一は兄の晃を取り込み、「キリシマ運輸」専属のコンサルティングとして雇う。

竜二は【三栗谷】について、徹底的に調べるがガードが固く

弱点が出てこない。そして、三栗谷は竜二に正々堂々とまゆみを奪うと宣言した。

 

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広報になった砂川

 

笑わない奈緒より、砂川は愛想が良かった。

そのため、取材が殺到してきた「UDコーポレーション」の広報に砂川をつけた。

しかし、すぐに調子に乗ってしまう砂川は、メディアに社長の写真を撮らせてしまった。

竜一はすぐに削除させた。もし、顔写真が出てしまうと【裏社会】に動きがバレてしまう。

それだけは、避けなければ計画が台無しになる。

 

しかし、フリーライターでビジネス関連の記事を書いている【沖】という男性が

竜一に近づいてきた。どのような素性なのか知らないが沖は執拗に、竜一に近づこうとする。

必要以上に探られないように竜一も用心しなくてはいけなくなった。

 

行動に出た三栗谷

 

竜二は国交省でキャリアを積み重ね、実力と信頼を勝ち取ってきた。

キリシマ急便のことについても、抜かりなく調べていた。

その中で、三栗谷が動き出した。

まゆみをものにするために、竜二を失墜させる。

そのため、わざとミスするように三栗谷は、竜二宛の指示書を渡さず黙っていた。

 

そのことを竜二は上司にとがめられ知った。

三栗谷が自分をはめようとしている。そのことに気付き竜二も動きを慎重にするように心がけた。

その頃、三栗谷はまゆみと会っていた。

「まゆみさんが好きになってくれなくてもいい。僕はキリシマ急便が欲しい」

そうはっきりまゆみの前で宣言した。

すなわち、まゆみに興味はなく、結婚後もお互い自由であり、

ただ、キリシマ急便を手中に収めるために結婚という手段を取るだけ。

つかみどころのない三栗谷だと思っていたが、案外あざとい男だった。

 

兄に会う美佐

 

美佐は「和田さんはお兄ちゃんに似ている」といいながら、不思議と惹かれていく。

勤務する小学校で「SNS使用禁止」をどうするか?

という問題が起きた。そこで「ITに長けている」和田に相談しに行った。

そして、兄の竜二について話しながら、両親は幼い頃「事故死した」と口にしたのだった。

 

竜一は言葉に詰まったが「お気の毒でしたね」と言葉をかけることしかできなかった。

美佐は気づいていない。

和田が竜一だとは気づいていない。

まだ大丈夫だ。美佐が気づいたら計画が進まない。

 

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